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  • 【同窓生シリーズ】坂本龍一

    坂本龍一(さかもとりゅういち):22回生 1952年東京生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲家卒、同大学院修士課程修了。 78年「千のナイフ」でソロデビュー。同年、 細野晴臣、高橋幸宏とイエロー・マジック・オーケストラを結成、日本発のテクノポップサウンドで世界を席巻。84年、映画「戦場のメリークリスマス」で英国アカデミー賞作曲賞を、88年には「ラストエンペラー」で米国アカデミー賞作曲賞を日本人として初めて受賞。音楽活動の傍ら平和問題・環境問題に関わる社会への提言も多く、地雷撤去運動、脱原発運動を始め、森林保全団体「モア・トゥリーズ」、東日本大震災で被災した学校を支援する「こども音楽再生基金」の設立に携わるなど、数多くの運動を率いている。 ―新宿高校と聞いて最初に思い出すのは? 昔の古い校舎ですね、もう跡形もないんでしょうねえ。何とかの鐘ってのがあって、鐘の塔が残っていましたね。そう、戦艦三笠の

    • コロナに関する政策に竹槍で B29 を爆破するみたいな話だ的な批判をすることについて - 山下泰平の趣味の方法

      間違った例えは止めよう コロナに関する政策に、竹槍で B29 を爆破みたいな話だ的な批判をたまにみるようになってきた。私もわりと子供の頃に、戦時中ヤケクソになった日本人は竹槍で B29 をブッ壊そうとしていたといった話を聞いたことがある。その時はへーって思ってわけだけど、最近になって戦中戦後の新聞を読むうち、あれって嘘だったんじゃないのかなと感じるようになってきた。そんなわけで自分で少し調べてみたら、やっぱりこれは有り得ないような話だなといった感じだった。実は先に調べている人たちは沢山いて、ググったら結論はすぐに出るんだけど、ここでは私が調べたことについて記録しておく。 そもそも私は明治の文化を調べていて、かって日本人は合理的、科学的に考え行動しようとしていたことを知っていた。これについては本にしてまとめたので、興味がある人は読んでみてください。 簡易生活のすすめ 明治にストレスフリーな最

        コロナに関する政策に竹槍で B29 を爆破するみたいな話だ的な批判をすることについて - 山下泰平の趣味の方法
      • 湯島聖堂 中国料理研究部のこと | 【公式】dancyu (ダンチュウ)

        湯島聖堂 中国料理研究部のこと 2023.10.22 連載 : 湯島聖堂の料理帖~戦後の日本に伝わった“本当の中国料理”~ 現代日本の中国料理の礎を築いた湯島聖堂「中国料理研究部」。その貴重なレシピと歴史を紐解く連載です。第1回目は、なぜ聖堂で中国料理がつくられたのか、どう継承されたのか、時代背景から解説します。 「聖堂料理」とはどんな中国料理なのか 中国清代に書かれた美食の名著『随園食単』を傍らに、一途に中国料理を探求してきた名料理人がいる。2019年に惜しまれながら閉店した「知味 竹廬山房(ちみ ちくろさんぼう)」の主人、山本豊さんだ。山本さんは、中国料理の歴史と文化を踏まえ、新旧取り交ぜたコース料理を構築。乾物使いの名手として知られ、素材を生かした滋味あふれる料理で多くの食通を魅了した。 元「知味 竹廬山房」のオーナーシェフ、山本豊さん。同店出身者には経堂「彩雲瑞(さいうんすい)」の

          湯島聖堂 中国料理研究部のこと | 【公式】dancyu (ダンチュウ)
        • 日本人の「知の巨人」好きすぎ問題――書名から日本版「知の巨人」一覧をざっと挙げてみる - YAMDAS現更新履歴

          日本人の「知の巨人」好きすぎ問題。日本において(日本人、それ以外問わず)「知の巨人」扱いされた人の一覧と格付けまとめを誰かやらないか— yomoyomo (@yomoyomo) November 14, 2019 これ以前から思っていたことなのだが、日本人って「知の巨人」みたいに権威を祭り上げて、その人の専門分野でない領域まで意見を頼りがちなところあるよね。 さすがに「知の巨人」扱いされた人の一覧と格付けまとめまでは無理だが、その第一歩として、書名に「知の巨人」の文句があるものを人物別に集めてみた。基本的に「知の巨人」は他称なので、本の帯文にこの文句がある場合も含めてみた。ただし、条件に合っても、一冊で何人も対象になる本は(リストが発散するので)外した。 ワタシの世代では、この呼称を意識したのは立花隆あたりか。個人的には、この人が「知の巨人」っておかしいだろと思う人もいるが、そういう個人の

          • 「NHKから国民を守る党」に投票した30代男性の言い分。「れいわと迷いました」 « ハーバー・ビジネス・オンライン

            7月21日に投開票が行われた参院選で、「NHKから国民を守る党(N国)」が議席を獲得した。比例区で、政党名と個人名を合わせて98万7000票以上を集めた。 この結果には、知識人たちも衝撃を受けたようだ。ジャーナリストの津田大介さんは7月21日、「最後の最後でN国とかマジで冗談きついな……」とツイート。日本文学者のロバート・キャンベルさんも同党の立花孝志代表の当選後、「日本国民が選出して自らの税金から毎年3000万円、任期6年で合計1億8千万円をこの候補者に支給することを今日約束したという現実」とツイートしていた。 朝日すべての議席固めて最後はN国。最後の最後でN国とかマジで冗談きついな……。 pic.twitter.com/0G5W9FiwFo — 津田大介 (@tsuda) 2019年7月21日 日本国民が選出して自らの税金から毎年3000万円、任期6年で合計1億8千万円をこの候補者に支

