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  • 『続・人類と感染症の歴史』の第9章「SARSとMERS」を公開します。 - 丸善出版 理工・医学・人文社会科学の専門書出版社

    トップ > ニュース一覧 > 『続・人類と感染症の歴史』の第9章「SARSとMERS」を公開します。 『続・人類と感染症の歴史』の第9章「SARSとMERS」を公開します。 2019年末より中国湖北省武漢市でコロナウイルスによる新型肺炎の感染が確認されました。2020年には日本国内でも感染が確認され、現在もその影響の拡大が報道されています。それを受けて小社では同じコロナウイルスが原因とされる感染症である、SARSとMERSに関する知見をより多くの方に提供することが、恐れ過ぎず、冷静な対応ができる一助になると考え、著者である加藤茂孝先生のご厚意により、2018年に刊行した『続・人類と感染症の歴史-新たな恐怖に備える』より「第9章 SARSとMERS-コロナウイルスによる重症呼吸器疾患」を公開いたします。 権利の関係で一部の画像を非公開にしております。2020年7月までの公開を予定していますが

      『続・人類と感染症の歴史』の第9章「SARSとMERS」を公開します。 - 丸善出版 理工・医学・人文社会科学の専門書出版社
    • 戦前昭和の軍部台頭を招いた「健全財政」の呪縛

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        戦前昭和の軍部台頭を招いた「健全財政」の呪縛
      • Daily Life:『〈現在〉という謎』の感想

        March 03, 2020 『〈現在〉という謎』の感想 編者の森田さんよりご恵贈いただいた。 www.keisoshobo.co.jp/book/b477659.html 最近はいただいた本でもなかなか読む時間がとれず、お礼もままならないことが多い。しかし、本書については著者の一人である谷村さんが追加の論考「一物理学者が観た哲学」を公開され、著者間でかなりの行き違いが生じているらしいことがわかった。哲学者と科学者の対話は私にとっても大きな関心事であるので、本書を通読して感想を述べさせていただこうと思った。 そういう経緯であるので、以下の感想は谷村さんのノートに触発されて書き始めたものである(ずいぶん時間がかかってしまったが)。しかし、今回の感想は『〈現在〉という謎』の本に限定して書いており、谷村さんのノートの内容や、谷村さんのノートにさらに反応していろいろな人が書いたものは念頭においてい

        • 「懐かしラノベ愛好会」が“ゼロ年代を含むそれ以前の単巻ラノベ”のオススメを募ってみた

          懐かしラノベ愛好会 @naturanoclub 懐かしラノベが好き! ラノベの過去作品の魅力を伝えたい。 #懐ラノ であなたのオススメの懐かしラノベを教えてください。ラノベの定義不問、ジャンル不問、ゼロ年代含むそれ以前で時代不問。管理運営は大吉堂(@toyritz)です。 大吉堂(10代の心を刺激する古本屋) @toyritz 大阪市阿倍野区の 10代をテーマにした古本屋。YA(ヤングアダルト)やライトノベル、児童書、ジュブナイル、ファンタジー、ミステリ、SFなど「10代の心(実年齢問わず)を刺激する本」を扱っています。 何もしなくていい場所 #10代のヒミツキチ 、懐かしラノベ愛好会(@naturanoclub)やってます。 daikichidou.web.fc2.com 懐かしラノベ愛好会 @naturanoclub みんな大好き単巻ラノベ。だから懐ラノでも聞いちゃいます。あなたのオス

            「懐かしラノベ愛好会」が“ゼロ年代を含むそれ以前の単巻ラノベ”のオススメを募ってみた
          • 流動化を否定するあまり交渉力を失った労働組合 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

            昨日紹介した『POSSE』51号ですが、他にも引用したくなる名台詞がけっこう点在しています。 鼎談の次に載っている今野さんと中村天江さんの対談「経団連のジョブ型推進と労働組合の交渉戦略――雇用の流動化により労働条件の交渉力は高まる⁉」の、「流動化を否定するあまり交渉力を失った労働組合」という一節でのやりとりは、戦後型企業別労働組合にとって厳しい言葉が並びます。 今野 興味深いですね。もともと日本の労組は解雇なども絶対に反対してきましたが、世界のスタンダードだと、絶対反対ではなくて、どのようなルールで解雇するかが焦点になります。日本は降格も絶対に反対です。条件交渉がジョブ的なものに接近していけば、恐らく労使交渉も成立するのでしょうが、歴史的には絶対反対した結果、すべて経営が決めるようになっています。 中村 私自身は、雇用の流動化に消極的なことは、労働組合にとっても望ましくないと考えています。

              流動化を否定するあまり交渉力を失った労働組合 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
            • 【2021年9月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

              今月は歴史専門書の数が多いです 2021年7月~9月の世界史関連新刊紹介です。 本記事はざっと流し読みをして気になる本をメモしていただくか、ブックマークして書店を訪れた際に見返すかして使っていただけるといいかと思います。 今回は50冊あります。目下の国際関係を反映してか、中国関係の書籍が非常に多いのが特徴です。それではどうぞ。 注目の新書・選書 新書・選書からは9冊。個人的な注目は『高地文明―「もう一つの四大文明」の発見』『書物と貨幣の五千年史』です。 1.『日韓関係史』 木宮 正史 著 岩波新書 2021/7/20 税込924円 日韓関係史 (岩波新書 新赤版 1886) 作者:木宮 正史 岩波書店 Amazon 日韓関係は、なぜここまで悪化してしまったのか。交流が増えるにつれて、日韓の相互理解は進むはずではなかったのか。――その謎を解明するため、本書は一九四五年から現在に至る歴史を、北

