Home トピックス 映画『グリーン・ライ~エコの嘘~』:持続可能性がセクシーだって? だまされやすい消費者にならないために 米タイム誌が2019年の「今年の顔」に選んだのは、16歳(当時)の環境活動家、グレタ・トゥーンベリ。気候変動に対する取り組みを先送りし続ける大人たちに、いい加減にお金のことばかり考えるのはやめろと迫った。彼女の問題提起とリンクするのがオーストリア発の本作だ。「環境への配慮」をアピールする企業が、どんな「嘘」をついているかに切り込んでいく。 2009年に世界80カ国以上で上映された『プラスチック・プラネット』で、地球に氾濫するプラスチックの問題を先んじて世に広く提起したオーストリアのドキュメンタリー映像作家、ヴェルナー・ブーテ。 そのスタイルは、予期せぬ出来事を捉える観察型ではなく、書かれたシナリオに沿って取材対象に迫るルポルタージュ型と言える。一人称で語りながら、レ