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ブックマーク / business.nikkei.com (22)

  • TBSラジオ「Podcast撤退」は復活の狼煙:日経ビジネスオンライン

    同社は月間5000万件のダウンロードを誇るPodcast大手。アナウンスは理由をこう説明する。「企業努力を重ねてきましたが、費用的負担が大きかった」。今後はあらかじめ音声データ全体をダウンロードするのではなく、聴取しながら逐次データを取り込んで聞くストリーミング配信サービス「TBSラジオクラウド」に移行する。 配信番組の数は大きく変わらない見通しだが、リスナーにはこれまで慣れ親しんだ聴取方法の変更を迫ることになる。これを機に、TBSラジオの番組配信から離れるリスナーも出てくるかもしれない。この決断が「苦渋の選択」であることが、アナウンサーの神妙な口ぶりから伝わってきた。 05年の配信開始から「黒字1度もない」 「反発や批判は覚悟のうえでした」。インターネット事業推進室の萩原慶太郎氏は語る。萩原氏はタレントの深夜トーク番組などを担当したこともあるプロデューサーで「ラジオ局の『コンテンツ力』に

    TBSラジオ「Podcast撤退」は復活の狼煙:日経ビジネスオンライン
  • ナイアンティックがAR技術を外部提供、メタバースへの流れに抵抗する理由

    ナイアンティックがAR技術を外部提供、メタバースへの流れに抵抗する理由
  • 聞こえ始めたVoiceTechの鼓動

    2021年初頭、Twitter(ツイッター)の音声版ともいわれる「Clubhouse(クラブハウス)」が日市場を席巻したのは記憶に新しい。その後、クラブハウスの勢いは急激に失速したものの、多くの人が改めて「音声」が秘める力に気づいた。 テクノロジーはメディアが一方的に情報を発信する環境を一変させた。ツイッターは文字、YouTubeは動画という手段で、個人による情報発信を可能にした。もちろん、音声もまた、比較的古くからポッドキャストなどの情報発信手段はあったものの、利用は一部にとどまっていた。 だが、2019年には音楽ストリーミングサービスを手がけるスウェーデンのSpotify(スポティファイ)がポッドキャスト関連企業の米Gimlet Media(ギムレット・メディア)と米Anchor(アンカー)を買収。今年に入ってからは米ツイッターが、同じくソーシャルポッドキャストサービスを手がける米B

    聞こえ始めたVoiceTechの鼓動
  • SME元社長の丸山氏「レコード会社はもういらない」

    ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)元社長の丸山茂雄氏は、DREAMS COME TRUE(ドリカム)などを世へ輩出した日音楽業界の重鎮だ。その丸山氏が「レコード会社はもういらない」と話す。真意はどこにあるのか。 丸山茂雄(まるやま・しげお)氏 早稲田大学商学部卒、読売広告社を経てCBS・ソニーレコード(当時)に入社。1998年にソニー・ミュージックエンタテインメント社長。佐野元春氏、ドリカムなどを輩出したとされ、小室哲哉氏のマネジャーも務めた。「丸さん」との愛称で慕われている。(写真:陶山勉) 音楽産業に長年携わってきましたが、レコード会社の役割はどのように変遷してきたのでしょうか。 丸山茂雄氏(以下、丸山氏):音楽って、歴史とリンクしているんだよな。1960年代までは歌謡曲、LPレコードが記録媒体、ラジオがプロモーションメディアだった。当時、作詞家や作曲家はレコード会社

    SME元社長の丸山氏「レコード会社はもういらない」
  • 札幌から突然世界へ レコード会社脅かす“DIYアーティスト”

