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基礎研究とはの検索結果241 - 280 件 / 1106件

  • データに関連するいくつかの見方と私 - yasuhisa's blog

    ポエムです。元々書きたかったエントリがあったのですが、長くなってしまったのでパーツ毎に切り出します。 自分のやりたい方向性やキャリア的なものを考えると、大体その中心には「データ」がいます。データに対してどう向き合い方はいくつかパターンがあると思います。 データを生成する Webで言えば、アプリケーションエンジニアがここに該当するのかなと思います ユーザーの活動をログとして記録する データを蓄積する 生成されたデータを継続的に蓄積していきます SREやデータ基盤を整備する人がここに該当するかなと思います データを活用する 貯蓄されたデータを使って意思決定に役立てたり、データからの未来の予測をします データサイエンスやR&D的なものはここに該当するかなと思います この3つに対して、これまで自分がどう向き合ってきたのか、これからどういう風になっていきたいのかをこのエントリでは整理してみます。 デ

      データに関連するいくつかの見方と私 - yasuhisa's blog
    • 期待のアビガンが簡単に処方できない理由

      新型コロナウイルスの感染者数が急増している現在、「アビガン」という薬が特効薬として期待されている。先日、アビガンの治験が日米で開始されたと報じられたばかりだが、安倍首相は4月7日の記者会見でそのアビガンに触れ、現在の備蓄量の3倍、200万人分を準備すると話す熱の入れようだ。 筆者は薬剤師の資格を持ち、製薬会社を顧客とする医薬品開発の会社に10年以上勤めてきた。医薬品の開発や治験に関しても詳しい。そんな立場から、現在話題になっているアビガンや、アビガンを取り巻く状況、そしてその問題点について説明したい。 新薬ができるまで 「アビガンの治験」が始まったと書いたが、治験とはなにか? そもそも薬はどのように作られるのか? どうやって新薬ができるのか? 薬の開発は、薬になりそうな化合物を探し出す「基礎研究」からスタートする。次にラットなどの動物を使って、その化合物が安全で効果があるかどうかを調べる「

        期待のアビガンが簡単に処方できない理由
      • 科学技術基本法改正案の問題点について - 大河内泰樹のブログ 告知とか

        週明けの6月1日から国会で科学技術基本法の改正案が審議されるとのことです。 https://twitter.com/univforum7/status/1266183993122119681… この法案のこと耳には入っていたのですが、きちんと理解できていませんでした。数日前に学生の指摘を受けて改めて調べてみたところ、問題のある法案だと感じるようになりました。 慌てて調べて分かった限りですが、概要と問題点をまとめてみました。(私の誤解しているところもあるかもしれません。ご指摘いただけましたら幸いです) 法案はこちら https://www.cao.go.jp/houan/201/index.html 元々の「科学技術基本法」は95年に成立したもので、今回最初の大きな改正だそうです。改正のポイントは 1.これまで支援対象から除外されてきた「人文社会科学」を支援対象に含める 2.「イノベーション

          科学技術基本法改正案の問題点について - 大河内泰樹のブログ 告知とか
        • 「サクセスストーリー見えてきた」、豊田合成がGaN基板大量生産に道

          さまざまな産業で電化が進み、パワーエレクトロニクスへの期待が高まっている中、豊田合成は「GaN(窒化ガリウム)」に挑んでいる。狙うのは、電動化の加速をにらんだモビリティーやエネルギーソリューションへの貢献だ。GaNは、現行のSi(シリコン)、そして今まさに普及期を迎えているSiC(シリコンカーバイド)を上回るポテンシャルを持つ。条件が整えば、将来の車載パワー半導体の筆頭に名乗りを上げそうだ。 同社がGaNの研究に取り組み始めたのは、1980年代にさかのぼる。実現困難とされてきた青色発光ダイオード(LED)の発光源として有力視し、後にノーベル物理学賞を受賞する名古屋大学(当時)の赤﨑勇氏や天野浩氏らと共同研究を重ねた。青色の発光を初めて確認した場所も、豊田合成の研究室だったという。照明用のLEDがコモディティー化する中、パワー半導体で再び GaNの最先端を目指す。 同社はこのほど、単結晶の製

            「サクセスストーリー見えてきた」、豊田合成がGaN基板大量生産に道
          • 転職エントリー(東大の博士課程・理研JRA→(株)リクルートのデータサイエンティスト)|Takeshi Teshima

            私は誰?手嶋毅志といいます。これを読んでくださる方は知り合いが多いと思いますが、2022年3月に東京大学新領域創成科学研究科で博士課程を修了し、博士(科学)を取得、2022年4月からリクルートに入社しました。 博士課程の学生、そして理化学研究所JRA(大学院生リサーチアソシエイト)という研究職から、データサイエンティストという事業に入っていくロールへのジョブチェンジだと思っているので、転職エントリーとしてご報告&大学院でのあれこれをまとめました。 自己紹介(英語): https://takeshi-teshima.github.io 自己紹介(日本語):https://takeshi-teshima.github.io/ja TL;DR今年度から、株式会社リクルートという日本の会社で働いています。研究職ポジではなく、事業にどんどん入っていく性質のデータサイエンティストとしての入社です。 自

              転職エントリー(東大の博士課程・理研JRA→(株)リクルートのデータサイエンティスト)|Takeshi Teshima
            • 豪雨で倒木の大杉、年輪で気象分析 「1000年分」研究(岐阜新聞Web) - Yahoo!ニュース

