参院は3日午前の本会議で鳩山由紀夫首相の施政方針演説など政府4演説に対する2日目の代表質問を行った。首相は小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件について「検察による事実解明も処分も定まっていない。報道の域を出ていない。検察による解明を待つのが肝要だ」と述べた。 首相が「小沢氏の潔白を信じる」と繰り返し発言していることには「共に苦労を分かち合い政権交代した同志の『自分は潔白だ』という言葉を信じるのは当然だ」と強調した。 自らの偽装献金事件に関連し、実母から受けた資金12億6千万円の使途については「裁判で事実認定が確定したあとに検察からの資料の返還を待って検証を行うよう弁護士に依頼している」と理解を求めた。今後の責任の取り方に関しては「身を粉にして国民の期待に応えることが使命だと決意している」と述べた。 いずれも公明党の山口那津男代表の質問への答弁。山口氏は