これまで夫婦別姓の議論には賛否両論さまざまな意見が出てきています。今回は山本さん(仮名)の実体験を通して、選択的夫婦別姓制度の必要性について検証していきます。 山本さんは30代の女性です。2年前に結婚しました。しかし、結婚が決まってから数ヶ月の間は食事も喉をとおらず毎日、「死にたい、死にたい」と言っていたそうです。どうしてでしょうか? 実は山本さんは長女として実家の姓を継ぎたい、結婚で姓を変えたくないと子どもの頃から思っていたそうです。そのため、姓にこだわらないと言ってくれる男性を選んでお付き合いをしてきました。今の夫とも、彼が姓にこだわりがないことを確認してからお付き合いを始めました。しかし、結婚の話になった時、彼のご両親は女性側が姓を変えるべきだと言いました。彼も、自分の姓は変えられないと言うようになりました。 山本さんは父親と一緒に「彼の姓を変えていただけないか」と彼のご両親にお願い