              名古屋大の研究グループは近く、7月豪雨で倒れた岐阜県瑞浪市大湫町の樹齢1200~1300年とも伝わる県天然記念物の神明大杉を活用し、過去千年間の気象の分析を始める。2、3年をめどに、大杉の年輪からこの地方の降水量や気温などを計測し、千年分のデータを取り、気候変動の研究に生かす。 研究するのは、名古屋大大学院環境学研究科の中塚武教授(古気候学)のグループ。研究テーマは「神明大杉の年輪セルロース酸素、水素同位体比の分析による瑞浪市大湫町における過去千年間の気象・気候災害史の復元」。主に根から20メートルの部分の年輪から化学物質を測定し、各年代の気象データを記録する。 文化財の年代決定の基礎研究にもつなげる。中塚教授によると、大杉は、倒木まで順調に成長を続けており、サンプルとして良好な状態。樹齢千年超というサンプルは近年では珍しいという。28日に現場を視察した中塚教授は「大杉は、開けた所で育った

                豪雨で倒木の大杉、年輪で気象分析 「1000年分」研究(岐阜新聞Web) - Yahoo!ニュース
              • ノーベル賞 受賞有力者に日本の2人含む23人発表 英の学術会社 | NHK

                ことしのノーベル賞の発表が10月2日から始まるのを前に、イギリスの学術情報サービス会社が、今後、受賞が有力視される研究者として筑波大学の柳沢正史さんと川崎市産業振興財団の片岡一則さんの2人を含む23人を発表しました。 世界中の研究論文を分析するイギリスの学術情報サービス会社「クラリベイト」は、世界の研究者が発表したおよそ5800万本の研究論文などの分析をもとに、ノーベル賞の受賞者を予測していて、ことしは受賞が有力視される研究者として、5か国から23人を発表しました。 このうち、日本からは、 ◆ノーベル生理学・医学賞の有力候補として、 ▽筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構機構長の柳沢正史さん ◆ノーベル化学賞の有力候補として、 ▽川崎市産業振興財団の副理事長で、ナノ医療イノベーションセンター長の片岡一則さんの、 2人が挙げられました。 柳沢さんは、脳で分泌される「オレキシン」という神経から

                  ノーベル賞 受賞有力者に日本の2人含む23人発表 英の学術会社 | NHK
                • 仏ノーベル物理学者アラン・アスペ「新技術を支える基礎研究を重視せよ」 | 若者の科学離れが進む現代への懸念

                  「量子もつれ」の研究で2022年にノーベル物理学賞を共同受賞したフランスの物理学者アラン・アスペ。2つ以上の粒子が遠く離れていても完全に関連するというこの現象が明らかになったことで情報科学や暗号理論の研究が大きく進展し、新たな知識や技術が生まれた。 アスペは長年、学生に物理学の面白さを伝え、その教え子には研究者や起業家が多い。いまも若者の科学への関心を高めようとする彼に、仏誌「ル・ポワン」が、科学の力を保つために何ができるのかを聞いた。 技術革新のもとになっている基礎研究 ──何を原動力に研究に取り組まれているのですか。 物理学の研究は抽象的と思われがちですが、実は日々の生活に大きな影響を与えています。 たとえばMRIとして知られる核磁気共鳴画像法を使うと、体に傷をつけずに、人体の内部を見られます。いまでこそ、この装置はどこの病院でも使われていますが、もとは物理学者が抽象的に考え出したもの

                    仏ノーベル物理学者アラン・アスペ「新技術を支える基礎研究を重視せよ」 | 若者の科学離れが進む現代への懸念
                  • 好奇心を原動力とする研究 | 日本版AAAS設立準備委員会

                    ワイツマン研究所・所長・Daniel Zajfman博士によるキーノート講演 2018年9月11日、ヘルムホルツ協会・年会にて 翻訳:宮川剛, 内村直之(Supported by DeepL) 翻訳者まえがき ワイツマン研究所・所長・Daniel Zajfman博士によるご講演の日本語への翻訳をさせていただいた日本版AAAS設立委員会・研究環境改善ワーキンググループ・委員の宮川です。私は心理学、脳科学を専門としておりますが、ここしばらく、「好奇心」や「探索」に興味を持っておりまして、先日、「好奇心」というキーワードでいろいろとGoogle検索を行っていました。そうしたところ、ワイツマン研究所のDaniel Zajfman所長の”Curiosity-driven research”(好奇心を原動力とする研究)と題されたドイツのヘルムホルツ協会での基調講演を文字起こししたファイルに出会うことが

                    • ネコ腎臓病薬、製品化に向け開発再開へ クラウドファンディングで資金調達も 東大大学院・宮崎徹教授インタビュー:時事ドットコム

                      ネコ腎臓病薬、製品化に向け開発再開へ クラウドファンディングで資金調達も 東大大学院・宮崎徹教授インタビュー 2021年08月08日08時00分 宮崎徹・東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター教授(本人提供) 「ネコの宿命」とされる腎臓病の原因を解明し、その治療法を開発した東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センターの宮崎徹教授。ネコの腎臓病を治療できるタンパク質「AIM」を使った薬剤の製品化が、資金難でストップしているというニュースが配信されたのをきっかけに、東大には多くの人から寄付が寄せられた。(時事ドットコム編集部) ネコ救いたい…東大に寄付殺到 「腎臓病薬開発に」2週間で1.4億円 ―短期間に億単位の寄付金が集まったことを、どのように受け止めていますか? 正直なところ、かなり驚いています。 ―このような反響は予想していなかったのでしょうか? はい。私たち基礎医学の研究者は