              「NHKから国民を守る党」に投票した30代男性の言い分。「れいわと迷いました」 « ハーバー・ビジネス・オンライン
            • 第65回岸田國士戯曲賞に寄せて|柳美里

              柳美里さんから編集部に連絡があったのは6月下旬のこと。岸田國士戯曲賞の選評が掲載されず選考委員を辞することになった、ついては選評と経緯を説明する文章を発表できないかとの相談でした。原稿を拝見し、編集部で議論のすえ、掲載を決定しました。ゲンロンもスクールや新人賞を主催しています。他社である白水社さん主催の選考について、第三者であるゲンロンが批判を掲載することにはリスクがあります。非難もあるかもしれません。けれども、岸田國士戯曲賞は有名な賞で歴史も長く、柳さんも影響力のある作家であり、内容的にも必ずしも戯曲賞および白水社さんを一方的に批判するものではないことから、公表には公共性があると判断しました。掲載にあたっては、柳さんと相談し、個人名を割愛するなど最低限の編集を施しています。本原稿の公表が、演劇界での議論の活性化につながることを期待します。(東浩紀+上田洋子) 岸田國士戯曲賞の選考委員を辞

                第65回岸田國士戯曲賞に寄せて|柳美里
              • nix in desertis:2022受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(慶應大・早稲田大途中まで)

                今年も無事に公開に至ることができた。協力してくれる方々に感謝を申し上げたい。自分自身も例年より忙しさがやわらいだ2月で,少し書きやすかった。なお,3巻が発売しているので,2020年以前をまとめて読みたい方はこちらをお読みください。 <収録の基準と分類> 基準は例年とほぼ同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作問者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。 奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。 難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験

                • Satoshi Ikeuchi 池内恵 on Twitter: "「日本人は、加害者としての歴史を忘れるな」って言ったことがある人は、「ロシア市民に罪はない、強権支配の被害者」って言う前に少しは自分がすごく矛盾した欺瞞に満ちた人間になっていない考えるべきだろう。まして文学者なら「国民性が」とか自分を棚に上げていないで自分の矛盾に向き合うべき。"

                  「日本人は、加害者としての歴史を忘れるな」って言ったことがある人は、「ロシア市民に罪はない、強権支配の被害者」って言う前に少しは自分がすごく矛盾した欺瞞に満ちた人間になっていない考えるべきだろう。まして文学者なら「国民性が」とか自分を棚に上げていないで自分の矛盾に向き合うべき。

                    Satoshi Ikeuchi 池内恵 on Twitter: "「日本人は、加害者としての歴史を忘れるな」って言ったことがある人は、「ロシア市民に罪はない、強権支配の被害者」って言う前に少しは自分がすごく矛盾した欺瞞に満ちた人間になっていない考えるべきだろう。まして文学者なら「国民性が」とか自分を棚に上げていないで自分の矛盾に向き合うべき。"
                  • 「呉座先生事件」に思うことと、「分断の時代を真剣に超えるオードリー・タンの知恵」が身近な活動家にも理解されていない話について|倉本圭造

                    (トップ画像はウィキペディアより応仁の乱の絵巻) 今回の記事は、2つの最近SNSであった”議論”について書くつもりです。 一つは、呉座勇一さんという日本史学者の方が、北村紗衣さんという英文学者さんにネット上で暴言を吐いた・・・と言うことで謝罪され、来年の大河ドラマの監修を降板することになったという事件。 そしてもう一つは、最近私が書いた、社会に「新しい考え方や制度」を導入する時に、台湾のオードリー・タンの「その社会の古い伝統を攻撃しているわけではない」と常にアピールする配慮がある振る舞いが非常に参考になるのではないか・・・という記事↓ が、結構好評で広く読まれて、ツイッターのフォロワーさんが急激に増えたりした反面、エゴサーチをしていると、こういう見方は 「台湾の現状について事実誤認だ。台湾でも活動家は必死に運動していて、決してナアナアな平和的解決が起きたわけではない。この記事は異議申し立て

                      「呉座先生事件」に思うことと、「分断の時代を真剣に超えるオードリー・タンの知恵」が身近な活動家にも理解されていない話について|倉本圭造
                    • 白饅頭こと御田寺圭氏は、ウィキペディアの話題でも北村紗衣氏へ言いがかりをつけていた - 法華狼の日記

                      史学者の呉座勇一氏を中心とした英文学者の北村氏*1に対する誹謗中傷*2において、「白饅頭(御田寺圭/光属性Vtuber/バーチャルツイッタラー)@terrakei07」という人物がよく顔を出していたという。 「foxmonkey@foxmonkey0414」氏が多数の言及ツイートを保存し、引用した「董卓(不燃ごみ)@inumash」氏が気づかれない手法の揶揄と指摘している。 実際に白饅頭はさえぼうさんに執着して陰湿な揶揄を繰り返してきた(しかも本人にリプライが届かないよう他者のツイートへのリプライという形で)わけです。"人文系研究者の異常な攻撃性や党派性や排他性”とかどの口が言えるんだって話ですね。https://t.co/tjLgACMr9S— 董卓(不燃ごみ) (@inumash) 2021年3月21日 実際に白饅頭はさえぼうさんに執着して陰湿な揶揄を繰り返してきた(しかも本人にリプラ

                        白饅頭こと御田寺圭氏は、ウィキペディアの話題でも北村紗衣氏へ言いがかりをつけていた - 法華狼の日記
                      • 「三体」劉慈欣の短編「流浪地球」無料公開中。4月7日まで | テクノエッジ TechnoEdge