    「サウンドクラウドで良いバンドを見つけたら女子高生だった、すごい」。こんなツイッター上の投稿をきっかけに、Telefonの再生数が急増した。ラウスバブの2人は北海道在住の高校2年生。レコード会社にも所属しないまま、知る人ぞ知る存在となった。 ラウスバブの結成は20年3月で、まだ1年しかたっていない。2人は同じ高校の軽音楽部に所属し、別のバンドで活動していた。新型コロナウイルスの影響でライブハウスでの演奏の機会がなくなり、学校に集まって曲を制作したり練習したりするのも難しくなった。 2人が目を付けたのがテクノ音楽。岩井さんが日のグループ「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を入り口にはまり、高橋さんも岩井さんの影響を受けた。テクノ音楽であれば、楽器がなくても曲を作れる。自宅でも、遠隔でも制作しやすい。さらに2人は、発表の場をライブハウスでなくネットに決めた。 「ゴールデンルート」に

    札幌から突然世界へ レコード会社脅かす“DIYアーティスト”
  • スクープ パイオニア、DJ機器事業から完全撤退へ

    投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)とパイオニアが、傘下でDJ機器世界最大手のパイオニアDJの売却交渉に入ったことが日経ビジネスの取材で4月30日、明らかになった。現在はKKRが85%、パイオニアが15%の株式を保有しているが、ともに株を手放す方針とみられる。経営危機に陥ったパイオニアはファンド傘下で再建中。売却が実現すれば、DJ機器事業から完全撤退することになる。 KKRとパイオニアは買収者を募る入札を既に始めており、ゴールデンウイーク明けに1次入札の締め切りを迎える。事業会社や投資ファンドなどの入札が予想されており、応札を検討しているファンド関係者によると「最終的な売却金額は600億~700億円程度になるのではないか」という。 パイオニアDJはディスクジョッキー(DJ)がクラブなどでダンス音楽を演奏する際に使うDJ機器の世界最大手。パイオニアが選択と集中の一環とし

    スクープ パイオニア、DJ機器事業から完全撤退へ
  • 現金決済にこだわる「サイゼリヤ」、社長が真意を明かす

    現金決済にこだわる「サイゼリヤ」、社長が真意を明かす
  • 釧路発、「中小企業が消えた街」がたどった40年

    経済の先行きに不透明感が強まる中、注目を集め始めた中小企業の「淘汰論」や「不要論」。この大胆な理論を実行に移すとすれば、社会の混乱を防ぐために少なくとも次の2つの条件をクリアすることが欠かせない。 ①消滅する中小企業が生み出している付加価値を、残された企業(大企業中心)でカバーする。 ②消滅する中小企業が生み出している雇用を、残された企業(大企業中心)でカバーする。 2019年版の中小企業白書によれば、全ての日企業に占める中小企業の比率は99.7%に上り、GDPのおよそ4分の1を支えているとみられる(2015年時点で25.4%、分母のGDPは531兆円で試算)。雇用でも日の全雇用の約7割(68.8%)の受け皿になっているのが現実だ。 生産性の低い中小企業の淘汰を説くデービッド・アトキンソン氏の言う通りに、中小企業を半減させれば、残された企業が補わねばならない付加価値と雇用は膨大にな

    釧路発、「中小企業が消えた街」がたどった40年
  • 90万人割れ、出生率減少を加速させる「子ども部屋おじさん」

    2021年に90万人下回ると予想されていた日の出生数が、2年前倒しで90万人割れとなる見込みが濃厚となった。厚生労働省がこのほど発表した人口動態統計の速報値によれば、2019年1月から7月の出生数は前年同期比5.9%減の51万8590人で、今年の出生数が90万人割れするのはほぼ確実となったからだ。国立社会保障・人口問題研究所は17年、19年の出生数は92万1000人で、90万人割れするのは21年(88.6万人)とする推計を出していた。 想定より早いペースで少子化が進んでいることに対しては、団塊ジュニア世代(1971~74年)の高齢化が進み、出産適齢期でなくなったことや、20代の女性が578万人、30代の女性が696万人と、出産期の女性の数自体が減っていることが主な理由に挙げられる。しかし、こうした人口動態の変化は、17年時点である程度把握できていたはずだ。なぜ狂いが生じたのか。 問題を見