                        ネコ腎臓病薬、製品化に向け開発再開へ クラウドファンディングで資金調達も 東大大学院・宮崎徹教授インタビュー:時事ドットコム
                      • コロナ禍についてのアンケート - 内田樹の研究室

                        ある媒体からQ&A形式でインタビューがあった。字数に制限があったので、ロング・ヴァージョンをこちらに掲載する。 ■新型コロナウイルスによって引き起こされた日本や世界の状況について、どのように解釈されていますか? 感染症の世界的流行そのものは2002年のSARS、2009年の新型インフルエンザ、2012年のMERSと短い間隔をおいて定期的に起きています。ですからコロナウィルスのパンデミックも別に前代未聞の大事件であるわけではありません。たしかにウィルスそのものはそのつど「未知」ですけれど、「未知のウィルスにどう対処するか」という手順は「既知」です。やることは決まっています。感染症対策のセンターを設置して、そこに情報と権限を集中すること、医療資源を備蓄すること、十分な予算をつけて感染症の臨床と基礎研究の専門家を育てておくこと・・・それくらいでしょう。別に奇跡的な予見能力や超人的な医療技術を求め

                        • 大学10兆円ファンド その後 - 城戸佳織(キドカオリ) | 選挙ドットコム

                          これまで大学10兆円ファンドについては、何度かブログでも意見を述べてきたのですが、 大学10兆円ファンド 投資先の決め方について その1 大学10兆円ファンド 投資先の決め方について その2 大学10兆円ファンド 投資先の決め方について その3 その後動きがあったので、またコメントしたいと思っています。 また大学10兆円ファンドの背景については、次のリンクをどうぞ。下手すると年金基金も共倒れですね。 “10兆円”大学ファンドの船出 日本の大学衰退を救えるか 最近のニュースでは、国際卓越研究大学という、研究分野で特別に優れた成果を出せると認定した大学にだけ、このファンドを運用して得た利益から支援することになったようです。3月末までにこの国際卓越研究大学に申請した10大学の中から、さらに数を絞るのだとか。しかしこれは、当初検討していた構想とどんどん離れていくと感じています。 この大学10兆円フ

                            大学10兆円ファンド その後 - 城戸佳織(キドカオリ) | 選挙ドットコム
                          • 【第一部・二部ネタバレ注意!】これで発売前の予習は万全! 『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』これまでのあらすじ|Hayakawa Books & Magazines(β)

                            【第一部・二部ネタバレ注意!】これで発売前の予習は万全! 『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』これまでのあらすじ いよいよ5月25日(火)の『三体Ⅲ 死神永生(ししんえいせい)』発売まであと4日! 「読み返そうと思ってたのにもう発売なの!? 時間がないよ!」「第一部第二部は読んだけれど、思い出せないところもある……」とお嘆きのあなたのために、本書上巻にも収録しました大森望さんによる、第一部・第二部既読のみなさま向けの「これまでのあらすじ」を掲載いたします。これで『三体Ⅲ』への準備は万全!? お楽しみください。 ※本記事には『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』のネタバレが含まれています。未読の方はブラウザバックを推奨いたします!※ これまでのあらすじ 大森 望 1967年。理論物理学者の父が文化大革命の糾弾集会で惨殺される現場を目のあたりにした天体物理学者の葉文潔(イエ・ウェンジエ/よう・ぶんけつ)は、人類

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                            • ノア・スミス「テクノ楽観主義についての考察」(2023年10月21日)|経済学101

                              ぼくにとってどんな意義があって,どうしてぼくはこれを支持してるのかBy Cory Doctorow from Beautiful Downtown Burbank, USA - The Sphere as Mars, view from my hotel room at Harrah’s, Las Vegas, Nevada, USA, CC BY-SA 2.0,「いやはや,とんだ大間違いだ!門を開けろ!」 ――ミュンヒハウゼン男爵今週のいろんなネタをまとめたときに,マーク・アンドリーセンの「テクノ楽観主義マニフェスト」に賛成の意を表しておいた.2つほど意見がちがう点も書き添えたけれど,全体として,技術発展の加速を支持する主張をこういう風に妥協なしにぶっぱなすことこそ,陰気な2010年代の停滞した空気から脱出するのに必要だ. ただ,マークのマニフェストでは,ぼくがテクノ楽観主義について考え

                                ノア・スミス「テクノ楽観主義についての考察」(2023年10月21日)|経済学101
                              • 「平和国家」はどこへ:防衛の助成金、受けるべきか 歓迎と懸念 揺れる北海道大学 | 毎日新聞

                                岸田政権は2022年に安保関連3文書を改定し、「盾」だけでなく「矛」を持つ方向にかじを切った。「平和国家」はどこへ向かうのか。【「平和国家」はどこへ取材班】 連載「平和国家」はどこへは全7回です。 このほかのラインアップは次の通りです。 第1回 日本と台湾が連絡ルート構築 中国に対抗、水面下で設置 第2回 台湾有事の日米作戦計画、最終段階に 政府、4年前から想定 第3回 首相、理念乏しき「反撃能力」 契機は総裁選、背景に安倍氏の影 第4回 海底ケーブル巡る水面下の攻防 情報基盤に迫るロシアの脅威 第5回 初の国産機の夢破れ 防衛部門に配置転換 第7回 AIの防衛利用具体化 民間技術取り込み加速 進まぬ兵器規制 2022年11月上旬、北海道大。工学研究院の永田晴紀教授は、大学当局から届いた1通のメールに気づいた。そこには「国内外の軍事・防衛を所管する機関」などから資金提供を受ける場合について

