日本市場での携帯ゲーム機の勢いは、もはや「異常」といっていいレベルになりました。ニンテンドーDS(以下DS)の普及台数は2000万台を悠々と突破。ゲーム機として過去に例のない数字を達成しつつ、いまなお他のゲーム機を圧倒するペースで売れ続けています。 プレイステーション・ポータブル(以下・PSP)の普及ペースも順調です。普及台数は、およそ750万台といったところ。こちらも、いまなお勢いを止めることなく売れ続けています。 DSとPSPを合計してみると、発売から3年で2700万~2800万台の普及を達成したことになります。 これは、とんでもない数値です。 たとえば、ここ数年間の、年間のテレビ出荷台数は800万~900万台です。テレビそのものの総普及台数は1億~1億2000万台だといわれています。つまり、携帯ゲーム機という名の「モニターがついている機器」は、テレビの販売台数よりもハイペースで普及し