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  • JASRACは何と戦っているのだろうか

    音楽著作権をめぐる問題は、当欄でもこれまでに何回か取り上げている。 この問題は、私が「テクニカルライター」という肩書きで、IT(当時はまだ「IT」という言葉は発明されていませんでしたが)まわりの原稿を書いていた1980年代から90年代にかけて、いくつかの媒体で記事化している。 当時から私の立場はわりと一貫している。 この20年ほど、私は、日音楽著作権協会(=JASRAC。以下「ジャスラック」と表記します)が著作権使用料を要求する対象が拡大の一途をたどってきたことに、その都度 「行き過ぎじゃないか?」 「その要求は無理筋だと思うが」 と、違和感ないしは疑義を表明してきた。 もちろん、ジャスラックから回答なり反応なりが返ってきたことはない。 私が一方的にいいがかりをつけてきただけの話だ。 一時期は、「ジャスラック」という単語を自分の原稿の中に書く時に、必ず 「シャイロック、じゃなかったジャス

    JASRACは何と戦っているのだろうか
  • 跡継ぎが会社を変える 廃業危機の乗り越え方

    関西で中小企業の跡継ぎが家業を生まれ変わらせようと動き始めている。地域経済の地盤沈下に抗い、「革新」を成功させた先輩たちがコーチ役に。廃業危機をどう乗り越えるか。全国の中小企業再生のモデルにもなり得る。 「もっと輸出を増やしたいのだけどそれには壁があって……」 2018年10月24日、大阪市北区のビルの一室で30歳前後の若手経営者10人が議論を始めた。集まったのは金型部品、寝具、和装小物など業種も業態もまちまちな関西地区の中小企業の後継者たち。目的は「どうやって家業を作り替えるかのアイデアをぶつけ合うこと」(大阪市の老舗刃物店、一文字厨器の3代目、田中諒専務)。発想を磨いて生き残る中小企業になろうというのだ。 この日、議論の中心になったのは、大阪市の貿易会社、小林順蔵商店の2代目の次男、小林研二朗専務。同社はもともと羊毛の輸入が柱だったが、5、6年前から日酒の輸出を始めた。 もっとも、大

    跡継ぎが会社を変える 廃業危機の乗り越え方
  • ブルネイ「同性愛者は死刑」の衝撃、アジアに広がるイスラム回帰

    ブルネイ「同性愛者は死刑」の衝撃、アジアに広がるイスラム回帰
  • ワンマンは創業者だけに許される特権なのだ

    34歳の福原悠平さんは昨年4月、創業者で父の福原昭一さんのあとを継ぎ、フクハラファームの社長に就いた。前回この連載で紹介したように、悠平さんの課題は、父親の卓越した技術をいかに受け継ぐかにあった(9月14日「『ICT活用農場ですね?』に『順番が逆です』」)。それは、外野がもてはやすようなシステム化ですぐ実現できるほど簡単なものではなかった。 今回はその続編。「カリスマ創業者からの経営継承」という重い課題に、福原悠平さんはどう向き合おうとしているのか。最後に触れるように、父親の昭一さんは今もピンピンしていて、日々農作業に従事している。後進に道を譲るべき「老い」の気配はかけらもない。ではそもそも、福原悠平さんはどんな経緯で2代目の社長に就くことになったのか。 農家の後継者問題には、いくつかのパターンがある。1つは農業の収益性の低さを嘆き、「息子には継がせられない」とあきらめるケースで、ほとんど

    ワンマンは創業者だけに許される特権なのだ
  • ワインのごとく、ポルシェの匂いを嗅ぎ分ける男

    ワインのごとく、ポルシェの匂いを嗅ぎ分ける男
  • 「舌出し」プレーがスーパーアスリートの条件?