                                  「平和国家」はどこへ:防衛の助成金、受けるべきか 歓迎と懸念 揺れる北海道大学 | 毎日新聞
                                • 「従来の延長線上」、富士通研社長がグーグルの量子計算に

                                  「大きな成果だが、従来の延長線上だと思っている。汎用的なコンピューターとして使えるようになるまでにはまだまだ時間がかかる」。量子コンピューターが既存のコンピューターでは達成できない計算能力を示す「量子超越」を実証したと米グーグルが発表したのを受けて、富士通の100%子会社で研究開発を担う富士通研究所(川崎市)の原裕貴社長はこう語った。 10月25日、研究開発戦略や研究成果の発表会を開いた富士通研究所。スーパーコンピューター「京」「富岳」などを手掛けるなどコンピューターを主力事業の一つとしてきた富士通にとって、量子コンピューターの到来は気がかりな問題だ。量子コンピューター関連の研究の状況について問われた原氏は、「こういう質問があると思っていた」と笑い、「グーグルが53量子ビットまで動かしたのは大きな成果だ」と評価した。ただし、乱数の発生という特別な問題に限定した結果であり、従来の研究成果の枠

                                    「従来の延長線上」、富士通研社長がグーグルの量子計算に
                                  • 勢いを増す中国の科学技術力を徹底解説!【科研費・特許・製薬業界の市場】 | 科学者パライのブログ

                                    こんばんは。国内製薬企業勤務の酔っ払い化学者と申す。 あなたの知的好奇心をびしばし刺激する情報を発信してゆく! 好きなビールはよなよなエール! 本日のテーマは【中国の科学技術力】だ! いきなりだが、中国の科学力に対しどのようなイメージを持っているだろうか? 私はちょっと前までは「ええ委託先やな~」くらいの感覚だった。というのも、中国は人件費が安く現地の中国人を大量に雇い「これやっとけや~」みたいな事を日本の大手製薬企業や世界のメガファーマは結構やっているからだ。 なので、非常に悪い言い方をすれば「俺たち頭脳で、彼らは手先!」みたいな感覚はあった。大手製薬企業の研究者は同じような感覚を持ってるかもしれない。 ということで世間の感覚を確かめるべく、ツイッターでアンケートを取ってみた。結果は下記の通り。さすが私のフォロワーさん!世の情勢を正確に把握している様だ。 先に結論を言うと、このアンケート

                                    • 基礎研究の対極は非基礎研究じゃないの|Dr. Kano

                                      私が大学院修士課程に在学していたか,あるいは修士課程を修了して助手(今の助教)になりたての頃,当時のボスから聞いて,とても印象に残った話がある. なあ,加納君,研究者って自分の研究を基礎研究か応用研究に分類しようとするものだ.でも,基礎研究の反対が応用研究か.そう思うか.本当は,そうではないだろう.基礎でないものは非基礎だ.応用でないものは非応用だ.世の中には,非基礎研究もあれば,非応用研究もある.で,加納君はどんな研究をするんだ.遠慮せず,何でも好きな研究をやったらいい.ただし,非基礎かつ非応用な研究に手を出したらダメだぞ.だいたいこんな感じの話だった.研究を始めたばかりで,博士後期課程にも進学していないし,右も左も分からないような状況だったが,「非基礎かつ非応用な研究に手を出したらダメだぞ」という訓示は強烈だった. その直後からではなかったはずだが,私は応用研究に特化するようになってい

                                        基礎研究の対極は非基礎研究じゃないの|Dr. Kano
                                      • 中国が日本の研究者を引き抜くよりも、国内の待遇悪化が研究者を追い出している | スラド サイエンス

                                        中国の「千人計画」などで日本の研究者が中国に引き抜かれていることが問題視される昨今だが、それに対して、中国ではなく日本側に問題があるという指摘記事が興味深かったので共有する(Yahoo!ニュース個人)。 千人計画というと軍事技術が話題となることが多いが、実際には基礎研究分野でも多くの人材が応募しているという。たとえば天文学において、中国では基礎研究の一環として大きな予算が付き、大学の教員などの常勤職のポストも多く用意されているが、一方の日本では典型的なすぐには役に立たない分野として「何の役に立つのか?」と真っ先に予算カットやポスト削減にさらされているという。そのため、人材流出が問題視されるようになった後も、むしろ応募が加速しているという。 日本の研究者の待遇の悪さは以前から言われているが、果たしてこの状況を改善することはできるのだろうか?