                【2021年9月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
              • 歴史で学ぶ量子力学【2】「自分が物理学など何も知らない喜劇役者だったらよかったのに」 - ナゾロジー

                20世紀のはじめ、第一次大戦が終りを迎えた頃、物理学は光の「波動説」と「粒子説」の2つの間で揺れていました。 光が矛盾するどちらの性質でも成り立ってしまうことに皆が困惑していたのです。 1922年にアーサー・コンプトンによるコンプトン効果の発見によって、アインシュタインの光量子仮説は決定的なものになっていました。 コンプトン効果とは、電子にX線をぶつけたとき、弾かれて散乱したX線の波長が伸びるという現象です。波長が伸びるということは、X線がエネルギーを失っていることを意味しています。 衝突でエネルギーを失うという現象を古典物理学で説明するなら、ビリヤードのようにぶつかった玉が運動量の一部を相手に奪われた、ということになります。 波は運動量を持たないため、古典物理学の解釈ではX線を波と捉えたまま、散乱で波長を伸ばす理由が説明できませんでした。当時の物理学がコンプトン効果を理解するためには、X

                  歴史で学ぶ量子力学【2】「自分が物理学など何も知らない喜劇役者だったらよかったのに」 - ナゾロジー
                • 私をつくった中公新書/読書猿

                  森毅/竹内啓『数学の世界 それは現代人に何を意味するか』 安西祐一郎『問題解決の心理学 人間の時代への発想』 稲垣佳世子/波多野誼余夫『人はいかに学ぶか 日常的認知の世界』 中公新書について書く機会をいただいた。私は新書と文庫で育った人間なので(若い頃、高い学術書はいろんな意味で手が届かなかった)、思い出す中公新書は数え切れないほどある。しかし3冊を選ぶ、という約束なので、ここでは、自分が書いたり考えたりしているもののきっかけとなることで、今の読書猿をつくってくれた中公新書たちを取り上げたい。 『数学の世界』(通巻番号317)は、性向も文体も読者層もまるで異なると思われる二人、森毅と竹内啓を会わせる(合わせる)企画が愉快である。 対談、座談の多い印象のある森だが、この本はその中でも出色の一品。大抵の場合、森毅のキャラクターが場の空気を制圧して、対談全体がゆるくホニャララなものになってしまう

                    私をつくった中公新書/読書猿
                  • 【書評】お盆終わりに読みたい『日本人のための第一次世界大戦史』(板谷敏彦・著) : やまもといちろう 公式ブログ

                    アフガニスタンからアメリカが撤退し、民主主義とはなんであるかが強く問われる事態となっているわけですが、日本を取り巻く環境もまた一変して、米中対立から台湾海峡有事で日本が再び冷戦の最前線に立たされる恐れが出てきている昨今であります。 世界の政治と対立の歴史というダイナミズムについて、とりわけ近代世界史を知り、その中の日本とは何だったのかを思い致すのに最適なテキストが本書『日本人のための第一次世界大戦史』(板谷敏彦・著)であります。 読め。 【Amazon】はこちら→ 日本人のための第一次世界大戦史 (角川ソフィア文庫) 舞台装置として、いまでも喧伝される世界経済の大いなる結びつきと、進展するブロック経済、発展する鉄道や海軍力など輸送手段の拡大、メディアの役割、モザイクのような国家ごとが目指すむき出しの国益の姿… さまざまなものが、第一次世界大戦の話のはずなのに相似形として現代日本の迷える姿に

                      【書評】お盆終わりに読みたい『日本人のための第一次世界大戦史』(板谷敏彦・著) : やまもといちろう 公式ブログ
                    • 澤田晃宏『ルポ 技能実習生』(ちくま新書) 8点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

                      7月20 澤田晃宏『ルポ 技能実習生』(ちくま新書) 8点 カテゴリ:社会8点 過去に技能実習生をとり上げた優れたルポというと、安田浩一『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書)が思い出されますが、同書が出たのが2010年。あれから10年経っているわけです。 技能実習生制度に関しては多少改善がはかられているものの、失踪者が絶えないなど、相変わらずさまざまな問題が報じられています。それにもかかわらず技能実習生の数は増え続けています。その原因の最大のものは日本における労働力不足というプル要因ですが、本書はプッシュ要因にも注目しています。この10年で実習生の送り出し国のトップは中国からベトナムに変わりましたが、著者はそのベトナムで取材することによって日本を目指す若者が絶えない要因を明らかにしています。 そして同時に、制度のはらむ問題や、実際にトラブルに見舞われた実習生、「ひどい」としか言い

                      • ノエル・キャロル『芸術哲学』:目次とリーディングリスト - obakeweb

                        Carroll, Noel (1999). Philosophy of Art: A Contemporary Introduction. Routledge. 最近読んだ、ノエル・キャロル[Noël Carroll]による分析美学の教科書『Philosophy of Art: A Contemporary Introduction』(1999)が、入門としてかなりよさげだったので、紹介記事を書いておこう。 ロバート・ステッカー[Robert Stecker]の『Aesthetics and the Philosophy of Art: An Introduction』(『分析美学入門』)が2010年(初版は2005年)なので、本書は一昔前の教科書になる。ステッカーが幅広いトピックを扱っているのに対し、キャロルが扱うのは基本的に「芸術の定義」だけだ。環境美学、フィクション論、芸術の存在論、