                        株式会社KADOKAWAは、SF小説「三体」作者、劉慈欣さんの短編小説「流浪地球」の無料試し読みをWebマガジン「カドブン」において4月7日まで実施中です。 流浪地球は、同社が1月に文庫版を発売した同名の短編集に収録の一編。舞台は太陽の膨張が目前に迫る地球。人類は岩石を燃料とした「地球エンジン」を構築し、星ごと太陽系外へ脱出する計画を立て、実行に移した先の時代が描かれています。カドブンの試し読みサイトでは本編を8分割して掲載。 本作は中国では2000年発表で、邦訳が初めて発表されたのは2008年。2019年には「流転の地球」として映画化しており、Netflixなどの配信サービスで視聴できます。 3月22日公開の映画「流転の地球 -太陽系脱出計画-」は「流転の地球」の前日譚にあたり、今回の試し読み企画も本作の日本公開記念して実施した企画です。 直近の関連トピックとしては21日にNetflix

                          「三体」劉慈欣の短編「流浪地球」無料公開中。4月7日まで | テクノエッジ TechnoEdge
                        • (日本における中東政治、中東地域研究の代表的研究者の一人に対して)ぷっ。 お前、アラビア語読めんの?→ 日本における中東政治、中東地域研究の代表的研究者の一人さん「読めます」

                          リンク Wikipedia 池内恵 池内 恵(いけうち さとし、1973年9月24日 - )は、日本のイスラム研究者。東京大学先端科学技術研究センター教授。イスラム政治思想を専門とし、日本における中東政治、中東地域研究の代表的研究者の一人。父は独文学者の池内紀、叔父は天文学者の池内了。 東京都出身。1992年3月、東京都立国立高等学校卒業。1996年3月、東京大学文学部思想文化学科イスラム学専修課程卒業。1998年3月、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程修了。2001年3月、同専攻博士課程単位取得退学。 2001年4月、日 19 users 2 Visegrád 24 @visegrad24 BREAKING: The Israeli Army has captured the Rantisi Children’s Hospital in Gaza & found Ham

                            (日本における中東政治、中東地域研究の代表的研究者の一人に対して)ぷっ。 お前、アラビア語読めんの?→ 日本における中東政治、中東地域研究の代表的研究者の一人さん「読めます」
                          • ドイツはナチスを切断処理して責任放棄しているというデマの成立につ

                            ドイツとナチスが絡むと必ず出てくる言説で、ここでもやはり大量に見られる。 はてなブックマーク:欅坂46も立憲民主党議員も…「ナチスをもてあそぶ日本人」にドイツ人がドン引きする理由 | 文春オンライン https://b.hatena.ne.jp/entry/s/bunshun.jp/articles/-/50047 なんかズルいなあ。現ドイツはナチスとは別で第2次大戦は全てナチスが悪いっと言ってる感じ。昭和天皇は責任から逃げなかった。 コイツの祖父や祖祖父の世代がナチスを指示したからナチスがああなった。ナチスに全てをおっ被せているのは否定できないだろうよ。 ナチスこそが全ての原因で邪悪で悪魔で国民はその被害者という形にしないと成り立たないのがドイツ。想起するあらゆるものは排除っていうスタンスは、他のジェノサイド等の件では全く見られない特殊なもの 戦争責任をナチスに押し付けたからこそ、「我々

                              ドイツはナチスを切断処理して責任放棄しているというデマの成立につ
                            • 最近、他人と“壁”を感じるあなたへ。「コスパを意識しない人間関係」のあり方を社会学者に聞いた - りっすん by イーアイデム

                              リモートワーク・テレワークの導入や飲み会文化の変化などにより、最近は同じ会社で働く同僚とも、特別な機会がない限り交流の機会は少なくなりがちです。このことは、無理な人間関係の解消にもつながり、これまで歓迎すべき事柄として語られることも多かったように思います。 他方で、こうした人間関係の変化に対し、「さみしさ」や「孤立感」を覚える人も少なくないはずです。また、転職や部署異動などで新たな人間関係が生まれる場面において、以前のように他人と「信頼関係」が築けず、モヤモヤした思いを抱えている人も多いのではないでしょうか。 社会学者の石田光規さんは、個人の選択が尊重される現代社会は一見「自由」で生きやすそうに思えるけれど、孤立や人間関係の格差を招いてしまう側面も持ち合わせている、と語ります。 人と顔を合わせる機会が少なくなった今、私たちが再び人間関係を築いていくためにはどのような姿勢が求められるのか、お

                                最近、他人と“壁”を感じるあなたへ。「コスパを意識しない人間関係」のあり方を社会学者に聞いた - りっすん by イーアイデム
                              • 「大江健三郎がいた日本」の私     小谷野敦(作家・比較文学者) - jun-jun1965の日記

                                (時事通信配信) 大江健三郎氏が亡くなられた。かつて谷崎潤一郎が死んだ時、三島由紀夫は、「谷崎朝時代」が終わったと評したが、私には、その少し前から始まっていた「大江朝時代」が今終わったと言いたいところである。大江氏は、東大五月祭賞を受賞し、「東京大学新聞」に発表された「奇妙な仕事」を、文芸評論家の平野謙が文芸時評で取り上げることによって、一躍有望な新人としてデビューし、ほどなく「飼育」で芥川賞を受賞したが、私には「奇妙な仕事」こそが初期大江において最も斬新な作品だと感じられる。当時、東大仏文科に在学中で、卒業とともにいきなり多忙な人気作家生活に入った大江氏には、苦しい時期が断続的に襲ってきた。高校時代からの年長の親友だった伊丹十三の妹と結婚し、精神的な安定をみたのもつかの間、浅沼稲次郎暗殺を題材にした「政治少年死す」を発表して右翼の脅迫に遭い、さらに脳に障碍のある男児・光が生まれ、彼ととも

                                  「大江健三郎がいた日本」の私     小谷野敦(作家・比較文学者) - jun-jun1965の日記
                                • 恐る恐る、噂のフェミニスト批評家を訪ねてみたら | 著名人 | LEON レオン オフィシャルWebサイト