                                        • 何故、研究者が中国に渡るのか?|云南きのこ老師

                                          11月3日の23時に放送されたNews23にインタビュー出演しました。動画はこちらから見ることができます。 何故、研究者が中国に渡るのか?という特集でのインタビューでした。 テレビ出演ということもあり、私の周囲での反響は大きかったです。また、リンク先youtube動画へのコメントも11月7日現在400件以上のコメントが寄せられており、ある程度の注目を集めたのだと思います。 コメントの大部分は、「頭脳流出」が起きている日本の科学技術政策に対する批判で、我々研究者が常々抱いている、日本の科学技術政策に対する思いを一般の方とある程度共有できたのではないかと思っています。しかし、その一方で、事前に予想した通り、動画に対しては「売国奴」「中共に魂を売っている」などのコメントもありました。それらに対して簡潔にではありますが、自分の思いを綴っていきたいと思います。 ・何故、中国なのか? まず、私自身は「

                                            何故、研究者が中国に渡るのか?|云南きのこ老師
                                          • 資料2-1:豊田先生御講演資料

                                            鈴鹿医療科学大学 豊田長康 2024/04/22 日本学術会議 「研究力強化と学術会議への期待」 2024/04/22 1 日本の研究競争力低下の因果推論 (事前配布資料) 資料2-1 論文データ Clarivate社の文献データベース(以下DB)であるWeb of Science Core Collection のデータを、分析ツール InCites Benchmarking & Analytics(以下InCites)を 用いて分析 なお、発表者はInCitesとSciValの両方を利用できる環境にある が、所期の目的の分析はSciValでは困難なため、InCitesで分析 した。 文部科学省 科学技術・学術政策研究所(以下NISTEP) の分析データ 他のデータ OECD.Statの公開データ 文部科学省、国立大学法人等のデータ 2 本発表のデータの入手元 2024/0

                                            • これからの薬局や病院に必要とされるのはどんな薬剤師?経験豊富な転職コンサルタントへのインタビュー – 薬プレッソ

                                              薬剤師の資格があれば就職には困らない――もしかしたらそんなイメージをおもちの薬剤師の方もいるかもしれません。しかし、それは本当なのでしょうか?仮に今は本当だと思えるとしても、その状況はこれからも変わらないといえるのでしょうか? 今回は実際に求職者としての薬剤師と接し、採用側のニーズや動向も熟知しているコンサルタントに「薬局・病院側が求める人材ってどんな人?」ということについてインタビューを行いました。 薬剤師の転職市場が近年「買い手市場」に変化してきている? 数年前まで、薬剤師の労働市場は「売り手市場」と言われてきていました。いわゆる薬剤師に対する病院側、薬局側からの需要が大きい状態ですね。 しかしその当時に比べると、薬剤師の市場は「売り手市場」から「買い手市場」へと緩やかに変化してきていると言えるでしょう。 全体的に薬剤師が不足しているという現状に変わりはないのですが、東京などの都心部の

                                                これからの薬局や病院に必要とされるのはどんな薬剤師?経験豊富な転職コンサルタントへのインタビュー – 薬プレッソ
                                              • コスメプラットフォームLIPSと広告クリエイティブ: 最新の研究事例から見る広告クリエイティブの作成支援と自動生成 - AppBrew Tech Blog

                                                こんにちは @shunk031 です。 ご縁があって appbrew Tech Blog へ本記事を寄稿しました *1。 今回のお話は、私が取り組んでいる研究分野の 1 つである「機械学習と広告クリエイティブ *2」を特に評価していただき実現しました。 ここで簡単に、本記事の著者である私の自己紹介をします。私は以下のような自然言語処理の研究を中心に進めております: 基礎研究: 深層学習モデルによる解釈可能な自然言語処理 *3 応用研究: 自然言語処理等による広告クリエイティブの評価や生成 *4 今回こうしたバックグラウンドから、 AppBrew の LIPS において商品推薦を広告宣伝の観点から議論・相談を受ける形でお仕事をさせていただきました。 本記事では、機械学習による広告クリエイティブ作成支援の観点から、最新の研究事例について紹介し、議論することが目標です。 特に AppBrew が

                                                  コスメプラットフォームLIPSと広告クリエイティブ: 最新の研究事例から見る広告クリエイティブの作成支援と自動生成 - AppBrew Tech Blog
                                                • <独自>軍事応用研究、大学の応募倍増 学術会議の姿勢修正後

                                                  将来的に軍事技術へ応用可能な基礎研究を助成する防衛装備庁の「安全保障技術研究推進制度」に対する大学からの応募が、今年度は昨年度から倍増したことが26日、分かった。防衛研究にブレーキをかけてきた日本学術会議が昨年、デュアルユース(軍民両用)の先端技術研究を否定しない姿勢を示したことで、大学側が応募しやすい環境となったことが一因とみられる。 防衛装備庁が公表した同制度の令和5年度の応募・採択結果によると、応募総数は民間企業や公的研究機関、大学を合わせて119件で、採択は23件だった。 このうち大学は応募が23件で、11件だった昨年度の2倍超となった。採択は「災害医療対応・外傷処置・外傷手術XR遠隔支援システムの開発」(北海道大)など5件で、1件にとどまった昨年度から大きく増えた。 平成27年度にスタートした同制度は、防衛分野への将来的な貢献を期待し、先進的な基礎研究を公募。審査を経て採択したプ

                                                    <独自>軍事応用研究、大学の応募倍増 学術会議の姿勢修正後
                                                  • 「発言捏造」で賞狙う?読売新聞「千人計画」特集を憂う(榎木英介) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                    世界最大の発行部数を誇る読売新聞。その取材姿勢が問われる。(写真:Masato Ishibashi/アフロ) 今年(2021年)3月末に書いた記事「読売新聞「千人計画」特集が覆い隠す日本の基礎科学の危機」で、私は、中国に渡る日本人研究者が増えている問題の本質は「軍事応用を狙った高給引き抜きによる技術流出」ではなく、「中国が近年研究レベルを向上させる一方、日本では研究環境悪化が続き、基礎科学の人材が流出している」ことにあることを指摘した。 このため、読売新聞が執拗に中国の高度人材採用計画「千人計画」で日本の先端技術を盗んでいるという「陰謀論」のような論調は、日本の基礎科学の問題点を覆い隠してしまうのではないかと懸念している。 残念ながら読売新聞は私の記事発表以降も、一面トップ記事を含め、「千人計画」特集を繰り返し継続している。それらの多くは、前回の記事で指摘した問題点、例えば「千人計画とは高

                                                      「発言捏造」で賞狙う?読売新聞「千人計画」特集を憂う(榎木英介) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                    • 動物実験大国・日本の残酷な真実、禁止国が増えているのになぜ?