                          ノエル・キャロル『芸術哲学』:目次とリーディングリスト - obakeweb
                        • 趣味の物理学書店・物理数学

                          物理を学ぶには数学が必要です。 しかし「数学の専門書」はやたら厳密で 物理に必要のないところに 重点が置かれていることがあります。 やる気に満ちている初学者を想定して 読みやすそうな本を集めてみました。 やさしすぎたり難しすぎたりして 読者を選びそうなものは 表示の負担を減らすために テキストリンクのみにしてあります。 書店入り口へ

                            趣味の物理学書店・物理数学
                          • 単純化した構造で歴史を語る危うさ『グローバル・ヒストリー』

                            「開国」という言葉に違和感がある。 なぜなら、江戸時代は鎖国をしていたというが、オランダや中国、朝鮮や琉球、アイヌと交易を行っていたからだ。近代化に向けた啓蒙のニュアンスを感じるからだ。 確かに、鎖国方針の停止は大きな転換点だ。しかし、普通にあった西洋以外との交易を無視して、欧米との交易開始を、「国を開く」と強調することにもやっとしている。 ドイツの歴史学者・ゼバスティアン・コンラートによると、この「開国」というレトリックは、日本だけでなく、中国、朝鮮にも適用されているという。西洋以外とのつながりを無視し、欧米との関係の開始を際立たせるために用いられる表現になる。 コンラートは同様に、「国民」「革命」「社会」といった概念に注意を向ける。あまりに馴染んでしまっているので普通に見えるが、これらは、ヨーロッパの局地的な経験を、普遍的な理論として他の地域に押し付けるための用語になるという。 ヨーロ

                              単純化した構造で歴史を語る危うさ『グローバル・ヒストリー』
                            • 受け継がれていくSF――『2010年代海外SF傑作選』まもなく発売!(選者・橋本輝幸)|Hayakawa Books & Magazines(β)

                              2010年代に発表された海外SF短篇を選りすぐった日本オリジナル・アンソロジー『2010年代海外SF傑作選』発売(12/17・木)までもう少し! 『2000年代海外SF傑作選』同様、本作の編者を務めた橋本輝幸氏による、収録作品見どころガイドを掲載いたします! 『2010年代海外SF傑作選』まもなく発売! 橋本 輝幸(SF書評家) 2020年12月17日発売予定のアンソロジー『2010年代海外SF傑作選』の内容をちらりとお見せします。90年代にデビューしたピーター・ワッツ、チャイナ・ミエヴィル、テッド・チャンを除けば、おおむね1970年代後半から1980年代前半に生まれた、私にとっては同世代の作家が収録されています。 1. 「火炎病」ピーター・トライアス/中原尚哉訳★初訳 2. 「乾坤と亜力」郝 景芳/立原透耶訳★初訳 3. 「ロボットとカラスがイーストセントルイスを救った話」アナリー・ニュ

                                受け継がれていくSF――『2010年代海外SF傑作選』まもなく発売!(選者・橋本輝幸)|Hayakawa Books & Magazines(β)
                              • 【年末年始おすすめ】マーケター向け書籍10選(マーケティング・サイエンス)|マーケティング・アナリスト/小川 貴史/(株)秤代表

                                (株)秤代表取締役社長/(株)カーツメディアワークス  シニアコンサルタントの小川と申します。企業のマーケティング支援と書籍「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」出版や宣伝会議「マーケティング分析講座」講師など、マーケターに分析ノウハウを共有する活動をしています。共有するノウハウのテーマは確からしい戦略を導くためのマーケティング・サイエンスです。 年末年始おすすめのマーケティング書籍10選をまとめました。戦略を導くマーケターを目指すかたへ、まず1冊目はコレを、2冊目はコレを。と考えたオススメ順番①~⑩で紹介します。選定基準は主観です。私は独学から書籍を出版するまでに至りました。何から学べば良いかすら分からずに浪費した時間は1,000時間はくだらないので、みなさんには、そうした無駄をなくして頂きたい、そうした視点から厳選した10冊です。 4象限のマッピングの縦軸は上部が網羅的で

                                  【年末年始おすすめ】マーケター向け書籍10選(マーケティング・サイエンス)|マーケティング・アナリスト/小川 貴史/(株)秤代表
                                • 「辛くても努力できる人」と「途中でやめてしまう人」を分ける決定的な差【新年度におすすめの記事】

                                  ブログ「読書猿 Classic: between/beyond readers」主宰。「読書猿」を名乗っているが、幼い頃から読書が大の苦手で、本を読んでも集中が切れるまでに20分かからず、1冊を読み終えるのに5年くらいかかっていた。 自分自身の苦手克服と学びの共有を兼ねて、1997年からインターネットでの発信(メルマガ)を開始。2008年にブログ「読書猿Classic」を開設。ギリシア時代の古典から最新の論文、個人のTwitterの投稿まで、先人たちが残してきたありとあらゆる知を「独学者の道具箱」「語学の道具箱」「探しものの道具箱」などカテゴリごとにまとめ、独自の視点で紹介し、人気を博す。現在も昼間はいち組織人として働きながら、朝夕の通勤時間と土日を利用して独学に励んでいる。 『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)はロングセラーとなっており、主婦から学生、学者まで幅広い層か

                                    「辛くても努力できる人」と「途中でやめてしまう人」を分ける決定的な差【新年度におすすめの記事】
                                  • 漬物店との二刀流 鎌倉【かもや幾世】名物串だんご - ツレヅレ食ナルモノ