                                  【第9回前編】北村紗衣(イギリス文学者、批評家) 恐る恐る、噂のフェミニスト批評家を訪ねてみたら世のオヤジを代表して作家の樋口毅宏さんが今どきの才能溢れる女性に接近遭遇! その素顔に舌鋒鋭く迫る連載。第9回目のゲストは、イギリス文学者、批評家の北村紗衣さん。深い学識に裏付けされた鋭い分析をもとに、フェミニスト批評、映画評論、ウィキペディアの執筆・編集……とさまざまな活動を行う注目の研究家です。 CREDIT :写真/内田裕介 文/井上真規子 PEOPLE樋口毅宏の「手玉にとられたい!」 『さらば雑司が谷』『タモリ論』などの著書で知られる作家の樋口毅宏さんが、各界で活躍する才能ある女性の魅力に迫る連載対談企画「樋口毅宏の手玉にとられたい!」。 第9回のゲストは、イギリス文学者、批評家の北村紗衣さん。東京大学を卒業後、イギリスのキングス・カレッジ・ロンドンで「ジェンダーとシェイクスピアの受容」

                                    恐る恐る、噂のフェミニスト批評家を訪ねてみたら | 著名人 | LEON レオン オフィシャルWebサイト
                                  • これでいいのだ。下落合駅のホーム裏に住んだ2年間 - SUUMOタウン

                                    著: 佐伯享介 たくさんの「便利ですね」をもらった2年間 「駅の近くに住んでいます」と言うと、「それは便利ですね」と言われる。「それは大変ですね」「さぞご不便でしょう」などと言われたことはなかったと思う。駅の近くに住むことには、とても価値があるのだろう。下落合に住んでいた2年間に、私はたくさんの「便利ですね」を受け取った。 数年前、西武新宿線下落合駅のホーム真裏にある、築50年ほどの古いマンションに住んでいた。 私の部屋は2階だった。電車を待っている人たちのちょうど頭の上あたりに、部屋の窓があった。窓から駅のホームまでの距離は、約1メートル。すこし、近すぎた。引越したその日に、防音カーテンを買ってきて、窓にかけた。 例えば停車中の電車の窓からぼんやり風景を眺める誰かが、たまたま視界に入った古い建物の窓にかけられたカーテンを見つけて、「ここにも生活があるのだな」と他人ごととしてうなずいて思い

                                      これでいいのだ。下落合駅のホーム裏に住んだ2年間 - SUUMOタウン
                                    • 児童文学作家 那須正幹さん死去 79歳「ズッコケ三人組」など | NHKニュース

                                      「ズッコケ三人組」シリーズや、みずからの被爆体験を踏まえた作品などで知られる児童文学作家の那須正幹さんが亡くなりました。79歳でした。 1942年に広島市で生まれた那須さんは、3歳のときに爆心地から3キロほどのところにあった自宅で被爆しました。 東京でサラリーマン生活を経験したあと広島に戻って児童文学を書き始め、1972年に「首なし地ぞうの宝」でデビューしました。 その6年後に小学6年のハチベエ、ハカセ、モーちゃんを主人公とした「それいけズッコケ三人組」を発表すると大きな人気を集め、2004年に50巻で完結させるまで26年にわたってこのシリーズを書き続けました。 その後もシリーズの人気は衰えず、読者の要望を受けて主人公たちが大人になってからの作品も発表するなど長く愛されました。 那須さんはみずからの被爆体験を踏まえて戦争や原爆をテーマにした作品も多く手がけ、2011年には戦後の広島を力強く

                                        児童文学作家 那須正幹さん死去 79歳「ズッコケ三人組」など | NHKニュース
                                      • 06_文系不要論の系譜学──「二つの文化論争」から見えるもの|光文社新書

                                        人文学の源流を訪ねて 前回私は、日本学術会議問題という時事的問題から、人文学叩きの問題、そして「役に立つ」学問と教育をめぐる問題を論じた。本連載で一貫して論じてきたところではあるが、そこで明らかになったのは、人文学批判、そして人文学を「役に立たない」学問にカテゴライズして葬り去ろうとする動きの文脈には、新自由主義の緊縮財政があり、また緊縮財政を背景とした大学内部での「政治」(人文学を担う旧教養課程が「狩り場」となったことなど)が存在したことだった。 学問が「役に立つ/役に立たない」こと、そして人文学が役に立たない学問の代表として扱われていることには、確かに現代の新自由主義特有の論理があるだろう。しかし、「役に立つ/立たない」という問題設定と人文学の位置づけは、まったく新しいものとは言えない。ほぼ近代の人文学の始まりから存在してきたのではないだろうか。 今回は、一旦現在の日本から離れて、「文

                                          06_文系不要論の系譜学──「二つの文化論争」から見えるもの|光文社新書
                                        • 価値観の違う人は「敵」じゃない。文学者・荒井裕樹さんと「言葉」から他人との向き合い方を考える - りっすん by イーアイデム

                                          最近、ちょっとしたSNSの言葉や同僚の発言にギョッとしたことはありませんか。 ここ数年、大きく社会や政治状況が変化するなか、自分と異なる価値観に出会うことも増えたように思います。コロナ禍、そうした状況に疲れや息苦しさを覚えた経験のある人も少なくないのではないでしょうか。 昨今の言葉を巡る社会状況を「非常事態」だと語るのは、障害者文化論を専門とする日本文学者・荒井裕樹さん。「分かりやすい言葉」に溢れる現状に警鐘を鳴らします。 荒井さんのお話を通じて、私たちの身の回りに溢れる「言葉」から他者との向き合い方について考えました。 ※取材はリモートで実施しました SNSの言葉に脊髄反射しない 荒井さんは著書『まとまらない言葉を生きる』のなかで「言葉が壊れてきた」と綴り、「分かりやすさ」ばかり重視されるようになっている風潮に警鐘を鳴らされていました。改めて、近年の言葉をめぐる社会の変化をどのように見ら