    「舌出し」プレーがスーパーアスリートの条件?
  • 広がる“ソーシャルスポンサーシップ”の可能性

    広がる“ソーシャルスポンサーシップ”の可能性
  • アップルのスピーカー端末、AIより音楽を推す謎

    「ホームミュージックを再発明する」――。2017年6月5日(米国時間)に開催された「WWDC 17」で米アップルは、事前の予想通り「Amazon Echo」対抗となるスピーカー端末「HomePod」を発表した。AI人工知能)アシスタントを強調する競合に対して、アップルがHomePodで強調したのは音の良さだった。 アップルが今回発表したHomePodは、2017年12月に米国、英国、オーストラリアの3カ国で発売するスピーカー端末だ。米国での価格は349ドル。同社のAIアシスタント「Siri」が利用できるという点でHomePodは、米Amazon.comが2014年末に発売した「Amazon Echo」や米Googleが2016年11月に発売した「Google Home」、米MicrosoftAIアシスタントを搭載して米HPなどが商品化する予定の「Cortana搭載スピーカー」などに追従

    アップルのスピーカー端末、AIより音楽を推す謎
  • イノベーションに不可欠な「意図的な偶然」

    村上春樹さんの小説『騎士団長殺し』には創造的な経営やイノベーションにとって大切なことがたくさん書かれていて、筆者がほぼ同時期に出版した『模倣の経営学 実践プログラム版』と内容で共通する部分がある。 前回は、『騎士団長殺し』の第2部「遷ろうメタファー編」に対応して「創造のための隠喩」や「なぞかけ」について考えてみた。メタファーをイノベーションにつなげるには、「意図的な偶然」があることを述べた。 意図的な偶然というのは、いかにも矛盾した表現に思われるかもしれない。それでも、このようにしか言い表せない。成り立たないようで成り立つという意味では、これは矛盾ではなく逆説、すなわちパラドクスなのだろう。「意図した偶然のパラドクス」とでも呼んでおこう。 セレンディピティ それでは具体的にどうすればよいのか。ヒントは『騎士団長殺し』の主人公の姿勢にある。異次元の世界で主人公は困難に直面しながらも、感覚を研

    イノベーションに不可欠な「意図的な偶然」
  • 会社には「理念」より「メタファー」が必要だ

    「パンク」を経営の基礎に置くイギリスのビール会社が世界中で急成長している。ただ若者のファンを獲得するための「味付け」としてパンクを標榜しているわけではない。それは、「メタファー」として機能しているという。一体どういうことだろうか。 世界中で熱狂的なファンを獲得するBrewDog(ブリュードッグ)。その快進撃はとどまるところを知らない。2015年の売上高は前年比51%増の4473万ポンド(約65億円)、直近5年間の売上高の伸び率は平均69%、営業利益の伸び率は平均12%である。 資料によると、従業員は580人(2015年12月)。オフィシャルバーは世界中に45カ所。世界50カ国にビールを出荷。もはや、いわゆる「地ビール会社」の枠を超えて、世界的な飲料企業として成長を遂げている。2017年にはアメリカのオハイオ州に2カ所目となるブルワリーがオープンする予定で、また蒸留酒(スピリッツ)に参入し、

    会社には「理念」より「メタファー」が必要だ
  • スポーツ心理学者が明かす本番に強い人の共通点

    近年、スポーツ界で注目を集めている「メンタルトレーニング」。結果を出す選手たちの多くは、トレーニングで心を整えることによってプレッシャーを乗り越え、大舞台でも怯むことなく実力を発揮し続けているという。 このメンタルトレーニング、実はスポーツのみならずビジネスの場面でも応用できる。例えば、「重要なプレゼンのときほど、プレッシャーを感じて思うように振る舞えない」「お客さんを前にすると緊張して、いつもの力が出せない」などと、持てる力をうまく生かせないビジネスパーソンにも、うってつけのメソッドだ。 そもそも、実力とは何だろう。技術力や体力のことだろうか。しかし、たとえ技術力や体力に優れていても、メンタルの弱さゆえにプレッシャーに押しつぶされ、「ここぞ!」というときに力を発揮できなければ実力があるとは言いがたい。たとえ練習では活躍している努力家でも、番で活躍できなければ力を認められにくいのが現実。

    スポーツ心理学者が明かす本番に強い人の共通点