                                    ※本記事はアフィリエイト広告を利用しています。 鎌倉が舞台の小説を読んでいる時、なんだか鎌倉のお菓子が食べたくなって、そしたら鎌倉の和菓子屋さんが近所に来てたミラクルな日のおやつ。 鎌倉由比ヶ浜にある『かもや幾世』のお団子です。二子玉の東急フードショーにも出店している漬物屋 塩香源が手がける和菓子店。 由比ヶ浜のお店では漬物と和菓子と同じ店舗で販売されているようですが、和菓子情報は一切なく、催事メインのブランドかな、と。 みたらし団子 1本150円(税込) 国産米粉を杵でつくことで、口当たり滑らかでコシがあって、歯切れの良いお団子に仕上げたと言う自慢の一品は、もっちり、と言うより歯切れが良くてプリっとしてる。餡の甘辛具合もちょうどいい。 あん草団子 1本150円(税込) いつもは草団子って選ばないのだけど、あんこが乗っているものを食べたくなって今回はこちらをチョイス。 これが意外にも当たり

                                      漬物店との二刀流 鎌倉【かもや幾世】名物串だんご - ツレヅレ食ナルモノ
                                    • 『人口減少社会のデザイン』「人口減少社会」に直面する日本に残された選択肢とは - HONZ

                                      厚生労働省は12月24日、2019年の人口動態統計の年間推計を発表し、それが大きなニュースになっている。2019年の日本人の国内出生数は、最少だった2018年の91万8400人を下回り、前年比5.92%減の86万4千人となり、1899年の統計開始以来初めて90万人を下回った。出生数が死亡数を下回る人口の自然減も51万2千人と初めて50万人を超えて、2017年4月の国立社会保障・人口問題研究所の将来推計に比べると、人口減少ペースは2年も早まっている。 未来予測の中で最も確度が高いのが人口予測であるというのは、未来学者(フューチャリスト)のピーター・ドラッカーが以前から指摘していたことであり、人口の大幅な減少が今さら話題になるというのもおかしな話ではある。これだけ長期にわたる経済停滞が続き、社会がこれだけ若者と女性を痛めつければ、その結果がどうなるかは誰でも分かりそうなものだが、分かっていても

                                        『人口減少社会のデザイン』「人口減少社会」に直面する日本に残された選択肢とは - HONZ
                                      • 「これしかやらない」超アナログな大手スーパーのデジタル化が成功 きっかけはトップの“ひと言” | 文春オンライン

                                        コロナ禍で多くの国民が実感したデジタル化の遅れ。それがいまコロナの影響を大きく受け、官民ともにデジタル社会の基盤づくりにようやく本腰を入れた段階に入った。そこにはデジタルの力によって社会や組織に変革を起こすDX(デジタルトランスフォーメーション)と正面から向き合い、本気で未来を変えようとしている人たちがいる。 6月に刊行された「ルポ 日本のDX最前線」(集英社インターナショナル)は、霞が関から小売、飲食、金融、製造、エンタメまでDXに取り組む企業の試行錯誤をノンフィクションライターの酒井真弓氏が追ったルポルタージュだ。経産省や金融庁、日清、コーセー、セブン銀行、コープさっぽろ、イカセンターなど、幅広い分野の組織のDXの現状を取材し、その現実に迫っている。(前後編の後編。前編「官公庁編」はこちら) ◆ ◆ ◆ 古いシステムに50億円かけて「サグラダ・ファミリア状態」に ——第2章ではまず「コ

                                          「これしかやらない」超アナログな大手スーパーのデジタル化が成功 きっかけはトップの“ひと言” | 文春オンライン
                                        • 法令読解と法制執務の学び方 : おすすめの本を中心に - 猫に夢研究所

                                          ぼくのかんがえたさいきょうの法令読解と法制執務の学び方。 目次 法令には、読み方・つくり方がある レベル1 : 法学・法令全般の入門書 『法令入門―法令の体系とその仕組み』 『プレップ法学を学ぶ前に <第2版> (プレップシリーズ)』 『伊藤真の法学入門 補訂版 講義再現版 (伊藤真の入門シリーズ)』 レベル2 : 法令読解・法制執務の入門書 『新版 絶対わかる法令・条例実務入門』 レベル3 : 法令読解・法制執務の基本書 『法令用語の常識 改訂版 (セミナー叢書)』 『法令解釈の常識 (セミナー叢書)』 『法令作成の常識 (セミナー叢書)』 『最新 法令の読解法 四訂版』 レベル4の1 : 法令読解の専門書 法令そのものの読解に挑戦する 定評のある専門書に取り組む レベル4の2 : 法制執務の専門書 『新訂 ワークブック法制執務 第2版』 『法制執務詳解 新版III』 おわりに おまけ

                                            法令読解と法制執務の学び方 : おすすめの本を中心に - 猫に夢研究所
                                          • ヤクザに非常識と言われた男が書く『喰うか喰われるか 私の山口組体験』 - HONZ

                                            いまから15年ほど前のこと、「週刊現代」編集部に戻って、まっさきに執筆を依頼したのが溝口敦さんだった。そのときの様子を、溝口さんは自伝的ノンフィクション『喰うか喰われるか 私の山口組体験』(5月13日刊、講談社)でこう書いている。 二〇〇六年三月、講談社の加藤晴之さんに会ったとき、彼から「細木数子について四回くらい連載できないか」といわれた。彼はこの年の二月、「週刊現代」の編集長に就いたばかりだった。 細木数子に特別関心があるわけではなかった。何か目障りな女がいるなぐらいの認識で、テレビで彼女が登場する番組に出合うと、チャンネルを替えていた。彼女を見る気がしなかったのだ。 当時の細木数子は、自ら考案したという占星術と、「地獄に落ちるわよ」「あんた死ぬわよ」など啖呵売のような喋りで人気者となり「視聴率の女王」の異名をとるテレビタレントだった。だが業界筋では、陽明学者で政界のご意見番・安岡正篤