                                            価値観の違う人は「敵」じゃない。文学者・荒井裕樹さんと「言葉」から他人との向き合い方を考える - りっすん by イーアイデム
                                          • 池内恵のtweetの件なんだが

                                            池内恵のtweetの件なんだが 「日本人は、加害者としての歴史を忘れるな」って言ったことがある人は、「ロシア市民に罪はない、強権支配の被害者」 って言うのは欺瞞だ云々のアレだけど。 https://twitter.com/chutoislam/status/1503200219286097921 これに続くツイートの方がちょっと奇妙で そういう逡巡の跡が見られない人は、まあ人間としてそう言うもん だから学者としての尊敬は得られない 卓越性とか人格の陶冶とかちょっと感じさせてくれないとやってられない と飛躍がある事を言ってるのね。 特に「卓越性とか人格の陶冶とか」は唐突感が強い。 この「卓越性と人格の陶冶」って保守主義を好評価する時に使われる紋切り型なのね。特に2つ併置されるのが紋切り型。 フランス人権思想とかアメリカ型合理主義などの理性主義だと人間は平等で理性を動員して抑圧無き良き世界を作

                                              池内恵のtweetの件なんだが
                                            • 「高齢者は集団自決すべき」成田悠輔氏の発言に養老孟司氏ら“平均84歳”知識人が喝!「問題にする気も起きない」 - Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]

                                              「高齢者は集団自決すべき」成田悠輔氏の発言に養老孟司氏ら“平均84歳”知識人が喝!「問題にする気も起きない」 社会・政治 投稿日:2023.02.21 06:00FLASH編集部 「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」 こんな過激な主張の発言者は、経済学者で米イェール大学助教授の成田悠輔氏(38)。 東大時代、きわめて優秀な卒業論文に与えられる大内兵衛賞を受賞し、最近は個性的なメガネをトレードマークにバラエティ番組にも引っ張りだこ。マスコミがもてはやすスター学者が、冒頭のような主張をABEMAの番組やYouTubeで繰り返し述べ、大騒動になっているのだ。 【関連記事:父親も呆然「有賀さつき」検査入院から2週間後に死去】 米紙「ニューヨーク・タイムズ」(2月12日付)が一連の発言を「このうえないほど過激」と報じると、イェール大学は公式HPの成田氏のプロフ欄に「大

                                                「高齢者は集団自決すべき」成田悠輔氏の発言に養老孟司氏ら“平均84歳”知識人が喝!「問題にする気も起きない」 - Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]
                                              • 近藤ようこさん「高丘親王航海記」インタビュー 澁澤龍彦作品の“明るさ”に惹かれて|好書好日

                                                文:朝宮運河 写真:斉藤順子 近藤ようこ(こんどう・ようこ)マンガ家 1957年新潟県生まれ。國學院大學在学中の79年、雑誌「ガロ」に投稿した「ものろおぐ」でデビュー。『見晴らしガ丘にて』で第15回日本漫画家協会賞・優秀賞、『五色の舟』(津原泰水原作)で第18回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門大賞を受賞した。主な作品に『悲しき街角』『遠くにありて』『ルームメイツ』など。『妖霊星』『宝の嫁』など中世日本を舞台にした作品や、『戦争と一人の女』(坂口安吾原作)、『夢十夜』(夏目漱石原作)、『死者の書』(折口信夫原作)など、日本文学のコミカライズでも高い評価を受けている。 これまで描いたことのない世界を描く ――澁澤龍彦の小説をコミカライズした『高丘親王航海記』の1・2巻が同時発売されました。9世紀に実在した高丘親王(平城天皇の皇子)の天竺への旅を描いた、奇想天外な冒険記です。幻想文学の傑作として

                                                  近藤ようこさん「高丘親王航海記」インタビュー 澁澤龍彦作品の“明るさ”に惹かれて|好書好日
                                                • 戦争は外交の失敗によって起こる ウクライナ侵攻における、領土問題より優先すべき課題

                                                  ロシアのウクライナへの軍事侵攻が続く中、戦争という非常事態において、人間の脳の中はいったいどのような状態になっているのでしょうか? そして、争いのない平和な世界は実現可能なのでしょうか? 富山市にある高志の国文学館で、同館の館長である国文学者の中西進氏と、脳科学者の中野信子氏が対談しました。本記事では、困難な現実を乗り越えるための「虚構」の役割について意見を交わしました。 外交の失敗によって起こるのが戦争 中野信子氏(以下、中野):一方で、ゼレンスキー大統領は非常に西欧寄りのセンスを持った人で、演説もうまいんですよね。この戦時にあってすら、マーケティングのセンスを感じてしまう。 「自分の命をかけてウクライナを守る」というメッセージを効果的に発して、西欧諸国、日本を含めて世界中の人が、彼の味方をせざるをえなくなるような演説をするんですよね。「自分は非力だけれども、命をかけて国を守るんだ」とい

                                                    戦争は外交の失敗によって起こる ウクライナ侵攻における、領土問題より優先すべき課題
                                                  • 「独学大全」読書猿さんインタビュー 学ぶとは、生い立ちや境遇から自由になる最後の砦|好書好日