                                                      せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。http://seidansha.com ニュース3面鏡 インターネットの登場以来、以前にもまして巷にはニュースがあふれ返っています。そうしたニュースや出来事の中から、DOL編集部が気になる出来事を厳選し、正面のみならず右から左から、価値あるニュース、楽しいニュースをお届けします。 バックナンバー一覧 医薬品、健康食品、化学製品、農薬などの研究開発、安全性確認、有効性評価など、あらゆる分野で人類に関係している「動物実験」。安全性を確かめるには必要悪と考える人も多いかもしれないが、動物実験に代わる方法を取り入れている国が増えてきているという。NPO法人動物実験の廃止を求める会の事務局長である和崎聖子氏に詳しい話を聞いた。(清談社 福田晃広) 疑問を感じず 残虐な実験を

                                                        動物実験大国・日本の残酷な真実、禁止国が増えているのになぜ?
                                                      • ブレーキの無いRNAワクチン|荒川央 (あらかわ ひろし)

                                                        ファイザー、モデルナのコロナワクチンはRNAタイプです。ワクチンに使われるスパイクタンパクは本来人体への毒性の高いものですが、実際に遺伝子やアミノ酸配列の上で毒性を下げる工夫が取られていないのか、そしてその毒性を制御するためのセーフティガードの仕組みは組み込まれていないのかを遺伝子配列から確認してみました。 どちらのワクチンもmRNAの構造をしています。スパイクタンパクの遺伝子が主役であり、遺伝子の安定化や翻訳効率上昇のための工夫は見られます。ファイザーのコロナワクチンの場合には、始点にキャップ構造があり、非翻訳領域 (ヒトαグロビン由来)、スパイクタンパク遺伝子、非翻訳領域 (AES、mtRNR1に由来)、ポリA配列と続きます。また、ウリジンが1-メチルシュードウリジンで置換されています。 キャップ構造とはmRNAをタンパクに翻訳を開始させるのに必須の化学構造です。スパイクンパク前後の非

                                                          ブレーキの無いRNAワクチン|荒川央 (あらかわ ひろし)
                                                        • 「ナイスステップな研究者2022」に精鋭10人、多彩な分野で成果

                                                          文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP、ナイステップ)は、科学技術イノベーションのさまざまな分野で活躍している研究者10人を「ナイスステップな研究者2022」に選定した。現代の課題に密接に関わる研究など多岐にわたる分野で、社会に成果を広く還元している人物を選んだという。 「ナイスステップな研究者2022」に選ばれた吉田慎哉氏の研究から。試作した「飲む体温計」と動作原理(吉田氏提供) 活躍が期待される若手研究者を中心に、AI(人工知能)技術の人文科学への応用研究、地熱資源の基礎研究や地域との関わり、噴火による津波の発生メカニズムの解明といった分野から選ばれている。 専門家約1700人への調査などにより、最近の活躍が注目される約250人の候補を抽出。研究実績に加え、人文・社会科学との融合などの新興・融合領域を含めた最先端の画期的な研究内容、産学連携・イノベーション、国際的な研究活動の

                                                            「ナイスステップな研究者2022」に精鋭10人、多彩な分野で成果
                                                          • 水を超高速で通すにもかかわらず塩を通さないフッ素ナノチューブを開発 —次世代超高効率水処理膜の実現に向けて—

                                                            プレスリリース 研究 2022 2022.05.13 水を超高速で通すにもかかわらず塩を通さないフッ素ナノチューブを開発 —次世代超高効率水処理膜の実現に向けて— 1.発表者: 伊藤 喜光(東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 准教授/JST さきがけ研究員) 佐藤 浩平(研究当時:東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 博士課程学生、現所属:東京工業大学 生命理工学院 助教) 相田 卓三(理化学研究所 創発物性科学研究センター 副センター長/東京大学卓越教授(国際高等研究所東京カレッジ)) 2.発表のポイント: ◆内壁がテフロン(注1)表面のようにフッ素で密に覆われたナノチューブを超分子重合(注2)で開発した。 ◆このナノチューブは塩を通さないが、これまでの目標であったアクアポリン(注3)の4500倍の速度で水を通した。 ◆海水を高速で真水に変える次世代水処理膜の開発に

                                                            • 時価総額4兆円のルナ、一夜で価値ゼロに ステーブルコインUSTはなぜドル連動が崩壊したのか(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース

                                                              時価総額4兆円を超える仮想通貨でも、一夜で価値がゼロになることがある。今回、韓国のソウルに本社を置くテラフォームラボの仮想通貨「ルナ(Luna)」に起こったことがそれだ。 【画像】1万円を超えていたルナの価格は99%以上下落。わずか2円に 「文字通り、一夜にして壊滅したというのは、いかに変動が大きい仮想通貨においても珍しい」。ブロックチェーンの基礎研究開発やコンサルティングなどを行う「Turingum(チューリンガム)」でCOOを務め、DeFiに詳しい橋本欣典氏(KanaGold名義でも活動)は、こう話す。 5月13日朝時点でルナの価格は2円。5日前には1万円を超えており、99%以上下落した。まさに壊滅的な状況にある。4月には時価総額が5兆円を超え、仮想通貨全体のランキングでも10位に入っていたルナは、将来有望と見られていた。いったい何が起きたのか。 USTがドルと連動する仕組み 今回のル