                                              ヤクザに非常識と言われた男が書く『喰うか喰われるか 私の山口組体験』 - HONZ
                                            • イーロン・マスクから路上売春、犠牲者意識ナショナリズムまで。Amazonの50%還元セールからほんとうに面白い30冊+αを紹介する。 - Something Orange

                                              ●まえがき~面白い本、色々あります。 ●ビジネス/経済 ①ときど『東大卒プロゲーマー』 ②ウォルター・アイザックソン『イーロン・マスク(上)(下)』 ③保手濱彰人『武器としての漫画思考』 ④竹村俊助『書くのがしんどい』 ⑤グラント・サバティエ『FIRE 最速で経済的自立を実現する方法』 ●趣味/実用 ⑥リンダ・グラットン&アンドリュー・スコット『LIFE SHIFT』『LIFE SHIFT2』 ⑦アービンジャー・インスティチュート『自分の小さな「箱」から脱出する方法』 ⑧つんく『凡人が天才に勝つ方法』 ⑨Pha『しないことリスト』 ⑩先崎学『うつ病九段』 ●歴史/地理 ⑪塩野七生『ローマは一日にしてならず』 ⑫りゅうちぇる『こんな世の中で生きていくしかないなら』 ⑬出口治明『全世界史』 ⑭木村朗子『紫式部と男たち』 ●社会/政治 ⑮ジョナサン・ゴッドシャル『ストーリーが世界を滅ぼす』 ⑯阿

                                                イーロン・マスクから路上売春、犠牲者意識ナショナリズムまで。Amazonの50%還元セールからほんとうに面白い30冊+αを紹介する。 - Something Orange
                                              • 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く 松本 敏治(著/文) - KADOKAWA

                                                紹介 【発売直後から話題】 ★読売新聞 2020年10月18日「文庫新書欄」掲載 ★J-CAST BOOKウォッチ 同10月21日「デイリーBOOKウォッチ」掲載 ★朝日新聞 同10月24日「山田航が薦める文庫この新刊!」掲載 ★honto ブックツリー 同10月30日「『言語』に興味をもっている人へ」(選:高野秀行氏)掲載 ★ダ・ヴィンチニュース 同11月6日書評(文:いのうえゆきひろ氏)掲載 ★毎日新聞 同11月7日「今週の本棚」(評:渡邊十絲子氏)掲載 ★東京新聞 同11月14日「酒井順子さんの3冊の本棚」掲載 ★北海道新聞 同11月14日著者インタビュー掲載 ★要約サイト「フライヤー」 同12月16日掲載 「今日の健診でみた自閉症の子も、お母さんバリバリの津軽弁なのに、本人は津軽弁しゃべんないのさ」――津軽地域で乳幼児健診にかかわる妻が語った一言。「じゃあ、ちゃんと調べてやる」。こ

                                                  自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く 松本 敏治(著/文) - KADOKAWA
                                                • 「30年で58冊の名著を量産」天才社会学者がやっていた無駄にならないメモの取り方 だれでも天才になれるすごい方法

                                                  ただメモを取っていても無意味 時は1960年代、場所はドイツ。とある役所にビール醸造人の息子がいました。 その名は、ニクラス・ルーマン。法学部に進んだものの、弁護士として依頼人のために働くのは気が進まず、公務員の道を選びました。しかし、行政のキャリアも人間関係が重要なので向いていないと自覚したルーマンは、9時から5時まで働いたらすぐに家に帰り、いちばんの楽しみに没頭しました。読書をして、哲学、組織理論、社会学への幅広い関心を満たすことです。 彼は印象深いことがらに出会ったり、何かを考えついたりしたら、すぐにメモに書き留めました。現代では、多くの人が夜になると自分の関心を追って読書をします。メモをとる人もいます。でも、読書によってルーマンのように途方もないキャリアを送った人はほとんどいません。 しばらくふつうの人と同じようなメモをとり、本の余白にコメントを書いたり、トピック別に手書きのメモを

                                                    「30年で58冊の名著を量産」天才社会学者がやっていた無駄にならないメモの取り方 だれでも天才になれるすごい方法
                                                  • 【2022年3月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                    今月は歴史専門書の数が多いです 2022年1月~3月の世界史関連新刊紹介です。 本記事はざっと流し読みをして気になる本をメモしていただくか、ブックマークして書店を訪れた際に見返すかして使っていただけるといいかと思います。今回は50冊あります。 高校で「歴史総合」が始まるにあたって、歴史をどう見るかといった視点の本が今回は多い印象でした。 ※追記 昨今のウクライナ情勢も踏まえて、やや趣旨が異なりますが、ウクライナの歴史やロシア・ウクライナ関係史の書籍も記事末にまとめておきます。 新書 今期はあまり世界史関連の新書はあまり多くありませんでした。個人的な注目はこの二冊です。 リヒトホーフェン―撃墜王とその一族 中国思想史 1. 『リヒトホーフェン―撃墜王とその一族』 中公新書 森貴史 著 2022/1/19 税込968円 リンク 「赤い男爵」ことマンフレート・フォン・リヒトホーフェンは、真紅の機

                                                      【2022年3月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                    • 大学生活の勉学まわりの回顧録