                                                    文:篠原諄也 絵:塩川いづみ 読書猿(どくしょ・ざる) ブログ「読書猿 Classic: between/beyond readers」主宰。1997年からメルマガを始め、2008年にブログ「読書猿Classic」を開設。ギリシャ時代の古典から最新の論文、個人のTwitterの投稿まで、先人たちが残してきたありとあらゆる知を「独学者の道具箱」「語学の道具箱」「探しものの道具箱」などのカテゴリーにまとめ、独自の視点で紹介。著書に『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)。「大全」のタイトルは、トマス・アクィナスの『神学大全』(Summa Theologiae)のように、当該分野の知識全体を注釈し、総合的に組織した上で、初学者が学ぶことができる書物となることを願ってつけたという。 何度も失敗してつまずいた蓄積 ――正体不明で博覧強記の読書猿さんですが、一体何者なのでしょう? 一応、

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                                                    • 見なくなったね、増田文学

                                                      私がハテラボ::アノニマスダイアリーを定期的に閲覧するようになったきっかけの増田文学。 どこかのまとめサイトでたまたま見かけて、とても面白くて、こんな面白いものが読めるサイトならばと通うようになったのは数年前。 以来、ココロのスキマを埋めてくれるその文体にときには癒しを、ときには救いをもらっていた。 年末近くになるとどこかのだれかが「これだけは読んでおけ。今年の増田文学ベスト50」なんてスレ立ててくれて、ならばと見るもベスト10くらいはもう既に読んでいて、でも良作だからまた読み返して、それで残りの11~50位はまぁ20位までくらいは読んでおくかと読むも結局50位まで全部読んでしまうくらいの面白さや良さがあった。 ところが。 近年は、どうなんだろうね。 人気エントリや注目エントリは見てみるものの、お気持ち表明、誰かや何かの非難、マウンティング知識披露等々、読んでいて気分が良くなるとはとても言

                                                        見なくなったね、増田文学
                                                      • 呉座勇一氏が溺れた「フェミ・リベラル叩き」というマノスフィアの“沼” - 勝部元気|論座アーカイブ

                                                        呉座勇一氏が溺れた「フェミ・リベラル叩き」というマノスフィアの“沼” 女性を見下す快感を求めて肥大するネット内ボーイズクラブ 勝部元気 コラムニスト・社会起業家 歴史学者の呉座勇一氏が、Twitterのアカウントで、英文学者の北村紗衣氏等に対するハラスメントと誹謗中傷を長年にわたって繰り返していたことが発覚し、大きな問題になっています。 呉座氏は、『応仁の乱──戦国時代を生んだ大乱』等のベストセラーもあり、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証担当という大役に抜擢される(3月23日に降板)等、活躍著しい歴史学者です。 そのような知識人が、アンチフェミニズム・アンチリベラル派のネット論者とコミュニケーションを密にしながら、女性バッシングやリベラル派バッシングを繰り広げる「エコーチェンバー」にどっぷりと入り込んでいました。 (※なお、彼らが言う「リベラル」とは、社会の不合理を

                                                          呉座勇一氏が溺れた「フェミ・リベラル叩き」というマノスフィアの“沼” - 勝部元気|論座アーカイブ
                                                        • ずーっとブツブツ言ってるおっさん

                                                          それはもう十年以上前の話だ。 僕は朝五時には起きて、五時半くらいに家を出て、五時四十分くらいの電車に掛け乗り、そこから乗り継ぐこと約2時間という結構な通勤時間でとある職場に毎日出勤している生活だった。 そこへ行くには、電車のパターンが幾つかあって、一番早いのであれば一時間二十分で着く。 どうしてそれを選ばなかったかと言うと、ある路線を使うと非常に快適に通勤出来るからであった。 それは特急列車で、ゆったりした座席があり、しかも特急料金がないのである。 そして、目的駅につくまでしっかりと睡眠を取るのだった。 ところが、時折この快適な睡眠を邪魔する人がいる。 毎日ほぼ同じ時間の特急を利用していたのだけれど、朝は同じ人が乗り込むことが多いので、曜日に寄ってはやたらめったら会話をする人がいたりするわけだ。 それで、そういう乗客とかち合わないように、曜日によって時間を変えたり色々工夫して快適になり始め

                                                            ずーっとブツブツ言ってるおっさん
                                                          • 第54回星雲賞受賞作。――劉慈欣『流浪地球』レビュー【評者:加藤 徹】 | カドブン

                                                            中国大ヒット映画原作、SF短編集!『流浪地球』レビュー 書評家・作家・専門家が《新刊》をご紹介! 本選びにお役立てください。 SFと「科幻」――劉慈欣文学の魅力 書評:加藤 徹(明治大学教授) サイエンス・フィクションを、日本人は「空想科学」と訳し、中国人は「科幻(かげん)」(科学幻想)と訳す。 空想科学と科幻。英訳は同じSFでも、文学ジャンルとしての両者の性格は違う。 私たちが暮らしているこの地球は、二つの世界に分かれている。ゴジラ的な映画を作れる「空想科学」系の国々と、作ることが許されない「科幻」系の国々だ。 日本人は、怪獣が東京を焼き、自衛隊の戦車を踏みつぶす映画を好む。アメリカ人も、宇宙人がホワイトハウスを壊し、UFOが米空軍の戦闘機をハエのようにバタバタと落とす映画を楽しむ。イギリス人も、十八世紀の小説『ガリバー旅行記』でガリバーが小人国の王宮の火事を小便で鎮火して以来、実在の国

                                                              第54回星雲賞受賞作。――劉慈欣『流浪地球』レビュー【評者:加藤 徹】 | カドブン
                                                            • 「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

