5000万円の「徳洲会マネー」問題をめぐり、新たな事実とウソが次々に発覚している東京都の猪瀬直樹知事。もはや辞職は“既定路線”となり、永田町や都政関係者の間の最大の関心は「ポスト猪瀬」に移っている。そんな中、安倍自民が担ぐとみられる“本命候補”の名前が急浮上してきた。ズバリ、下村博文・文科相(59)である。 猪瀬は論外として、今度の知事は、よほどヘマをしない限り、7年後の東京五輪でも知事を務めるだろう。巨大な利権が絡むイベントだから、安倍官邸もウマが合う人物を知事に据えたいはずだ。 これまで舛添要一や小池百合子といった名前が取り沙汰されてきたが、舛添は過去に自民党を飛び出した男だし、小池は安倍や森元首相との不仲説がささやかれているから、安倍自民としては躊躇がある。そこで、下村なのである。永田町関係者がこう言う。 「下村は現職大臣だから知名度はあるし、東京選出で都民にも名前は知られてい