                                                      大学生活も終わりを迎えようとしているので、過去6年間の大学生活で勉強したことを大まかにまとめつつ振り返ろうと思います。 当時読んだ書籍に沿って書こうと思うので、タイトルを拾うことで僕と近しい進路の人が学ぶことの一例を垣間見えるかもしれません。 各本に付属する本文は思い出話で書評ではないので留意してください。 書籍は大学の講義に直接関係あるか、或いは専門である情報系の物とその周辺分野(機械学習に用いる数学/物理など)で、記憶にもある物に限定します。 オンラインリソースや論文などは基本的に割愛します。 また、情報系の書籍でもソフトスキル系の話は省きます。 繰り返しになりますが、この文章全体は広義の日記で、何かを薦めたり批評したりする意図はありません。 大学1年 所属は理科一類でした。 初めての一人暮らしやサークルなどに時間を取られ最初の数週間は講義から置いていかれがちだったことを覚えています。

                                                        大学生活の勉学まわりの回顧録
                                                      • 【2021年3月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                        2020年12月〜2021年3月の世界史関連の新刊の紹介 恒例の世界史関連の新刊紹介です。 今回は安価な新書と高額な専門書が多めになっています。 こちらの記事ですが、特に全部読む必要はなく、ザッと中身を見たりブックマークしたりして、気になる本をメモするためにお使いください。個人的にも、書店に行ったときにこの記事を見返して探したりします。 今回は50冊あります。それではどうぞ。 1. 『太平天国』 菊池 秀明 著 岩波新書 2020/12/18 税抜860円 太平天国――皇帝なき中国の挫折 (岩波新書 新赤版 1862) 作者:菊池 秀明 発売日: 2020/12/19 メディア: 新書 「滅満興漢」を掲げて清朝打倒をめざし、皇帝制度を否定した太平天国。その鎮圧のために組織され、台頭する地方勢力の筆頭となった曽国藩の湘軍。血塗られた歴史をもたらした両者の戦いの詳細を丹念にたどり、中国近代化へ

                                                          【2021年3月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                        • 『時間とテクノロジー』雑感、それと自由のゆくえ - シロクマの屑籠

                                                          時間とテクノロジー 作者:佐々木俊尚発売日: 2019/12/17メディア: 単行本(ソフトカバー) 週末、佐々木俊尚さんの近著『時間とテクノロジー』を読んだ。自動車運転やVRも含めた情報通信テクノロジーに私たちが完全に包まれて、お膳立てされ、環境そのものが知能を持つようになった近未来について考えさせてくれる本だ。 近未来が、この本に書いてあるとおりになるかはわからない。それでも、「テクノロジーの進歩によって人間の世界の捉え方が変わる」というテーマの大筋は間違っていないだろうし、いくつかの具体例には説得力を感じた。 たとえばレコードを買っていた時代からストリーミング配信の時代に変わったことで音楽の受け止め方が変わり、「古い時代の曲も新しい時代の曲も懐かさを伴わなくなる」というのはわかる話だ。また、デジタル録画が鮮明になればなるほど、鮮明すぎる過去の録画から郷愁を感じとることは難しくなる。

                                                            『時間とテクノロジー』雑感、それと自由のゆくえ - シロクマの屑籠
                                                          • 【2020年3月版】世界史関連の新刊30冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                            2019年12月〜2020年3月の世界史関連の新刊の紹介 新型コロナの影響で外出を控え自宅にいがちな方も多いのではないでしょうか。 本屋に行くのもためらわれるという方もいるかもしれません。 世界史関連の新刊の最新の情報をまとめましたのでぜひご参考にしてください。 1. 「シリーズ中国の歴史②江南の発展:南宋まで」 丸橋充拓 著 岩波書店 2020/1/21 江南の発展: 南宋まで (岩波新書) 作者:丸橋 充拓 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2020/01/23 メディア: 新書 ユーラシアを見わたせば、中国は、北は遊牧世界、南は海域世界へと開かれている。第二巻は、長江流域に諸文化が展開する先秦から、モンゴルによる大統一を迎える南宋末までの長いスパンで「海の中国」を通観。中原と対峙・統合を重ねながら、この地域が経済・文化の中心として栄えゆく姿を、社会の重層性にも着目しつつダイナミ

                                                              【2020年3月版】世界史関連の新刊30冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                            • 税金が驚くほどムダに…大震災から9年、「復興予算流用問題」を問う(福場 ひとみ) @gendai_biz

                                                              私たちの税金はどこへ? 私たちの税金はどのように使われているのだろうか? 納税者なら一度ならず考えてしまう疑問だ。どうせ税金として取られてしまうのならば、ちゃんと然るべきところで適正に使ってほしい。 そんな納税者のささやかな期待が国家が見事に打ち砕いてくれた経験として、東日本大震災の復興予算流用問題というものがあった。 復興予算の大部分が被災地とは全く関係の無いところに流用されたのである。増税した途端に、派手な流用が繰り広げられていたのだから、納税者の怒りを買ったのだ。 震災の直後、津波により数々の家が流れてしまったこと、そしてあの原発事故……。思い出すだけでも心が締め付けられる情景はあの時、間違いなくあった。 被災地の人たちを支えようと、25年間に渡る所得税増税と10年間の住民税引き上げを受け入れた。今も、そしてこれからも増税分を私たちは毎年コツコツと支払い続けていく。 私は復興予算の流

                                                                税金が驚くほどムダに…大震災から9年、「復興予算流用問題」を問う(福場 ひとみ) @gendai_biz
                                                              • 『ハウ・トゥー バカバカしくて役に立たない暮らしの科学』 - HONZ

