岐阜県内の新型コロナウイルスの感染者が若年層で増加する中、感染が確認された高校やその生徒に関する情報が会員制交流サイト(SNS)で拡散されている。部活動の大会辞退や再休校に加え、SNS上の誹謗(ひぼう)中傷によって、生徒間では動揺が広がっており、専門家は「情報との向き合い方を含めた精神的なケアが喫緊の課題」と訴える。 7月16日に岐阜市の公立高校で教諭の感染が確認された後、ツイッターには、高校名にハッシュタグ(検索目印)を付けた投稿が瞬く間に増えた。「(高校の生徒が)塾にいる やばい」「自覚なさすぎ」といった中傷のほか、「バス、あぶない」という不安をあおる内容が相次いだ。一部の部活動が予定していた大会への出場を取りやめたことに対し「対戦相手も嫌だろう」「なんでこんな大事な時期に感染したんだ」と非難の声も書き込まれた。他の高校に感染が広がると、感染経路を詮索する投稿も見られた。 SNS上の誹