                                                              <誹謗中傷で訴訟を起こされた被告が訴訟費用を上回るカンパを集め、さらに裁判過程をコンテンツ化して儲ける「ビジネス」が増えている> 4月18日、文学者の北村紗衣氏が、ネット上で「山内雁琳」を名乗る男性から受けた誹謗中傷を、名誉毀損だとして訴えた裁判の判決が東京地裁で下された。その内容は、雁琳氏は北村氏に対して慰謝料及び弁護士費用の合計220万円を支払うべしというものだった。同種の裁判と比べると、220万円という金額は重いとされている。 原告代理人が「被害者ではなく加害者がカンパを募る「誹謗中傷ビジネス」に対して、裁判所が歯止めをかけた重要な貴重な判決」と述べているように、この判決は、ネット上の誹謗中傷とその裁判がコンテンツとして収益化される風潮に一石を投じるかもしれない。 発端は別の誹謗中傷事件 事の発端は、文学者でフェミニスト批評を行っている北村紗衣氏が、歴史学者である呉座勇一氏のセミクロ

                                                                「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令
                                                              • 現代中国最大のヒット作、『三体』が日本でも爆売れした理由。大森望×藤井太洋トークイベント採録|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                                お盆休みの方も多いこの時期、大きな話題を呼んでおります『三体』を、ぜひこのタイミングで読もうとしている方もいらっしゃるのでは。本欄では、7月に八重洲ブックセンター本店にておこなわれた、『三体』翻訳者の大森望さんと、『三体』著者劉慈欣とも関係の深い作家・藤井太洋さんのトークイベントを再録します(SFマガジン2019年10月号掲載)。満員御礼だった本イベントの貴重な採録、ぜひお楽しみください。 『三体』大森望×藤井太洋トークイベント採録 ■劉慈欣と中国SF 大森 本日はたくさんの人に来ていただいてありがとうございます。キャンセル待ちも出ていたそうで。中国SFがそれだけ盛り上がっているということですね。 藤井 これほど『三体』が売れるとは、私も正直思っていませんでした。 大森 全世界で三部作2900万部が売れているという。とはいっても、中国語で書かれた本格SFの長篇小説が日本語に訳されること自体

                                                                  現代中国最大のヒット作、『三体』が日本でも爆売れした理由。大森望×藤井太洋トークイベント採録|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                                • TVアニメ『かげきしょうじょ!!』が照らし出す「僕たち」の後ろめたさ:歌舞伎・アイドル文化の蠱毒を制するためのレッスン|髙橋優

                                                                  TVアニメ『かげきしょうじょ!!』が照らし出す「僕たち」の後ろめたさ:歌舞伎・アイドル文化の蠱毒を制するためのレッスン はじめにO, beware, my lord, of jealousy; It is the green-ey’d monster which doth mock The meat it feeds on. お気をつけなさい、将軍、嫉妬というやつに。 こいつは緑色の目をした怪物で、人の心を餌食とし、 それをもてあそぶのです。 ――ウィリアム・シェイクスピア『オセロー』、第三幕第三場 (小田島雄志訳『シェイクスピア全集IV』白水社、1986年、275頁) 2021年9月に放送が終了したTVアニメ『かげきしょうじょ!!』は、宝塚音楽学校をモデルにした「紅こう華か歌劇音楽学校」を舞台として、「東大に並ぶ」とも言われる難関の入学試験を突破した100期生(予科生)の少女たちが繰り広

                                                                    TVアニメ『かげきしょうじょ!!』が照らし出す「僕たち」の後ろめたさ:歌舞伎・アイドル文化の蠱毒を制するためのレッスン|髙橋優
                                                                  • 読書記録の書き方6選×おすすめアプリ6選 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                                                                    読書の質を高めたいなら、読書記録がおすすめ。要約、感想、心に残った文章などを書き残せば、より深く記憶に刻めますよ。 有識者が推奨する読書記録テンプレートや書き方のコツ、便利なツールなど詳しくご紹介します。 読書記録のメリット これまで読んだ本を振り返れる 本の内容を整理できる 本の知識を活用しやすい 記憶が定着しやすい 読書記録の書き方1:ひとこと読書ノート 自分に必要な情報だけ 気取らず本音で 感想だけでなく理由も 思い出の品を貼る 読書記録の書き方2:A4用紙記録法 ひとこと要約 図解 自分なりの意見 読書記録の書き方3:K-W-L表 K:すでに知っていること W:本から学びたいこと L:本から学べたこと 読書記録の書き方4:本の余白を使う テーマに沿った重要な情報 テーマからは逸れるが有益な情報 著者独自の主張 スタイルについて気づいた点 引用された本 読書記録の書き方5:引用ベスト

                                                                      読書記録の書き方6選×おすすめアプリ6選 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                                                                    • 必読書コピペにマジレスしてみる・自分のオススメ41冊編(1)

                                                                      日本文学編(anond:20210222080124)があまり注目されなかったけれども、記憶を頼りに続きを書く。 芥川龍之介「河童」どの作品を入れるべきか迷った。古典の翻案に見られる知性とユーモア、晩年の作品にみられる迫害的な不安、どちらの傾向を持つ作品であっても、元文学少年の心をひきつけてやまない。特に「歯車」などの持つ、すべてのものが関連付けられて迫ってくる凄味は、学生時代に再読したとき、行き詰まりかけていた学生生活の不安と重なり、ただただ恐ろしく、読み終わってからしばらくは寝床で横にならされた。 「河童」を選んだのは中高生の頃で、河童の国を旅する要素に心を惹かれたことを思い出したからだ。それは、大学生の頃よりも不安が弱かったからなのか、この作品に潜む女性への憧れと恐れが自分に響いたのか、あるいは架空世界の架空の言語に魅せられたのか、その理由はわからない。 ハンス・クリスチャン・アンデ

                                                                        必読書コピペにマジレスしてみる・自分のオススメ41冊編(1)
                                                                      • 相次ぐ誤記や捏造なぜ……揺らぐ書籍の信頼 出版点数増、編集現場にしわ寄せ - 日本経済新聞

