米国商務省が中国ファーウェイ、ならびに傘下の半導体設計子会社ハイシリコンテクノロジーズ(海思半導体)への規制を強めたことが波紋を呼んでいる。今回の措置は特にハイシリコンの動きを止めるための、いわば「狙い撃ち」的な要素が強い。すでにTSMCはハイシリコンからの新規受注を止めたもようで、今後の先端プロセスを中心に稼働率の低下や設備投資戦略にも影響を及ぼしそうだ。ファーウェイとしてはハイシリコン製チップの生産委託先変更やチップ調達先の多角化によって、これを乗り切りたい考えだが課題も多い。 米国製半導体装置が対象に 今回の規制は米国製半導体製造装置も対象に含めていることがポイントとなっている。これにより、米国製装置を使ってハイシリコン向けにチップを製造した場合、米国政府の許可を取る必要が出てきた。ハイシリコンのチップ製造を受託していたTSMCはこの規制が施行された場合、原則ファーウェィ向けの生産お
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