人間は年を取るとわがままになるものだ。周りが迷惑顔でも知らんぷり。批判されると「何が悪い」と開き直る。その上、「国を憂えている」なんてエラソーに言われると、ちゃぶ台をひっくり返したくなる。 新党「たちあがれ日本」が、参院選で使う略称を「日本」と決めた。「新党日本」(田中康夫代表)が、これまで衆院選や参院選で使っていた略称だ。 「選挙を管理する総務省は頭を抱えています。表向きは『公職選挙法上は問題ない』とコメントしているが、略称とはいえ、同じ名前の政党が2つ存在するのは憲政史上初となる珍事。新党日本の田中代表サイドに説明に出向くなど対応に追われています」(事情通) 「日本」票が両党で案分となれば、2度の国政選挙で略称が有権者に浸透している「新党日本」の不利は明らかだ。一般社会では、こんなはた迷惑は許されない。 「不正競争防止法は、有名な屋号や称号を不当に使ってはいけないと定めています