                                                                突拍子もない質問に科学で答える『ホワット・イフ?』、科学絵本『ホワット・イズ・ディス?』(ともに早川書房刊)に続く、元NASAエンジニアの人気ウェブ漫画家、ランドール・マンローの新しい本、『ハウ・トゥー』が登場した。『ハウ・トゥー』は、「川を渡る」、「ピアノを弾く」、「スマホを充電する」、など、一見日常的な課題を解決するために、あえて「とんでもない」方法を科学を使って探っていく。たとえば、川を渡る場合。「歩いて渡る」や「跳び越える」にはじまり、「川の表面を凍らせる」から、ついには「川を沸騰させて干上がらせる」に至る。そんなことは実際にはできません。本書は、何かを最も効率的に行なう方法を教える実用書ではないのだ。 熱力学の第2法則を説明するのに、川を凍結する話をする必要はない。しかし、この法則のおかげで、川を凍結するには、川の流れほどのガソリンで製氷装置を稼働しなければならないとわかれば、仰

                                                                  『ハウ・トゥー バカバカしくて役に立たない暮らしの科学』 - HONZ
                                                                • 巡航戦車になったおぷ on Twitter: "『戦争における「人殺し」の心理学』という、かなり読まれておりそして評価も高い本がある。あれはかなりおかしなところがあるものなんだけれども指摘する声は無いようだ。さて…"

                                                                  『戦争における「人殺し」の心理学』という、かなり読まれておりそして評価も高い本がある。あれはかなりおかしなところがあるものなんだけれども指摘する声は無いようだ。さて…

                                                                    巡航戦車になったおぷ on Twitter: "『戦争における「人殺し」の心理学』という、かなり読まれておりそして評価も高い本がある。あれはかなりおかしなところがあるものなんだけれども指摘する声は無いようだ。さて…"
                                                                  • 『経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策』(草思社) - 著者:デヴィッド・スタックラー 翻訳:橘 明美,臼井 美子 - デヴィッド・スタックラーによる前書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                                                    不況下において財政刺激策をとるか緊縮財政をとるかは、人々の健康、生死に大きな影響を与える。世界恐慌から最近の「大不況」までの各国の統計から、公衆衛生学の専門家が検証した最新研究。… 不況下において財政刺激策をとるか緊縮財政をとるかは、人々の健康、生死に大きな影響を与える。世界恐慌から最近の「大不況」までの各国の統計から、公衆衛生学の専門家が検証した最新研究。長年の論争に、イデオロギーではなく、「国民の生死」という厳然たる事実から答えを導く一冊。 緊縮財政が著しく国民の健康を害して死者数を増加させるうえ、景気回復も遅らせ、結局は高くつくことを論証する。 昨今のコロナウイルス対策における政府の対応をめぐり、様々な議論が日々交わされています。その中でも、経済対策の在り方は、経済だけでなく人の生き死ににも直結する最も重要なトピックの1つであり、各国の対応や日本における動向が常に注目されています。こ

                                                                      『経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策』(草思社) - 著者:デヴィッド・スタックラー 翻訳:橘 明美,臼井 美子 - デヴィッド・スタックラーによる前書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                                                    • 歴史の影で忘れ去られていた女性暗号解読者たちの活躍に光を当てるノンフィクション──『コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち』 - HONZ

                                                                      歴史の影で忘れ去られていた女性暗号解読者たちの活躍に光を当てるノンフィクション──『コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち』 近年、ロケットのための計算に明け暮れていた女性たちを描き出したノンフィクション『ロケットガールの誕生』や、ディズニー初期の女性アニメータたちの活躍を取り上げた『アニメーションの女王たち』など、歴史の影で見過ごされてきた女性たちの活躍を取り上げるノンフィクションが増えてきている。今回紹介したい『コード・ガールズ』も、第二次世界大戦中にアメリカ軍に所属し暗号解読に従事した女性たちの活躍を取り上げた、流れに連なる一冊だ。 第二次世界大戦時に暗号解読分野で女性が活躍していたという話は、本書を読むまでまったく知らなかったが、実は1945年にはアメリカ陸軍の暗号解読部門1万500人のうち、約7000人、つまり70%ほどが女性だったし、海軍にも4000人もの女性暗号

                                                                        歴史の影で忘れ去られていた女性暗号解読者たちの活躍に光を当てるノンフィクション──『コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち』 - HONZ
                                                                      • 「空気を読む」のがうまい人が、なぜか絶対にやらない「意外なこと」(中野 信子)

                                                                        職場でも学校でもネットでも、「空気が読める」ことが必須の日本人。それが、どうしようもなく生きづらいと感じる要因になることもある。脳科学者の中野信子さんの新刊『空気を読む脳』では、そんな日本人の「空気を読む脳」が私たちにどのような影響を与えているかを分析していて興味深い。今回、そんな中野さんへの特別インタビューを敢行。日本では、空気を読む力が強い人として「エリート」「体育会系」などが多いしたうえで、空気を読む人たちの意外な側面を浮かび上がらせていった――。 「ステレオタイプな人」ほど空気を読んでいる 日本には「ステレオタイプ」という言葉があります。 ステレオタイプとは「社会に広く浸透している固定的な概念やイメージ」というような意味ですから、ステレオタイプの人というのはもっとも空気を読む力が強い人たちとも言えるでしょう。 そしてほとんどの日本人が、実は無意識に空気を読んでステレオタイプの行動を