                                                                時価総額4兆円のルナ、一夜で価値ゼロに ステーブルコインUSTはなぜドル連動が崩壊したのか(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース
                                                              • 漂流する日本の医療研究開発

                                                                第26回 息を吹き返す和泉補佐官によるAMED支配 AMEDの三島新理事長が始動した。理事長交代の実態を象徴する出来事があったと聞いたので報告しておく。 4月6日の午前11時前、三島新理事長は官邸に総理を訪ねて、着任挨拶をした。和泉補佐官も同席した。新型コロナウイルス感染症対策に話題が及んだ。そこで、総理と三島理事長との間で、話が噛み合わなかったのだ。あるいは盛り上がらなかったともいわれている。 総理への着任挨拶は先週セッティングされたはずなので、緊急事態宣言目前という事態までは想定していなかったかもしれないが、総理の危機感と健康医療分野と畑違いの新理事長の一般的な着任挨拶には相当な温度差があったことは容易に想像できる。 対して、末松前理事長は、先週、総理への退任挨拶の際、かなりの危機感を持って具体的な提案も含め自分ができることに努力したいと述べた。(前回記事参照) 総理は、和泉補佐官が同

                                                                • 週刊Life is beautiful 2023年8月15日号: LangChain、幻に終わった常温・常圧超電導物質 LK-99 - まぐまぐ!

                                                                  週刊Life is beautiful 2023年8月15日号: LangChain、幻に終わった常温・常圧超電導物質 LK-99 週刊 Life is beautiful 今週のざっくばらん LangChain 一緒に働いているメンバーから、LangChainについて質問されたので、私なりの答えをここにまとめてみます。 LangChainは、LLM向けのライブラリとして有名で、最も多く使われているライブラリとも言える存在です。LLMの使い方を紹介するサンプルコードやチュートリアルでも、LangChainを使っているものが多いし、LangChainの上に作られたオープンソースライブラリも多数存在します。 私が、最初にLangChainの存在を知ったのは、私の息子(洋平)のBabyAGIを通してでした。彼がオープンソース化した、BabyAGIは、LangChainを使って作ったAIエージェン

                                                                    週刊Life is beautiful 2023年8月15日号: LangChain、幻に終わった常温・常圧超電導物質 LK-99 - まぐまぐ!
                                                                  • グラフェン膜で水素と重水素を分離する技術、原子力機構などが開発

                                                                    日本原子力研究開発機構(原子力機構)、東京大学(東大)、北海道大学(北大)、大阪大学(阪大)の4者は8月31日、1原子分の厚みしかない炭素のシート状ナノ材料であるグラフェン膜を用いて、水素(H)と重水素(D)を分離できることを示し、またその分離機構を明らかにすることにも成功したと発表した。 同成果は、原子力機構 先端基礎研究センター 表面界面科学研究グループの保田諭研究主幹、同・福谷克之グループリーダー(東大 生産技術研究所 教授兼任)、北大大学院 工学研究院の松島永佳准教授、阪大大学院 工学研究科のウィルソン・アジェリコ・ディニョ准教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、米国化学会が刊行するナノサイエンスとナノテクノロジーに関する全般を扱う学術誌「ACS Nano」に掲載された。 陽子1個からなる水素の原子核に中性子が1個加わると、水素の安定同位体の重水素となる。重水素は、電子機器に含

                                                                      グラフェン膜で水素と重水素を分離する技術、原子力機構などが開発
                                                                    • 「基礎研究は年寄りがやるべき」、豊田中研菊池所長

                                                                      日本の研究者は優秀だが、ハングリーさ、良い意味での「バカ」が足りないというのが持論。企業研究所はシーズから出発して1つのことを掘り下げるより、社会的なニーズ、課題解決を研究の出発点にすべきと話す。基礎研究は年寄りの仕事とも断じる。米ミシガン大学教授と豊田中央研究所(豊田中研)の2足のわらじを貫き通し、豊田中央研究所代表取締役所長を務める菊池 昇氏に聞いた。(聞き手は木崎健太郎、中山 力=日経クロステック) 前編:「クルマ以外」の豊田中研、それはエネルギーの缶詰から始まった はこちら 菊池昇(きくち・のぼる) 豊田中央研究所 代表取締役所長/ミシガン大学機械工学科 名誉教授(Roger L. McCarthy Professor Emeritus of Mechanical Engineering) 1951年生まれ。74年東京工業大学工学部土木工学科卒業、75年米テキサス大学応用力学科修士

                                                                        「基礎研究は年寄りがやるべき」、豊田中研菊池所長
                                                                      • マイクロプラスチック問題その2:リスク評価者の視点がマイクロプラスチック問題のモヤモヤを解き明かす | リスクと共により良く生きるための基礎知識