                                                                        出版業界で書籍の信頼性を揺るがしかねない事態が相次いでいる。歴史的事実や用語の誤りをはじめ、注の不備、史料の捏造(ねつぞう)が問題になっている。背景にはきめ細かい編集ができなくなっている厳しい出版状況がある。8月下旬、中央公論新社のウェブサイトに新書の正誤表が掲載された。対象はドイツ文学者の池内紀氏が執筆した「ヒトラーの時代」。独裁者が民衆の心をつかむ過程を描いた270ページほどの歴史エッセー

                                                                          相次ぐ誤記や捏造なぜ……揺らぐ書籍の信頼 出版点数増、編集現場にしわ寄せ - 日本経済新聞
                                                                        • ドイツ文学者の池内紀さん死去 | 共同通信

                                                                          フランツ・カフカ作品などの翻訳で知られ、エッセイストとしても活躍したドイツ文学者の池内紀さんが8月30日、死去した。78歳。兵庫県出身。

                                                                            ドイツ文学者の池内紀さん死去 | 共同通信
                                                                          • 「愛する誰かがいなきゃ救われないなんて、そんな残酷な話がありますか」 セクハラ事件からジェンダーの揺らぎに向き合う漫画『女の体をゆるすまで』作者インタビュー

                                                                            ※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 自身のマゾヒズムを題材に、セクシュアリティの複雑さと初めての恋を描くエッセイ『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。』で鮮烈なデビューを果たした漫画家・ペス山ポピーさん。7月30日、待望の2作目『女(じぶん)の体をゆるすまで』の単行本が発売されました。 ペス山ポピーさんの新刊『女の体をゆるすまで』 同作は、ペス山さんが実際に被害にあった事件を糸口に、自身のジェンダーの揺らぎと向き合うエッセイ漫画。アシスタントとして向かった漫画家・X氏の元で受けたセクシャルハラスメント、壮絶なフラッシュバック、人生に影響を与えた母や友人、そして漫画を描くということ……さまざまな出来事と視点を交錯させながら、自分自身を「ゆるすまで」を描きます。 今回はペス山さんと担当編集の金城さんに、トランスについて、暴力について、物語とロールモデルについて

                                                                              「愛する誰かがいなきゃ救われないなんて、そんな残酷な話がありますか」 セクハラ事件からジェンダーの揺らぎに向き合う漫画『女の体をゆるすまで』作者インタビュー
                                                                            • 女性の人権と安全を求める共同声明

                                                                              現在、LGBT関連新法の成立をめぐって、自民党案(通称「LGBT理解増進法案」)と野党案(性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案)とが競合しており、与野党間で法案のすり合わせが行なわれています。 この声明の賛同者の中には、与党案に賛成する者もいれば、与党案にも野党案にも賛成できないという者もいます。しかし、共通するのは、事実上、性自認(自分の性別をどのように認識しているか)だけによって、社会生活のルールをなす法的な性別変更ができるようになったり、男性の身体をした人が女性専用スペースに入ることが可能になったりすることに危惧を覚えていることです。 近年、けっしてすべての国でではありませんが世界的に、かつこの日本でも、「人は自分の望む性別に変更すれば、より自由に生きることができる。だから性別の変更は法的にも容易であればあるほど良く、手術で身体に変更を加えなくても望む性別で

                                                                              • 仕事や育児と“趣味”の間で線引きをしたくない──山崎ナオコーラさんと「働く」との距離 - りっすん by イーアイデム

                                                                                “子どもを育てるのはえらいって言われるのに、自分を育てるのはえらいって言われないのは、なんだか変だなって常々思っているんですよ。” ──作家・山崎ナオコーラさんが2019年に発表した小説『趣味で腹いっぱい』に、こんなせりふが登場します。 本書は、働き者の夫・小太郎と、働かずに“趣味”に没頭する妻・鞠子の生活を描いた物語。経済的な自立はせずとも伸び伸びと趣味を楽しむ鞠子の姿を通して、働くこと、生活すること、趣味を楽しむことの意味を問いかけるような1冊です。 この本の著者の山崎さん自身は、「仕事にこだわり過ぎて趣味を軽視していた」過去があるといいます。今回はそんな山崎さんに、仕事や趣味に対する考え方の変化や「育児の人」と周囲から思われることの葛藤などについて、お話をお聞きしました。 「稼ぐことが仕事の全てじゃない」とやっと思えてきた 山崎さんが以前、インタビューの中で「小説を書いていることが友

                                                                                  仕事や育児と“趣味”の間で線引きをしたくない──山崎ナオコーラさんと「働く」との距離 - りっすん by イーアイデム
                                                                                • 『鬼滅の刃』鼎談企画 歴史編(今井宏昌×嶋理人×髙橋優):戦間期の純情な感情|髙橋優

                                                                                  ※本記事は『鬼滅の刃』の原作最終回までのネタバレを含みます。 原作未読の方はご注意ください。 (2024年2月18日追記) 本記事の剽窃が発覚しました。詳細はこちらの記事をご参照ください。 はじめに世のなかに鬼の族(うから)は多けれど 人にましてぞ鬼なるはなき ――ソポクレース『アンティゴネー』、第1スタシモン(Soph. Ant. 332-3) (日本語訳は文学研究者の長谷川晴生氏からのご提案に従った) このたび、漫画・アニメ文化にも造詣の深い歴史研究者の二人を招いて、大ヒットが続く『鬼滅の刃』に関するオンライン鼎談を実施した。『鬼滅の刃』はその内容に鑑みて、私一人の力では到底批評できない作品だと判断した。そこで、ある種の「共同研究」として、戦間期の歴史や文化に詳しい二人の専門家を交えて議論を尽くすことにした。三者三様の「言いたいことがあるんだよ」をお楽しみいただけますように。 参加者(

                                                                                    『鬼滅の刃』鼎談企画 歴史編(今井宏昌×嶋理人×髙橋優):戦間期の純情な感情|髙橋優