                                                                          「空気を読む」のがうまい人が、なぜか絶対にやらない「意外なこと」(中野 信子)
                                                                        • 9割の人が知らない「本を集中して読み続けられない」を解決するスゴ技

                                                                          ダイヤモンド社にて、書籍事業を担当する局。ビジネス、実用、教育、サイエンスなど多様なジャンルの書籍を刊行している。 だから、この本。 ダイヤモンド社の話題の1冊を取り上げ、書き手・作り手の思いや執筆動機、読んでほしい理由を深掘りするインタビュー連載。著者・訳者・デザイナー・編集者など、本に関わるさまざまな人たちの「だから、この本を書きました」「作りました」をお届けします。連載の詳細・記事一覧はこちら。 バックナンバー一覧 『独学大全──絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』。この税込3000円超、788ページの分厚い1冊が、今爆発的に売れている。発売わずか1ヵ月半で7万部を突破し、書店店頭やネット書店でも売り切れが続出。ただ読むだけでなく、多くの人がSNSで「こんな風に学んでいます」「実践しています」と報告する、稀有な本だ。 興味深いのは、本書の著者が学者でも、ビジネス

                                                                            9割の人が知らない「本を集中して読み続けられない」を解決するスゴ技
                                                                          • 『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』 - HONZ

                                                                            「意志の強さは成功するかどうかと無関係」と喝破するビジネス書が現れた。確かに仕事がうまくゆかないとき、「自分の意志が弱いから」と落ち込む人は少なくない。「意志力の不足」が一番の原因と考える経営者も多い。 しかし、気合いを入れても集中力が続かないことはよくある(恥ずかしながら私自身、しょっちゅうそうだ)。本書はそうした悩みを持つ人に一筋の光をもたらす優れた自己啓発書である。 本書の原題は『Willpower Doesn’t Work』(「意志力など役に立たない」)である。著者は米国の組織心理学者で、成功するために「意思の力」を用いるのは大間違いだと説く。意思に頼っても過去の自分からは脱却できないからだ。 その反対に著者は、自己の内部ではなく外部の環境を変えることで、無理なく状況を変化させるテクニックを指南する。表紙裏のページには「環境を作りコントロールしないと、環境に作られコントロールされて

                                                                              『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』 - HONZ
                                                                            • 自由人がいま最高だな、と思うマンガ5作+α|竹村響 Hibiki Takemura

                                                                              出版社に所属していたときはあんまり特定の作品について言及したりすることをしていませんでした。ある作品を褒めるっていうことは、また違ったある作品を褒めていないことにもつながるじゃないですか。 でも当然、普段読んでいるマンガでこの作品がめっちゃ好きとか、あるわけです。自分の出版社の本しか読んでないわけじゃないんですそりゃ。 せっかく会社辞めたので、この年末、自分的このマンガがすごい、みたいなnoteでも書いてみようかと。 これもまた自由というものですね。 振り返ってみたらいまめっちゃ好きだなこのマンガ、っていうのが5作品ありました。順番ではないです。順不同。 ① リサの食べられない食卓 黒郷ほとり 小学館さんのサンデーうぇぶりで読めます。ぼくはコミックス派なのでこれに限らず連載は追っかけてないですが。 主人公のリサちゃんは吸血鬼です。この作品の中の吸血鬼は食事をしません。栄養補給は人の血のみ。

                                                                                自由人がいま最高だな、と思うマンガ5作+α|竹村響 Hibiki Takemura
                                                                              • 翔泳社、「Pythonで動かして学ぶ!あたらしいIoTの教科書」を刊行 |fabcross

                                                                                本書は、 VOSTが開催する技術者向けIoT講座を書籍化したものだ。読者対象は、 IoT関連のサービスやプロダクトを実務で利用したいエンジニア。本書では、センサーから集めたデータをもとに、Pythonを利用したデータの扱い方(データ収集)やAIとの連携(データ分析)、セキュリティについて、サンプルを動かしながら学習できる。 全9章構成。冒頭2章でIoTの概要や仕組みについて説明した後、第3章から最終章にかけては、Raspberry Piのセットアップと基本操作、センサーによるデータの取得、クラウドストレージへのデータ保存に加えて、IoTによるデータの可視化やアクチュエーターの遠隔操作などについて解説する。また、付録ではAzure Machine Learningを利用した人工知能の作り方や、Pythonの基礎についても取り扱う。 著者はVOST。A5判240ページ、価格は2800円(税抜)

                                                                                  翔泳社、「Pythonで動かして学ぶ!あたらしいIoTの教科書」を刊行 |fabcross
                                                                                • ムット on Twitter: "前に読んだ本、日本近代文学を「家長になりそこねた男たちの恨み節の系譜」って評してて、キレキレで面白かったんだけど、ほんとそれで、おじさんが書いておじさんが評価しておじさんが共感できるおじさんストーリーを教養とか権威としてきたんだよな"

                                                                                  前に読んだ本、日本近代文学を「家長になりそこねた男たちの恨み節の系譜」って評してて、キレキレで面白かったんだけど、ほんとそれで、おじさんが書いておじさんが評価しておじさんが共感できるおじさんストーリーを教養とか権威としてきたんだよな

                                                                                    ムット on Twitter: "前に読んだ本、日本近代文学を「家長になりそこねた男たちの恨み節の系譜」って評してて、キレキレで面白かったんだけど、ほんとそれで、おじさんが書いておじさんが評価しておじさんが共感できるおじさんストーリーを教養とか権威としてきたんだよな"

                                                                                  新着記事