                                                                        日本学術会議が2020年4月に公表したマイクロプラスチックに関する提言の内容をまとめて紹介します。マイクロプラスチック汚染が進んでいる現状と、生海洋物やヒト健康への影響を懸念する内容ですが、リスク学的な視点からはツッコミどころも多いです。リスク評価がないままに悪いものと印象付けていると感じます。 まだまだ私もマイクロプラスチック問題については勉強中ですので、さらに精査してみたいと感じるところは以下の点です: ・海水中のプラスチックの発生源 ・マイクロプラスチックや添加・吸着している化学物質による生態リスク ・食物連鎖による生物濃縮 ・プラスチック使用削減の効果 そこで今回も資料の紹介という形で書いていきます。今回紹介する資料は科学技術振興機構(JST)が2020年3月に公表した報告書です。 JST研究開発戦略センター (2020) 科学技術未来戦略ワークショップ報告書「社会および産業競争力

                                                                          マイクロプラスチック問題その2:リスク評価者の視点がマイクロプラスチック問題のモヤモヤを解き明かす | リスクと共により良く生きるための基礎知識
                                                                        • 【切手買取】2次文化人切手シリーズ vol.1 関孝和 - 高く買取-壱ノ型

                                                                          関孝和切手とは? 1950年代に発行された文化人切手シリーズに続き、第二次文化人切手シリーズ31種もの切手が1992年~2004年にかけて、実に12年かけて第1集から第13集が発行されました。 その第一弾に選ばれた関孝和と言えば、高校生の頃の日本史の授業で習ったことがある気がしますね。日本史はあまり好きな教科ではない為、あまり記憶はないのですが、日本の歴史に残る大学者だったことは記憶しています。 日本では明治維新により、西洋文化を取り入れる富国強兵策を取っており、それは数学においても同様で現代の日本の数学は西洋数学を基に発展した経緯もあり、江戸時代に活躍した数学者である関孝和がその数学史に名を連ねることはありません。 しかし、その功績は西洋の数学者に劣るものではなかったようですね。 関孝和と和算 関孝和は5代将軍綱吉の時代、勘定を専門とする役人として甲府徳川家に仕え、綱吉の死後、甲府藩主が

                                                                            【切手買取】2次文化人切手シリーズ vol.1 関孝和 - 高く買取-壱ノ型
                                                                          • 研究費「人」に託し成果 沖縄科技大学院大、「論文の質」世界9位:朝日新聞デジタル

                                                                            「世界最高水準の研究大学」を目指して政府が2011年に設置した沖縄科学技術大学院大学(OIST)が、11月1日に9年目を迎える。質の高い論文を生む機関として知名度が上がりつつある。基礎研究にふさわしい研究運営の仕組みが生んだ成果だが、同時に、退潮著しい日本の研究環境の課題を浮き彫りにしている。 … ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!--

                                                                              研究費「人」に託し成果 沖縄科技大学院大、「論文の質」世界9位:朝日新聞デジタル
                                                                            • 軍民両用技術で歩み寄り 学術会議が見解、政府は評価 政界Zoom - 日本経済新聞

                                                                              科学者の代表機関、日本学術会議が民生と軍事の両方で使える「デュアルユース」技術の研究を事実上容認する新たな見解をまとめた。これまで軍事研究への反対姿勢を貫いてきたが、一律に制限するのは現実的ではないと判断した。安全保障の面からも推進したい政府と歩み寄った。デュアルユースにはドローンや人工知能(AI)、ロボットといった技術の例がある。多様で複雑な先端技術は基礎研究の段階で軍事に転用されるか判断す

                                                                                軍民両用技術で歩み寄り 学術会議が見解、政府は評価 政界Zoom - 日本経済新聞
                                                                              • ノア・スミス「日本の経済成長を加速させるアイディア:産業政策編」(2022年5月25日)

                                                                                [Noah Smith, “Ideas to boost Japanese growth (Part 1),” Noahpinion, May 25, 2022] さあパーティの始まりだ 東京からこんにちは! 日本関連の記事の2本目が,これだ.前回の記事では,日本の生活水準がいかに低すぎるかって話をした.あそこで日本におすすめしたのは,伝統的に頼りにしてきた企業福祉国家は壊れつつあるので,その上に現金ベースでの再分配福祉国家をつくりだすことで,高い貧困率に対処することだった. でも,再分配だけでは,日本人が享受してしかるべき物質的なしあわせをもたらすには足りない.1990年いらいの30年にわたる低成長で取り残された日本は,全体の GDP でみて先進国のなかで低いランクに甘んじている: 一人当たり GDP が低めなために,再分配するためのリソースがとにかく少ない.だからこそ,日本人の生活水準

                                                                                  ノア・スミス「日本の経済成長を加速させるアイディア:産業政策編」(2022年5月25日)
                                                                                • 遺伝子をワープロのように書き換える。新遺伝子編集技術「prime editing」が登場!

                                                                                  遺伝子をワープロのように書き換える。新遺伝子編集技術「prime editing」が登場!2019.11.04 22:0022,107 Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US [原文] ( 山田洋路 ) 検索と置換が使える遺伝子エディター。 人気の遺伝子編集ツールCRISPRですが、難なしというわけにはまいりません。新しく開発された遺伝子編集技術では、CRISPR最大の欠点いくつかを克服したようです。 遺伝子編集技術の理想は、まるでシンプルにパーツを書き換えるかのごとく、遺伝コードを迅速かつ正確に編集できることです。CRISPR/Cas9(クリスパー・キャスナイン)や一塩基エディターといった新しい遺伝子編集技術は理想に近づいてはいますが、間違った箇所に余分なDNAを追加する(off-target効果)など、まだまだ意図しない副作用を引き起こす可能性をはらんでいるんで

                                                                                    遺伝子をワープロのように書き換える。新遺伝子編集技術「prime editing」が登場!