「ゲイツ後」の世界では、OSの地位は相対的に下がる。アプリケーションとハードの中心だったOS、すなわちWindowsに代わり、新たなIT基盤が登場するからだ。ネットサービス、仮想化…。「次のWindows」を巡る主導権争いはすでに始まっている。 米マイクロソフトが3年ぶりに開催する秋の開発者会議「PDC」。5月28日に発表されたプログラム概要がちょっとした話題を呼んでいる。 PDCは次期Windowsの新機能をお披露目するのが恒例。だが、今回に限っては「クラウド(Cloud)」という言葉が幅を利かせる。 2010年にも出荷予定の「Windows 7(開発コード名)」はすっかり脇役扱い。「マイクロソフトはWindowsからクラウドに舵を切ったのか」。米国ではそんな憶測も出ている。 「Windows」。コンピュータの歴史で最も多くの人に利用されたソフトウエアだろう。パソコンを一部のマニアのおも
米マイクロソフトのビル・ゲイツ氏が6月で経営の一線を退いた。30年続いた「パソコンとソフトウエア」時代は終わりを告げる。次をリードするのはグーグルなのか。マイクロソフトの連覇はなるか。「ゲイツ後」の世界を展望する。 大型連休明けの5月7日、来日会見に臨んだ米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長はご機嫌だった。 6月いっぱいで経営の一線から退くゲイツ氏。国内では“現役”最後とあって、会見場には300人近い報道陣が詰めかけた。 「コンピュータの革新は始まったばかり。今後10年間で人と機械のインタフェースはガラリと変わる」「テクノロジの革新は若い世代から起こる。私も若いころは新しいソフトの開発に夢中だった」。 四半世紀にわたってIT業界をリードしてきた巨人は、持論を展開した。 「ゲイツが一線を退いても何も変わりません。むしろ最近は『変わらない』というメッセージを積極的に打ち出そうとしているほどです」
アップルのスティーブ・ジョブズ氏に健康不安説、企業の公表責任は――フィナンシャル・タイムズ 2008年7月25日(金)17:34 (フィナンシャル・タイムズ 2008年7月23日初出 翻訳gooニュース) サンフランシスコ=ケビン・アリソン スティーブ・ジョブズが先月、アップル社の世界開発者会議で基調講演のために登壇したとき、やせ細ってやつれたその様子に心ざわめいた人は多いだろう。アップル創設者のジョブズ氏が2004年にすい臓がんと戦ったことを知っている人は、複雑な思いにかられたに違いない。 この会議の後に飛び交ったジョブズ氏の「がん再発説」を、アップル社は急いで火消しして回り、自分たちの最高経営者はただ単に「ありきたりな」風邪を引いているだけだと説明した。 しかし今週になって、ジョブズ氏の健康不安説が再浮上。アップル社の四半期ごとの電話会議で、ウォール街のアナリストが聞きにく
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