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神経細胞の検索結果161 - 200 件 / 1453件

  • 【書評】文系AI人材になる 野口竜司 東洋経済新報社 - 京都のリーマンメモリーズ

    今、足りないのはデータサイエンティストではなく文系AI人材なんです! これには驚きました! 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.著者よりお知らせ】 【5.関連著書の紹介】 【6.著書より、「いいね」頂きました!】 【1.本書の紹介】 現在、データサイエンティストと呼ばれるAI技術者が引っ張り凧で、世界的にその賃金も青天井で高騰しています。 ひょっとするとその流れは、まもなく止まるかも知れません。 AIの登場に、ビクビクしているそこのあなた、大丈夫です! ここに解決策が書いてあります! 今の今まで、我々文系は、AIの開発はよくわならないので、丁寧に敬遠してきました。(笑) しかし、AIの開発は概ね見えてきて、次はその技術を身近なところで役立つように導入する段階になったようです。 ここで活躍するのが、そう、文系AIの人たちです。 パソコン初期の時代を思い出すと

      【書評】文系AI人材になる 野口竜司 東洋経済新報社 - 京都のリーマンメモリーズ
    • 【書評】時間と空間を操る「量子力学的」習慣術 村松大輔 サンマーク出版 - 京都のリーマンメモリーズ

      今週のお題は #わたしのプレイリスト ということで、私の読書プレイリストの中で、すんごい習慣本をご紹介します。 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 私の思いは、叶わない。 なんて寂しい事を言っている人はいませんか? 思いは叶います! ただ、その方法を知らないだけなんです! では、どうすればその思いは叶うのでしょうか? 【2.本書のポイント】 原子の中にあるのは「クォーク」と「電子」と「フォトン」の三つです。クオークは物質の素、電子は電気の素、フォトンは光の素になる粒子です。 フォトンは、「電子」と同じ素粒子の一種です。電子と同じように、あなたの中の件市内にもあるし、私たちの周囲にも存在します。もちろん、物体の中にもあります。 長時間思ったり、強く思ったりするほど、フォトンの粒の量が増えていくのです。 時間や空間を変える

        【書評】時間と空間を操る「量子力学的」習慣術 村松大輔 サンマーク出版 - 京都のリーマンメモリーズ
      • 脳に最悪な「一夜漬け」いつまで続けるの? スキマ時間の「7回読み勉強法」で効率的な学習を - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

        2012年、ペンシルベニア州立インディアナ大学で、「テスト前もしくはレポートの提出期限前日の夜に一夜漬けで勉強したことがあるか」という調査がなされました。対象者は生徒1,500人。驚くべきことに、99%もの生徒が「一夜漬けで勉強をしたことがある」、そしてそのおよそ半数が「事前に一夜漬けすることを決めていた」と答えたのです。 この調査結果からもわかるように、「一夜漬け」ほどこんなにも身近な勉強スタイルがほかに存在するでしょうか。しかし、時に一夜漬けは、あなたの記憶や脳、心身に大きなダメージを与えることがあります。 今回は、そのダメージがいったいどういうものなのか、そしてどうすれば一夜漬けを回避できるのかについて見ていくことにしましょう。 「一夜漬け」によって受けるダメージとは? 【ダメージその1】記憶が長続きしない 一夜漬けで得た知識を記憶している時間はそう長くはありません。 長い間覚えてい

          脳に最悪な「一夜漬け」いつまで続けるの? スキマ時間の「7回読み勉強法」で効率的な学習を - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
        • なぜ仕事ができない人ほど、人の話を聞くときにパソコンでメモをとろうとするのか?(横山信弘) - エキスパート - Yahoo!ニュース

          ■人の話を聞きながら、メモをとれるのか?私はセミナーや講演をする際、必ず受講者に「メモ」をとるように伝える。しかしパソコンでメモをとることは禁じている。パソコンでのメモを勧めない理由は以下の2つだ。 まず「人の話を聞きながら、メモをとる習慣」があるかどうか以前に、そもそも「メモをとる習慣」があるかについて考えてみよう。 習慣とは、無意識のうちにできることを指す。意識することなくメモをとる習慣がある人が、さらに効果的なメモのとり方を知ろうとするのはいいことだ。しかしメモの習慣がない人は、まずメモをとる習慣を身に着けることが第一だ。 <参考記事> ■脳を鍛える「メモの達人」の技術 メモのとり方5段階レベルをすべて解説!【5200文字】 ■「思考のインフラ」とは?技能を手に入れる前に、下地となるインフラが整っているかについて意識している人は少ない。私は「思考のインフラ」と呼んでいる。それでは「思

            なぜ仕事ができない人ほど、人の話を聞くときにパソコンでメモをとろうとするのか?(横山信弘) - エキスパート - Yahoo!ニュース
          • 1人で社会的に孤立して暮らすことが人間の脳をどのように変えるのかが脳画像から判明

            人間は社会的な動物であるといわれており、人との関わりが薄く孤独に暮らしていると心身にさまざまなデメリットが生じることがわかっています。新たにイギリスや中国の国際研究チームが発表した論文では、「社会的孤立は脳の構造を変え、認知能力を低下させ、認知症のリスクを高める」ことが示されました。 Associations of Social Isolation and Loneliness With Later Dementia - PubMed https://doi.org/10.1212/WNL.0000000000200583 Socially isolated people have differently wired brains and poorer cognition – new research https://theconversation.com/socially-isolate

              1人で社会的に孤立して暮らすことが人間の脳をどのように変えるのかが脳画像から判明
            • これほど脳が活性化する方法を見たことがない…脳研究者が驚いた「勝手に勉強する子」ができ上がるプロセス 1日10~15分の音読を行うと記憶力が20%アップする

              あまたある方法論の中で、我が子に真っ先に取り入れるべきものは何か。人間の脳活動の仕組みを研究する川島隆太さんは「幼少期は読み聞かせ、学童期以降は音読をぜひ継続的に実践してほしい」という――。(第2回/全3回) ※本稿は、川島隆太『子どもの脳によいこと大全』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 「音読」が最も脳を活性化させる 私はこれまで数百にものぼる実験を行い、脳が活性化する様子を研究してきました。 その中で、最も強く脳が活性化したのが「音読」でした。現在においても、私は音読以上に脳を活性化させる実験結果は見たことがありません。 音読を行うと、脳の神経細胞が一斉に活性化し、脳の血流がどんどん高まって、大脳全体の70パーセント以上が活動しはじめることがわかっています。

                これほど脳が活性化する方法を見たことがない…脳研究者が驚いた「勝手に勉強する子」ができ上がるプロセス 1日10~15分の音読を行うと記憶力が20%アップする
              • 「究極の省エネ」、人工冬眠 筑波大がスイッチ発見(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

                本来は冬眠しないマウスを人工的に冬眠状態にすることができたとする成果を筑波大と理化学研究所のグループが発表した。将来的には人にも応用できる可能性があるという。人工冬眠は救急医療や臓器保存といった医療分野のほか、酸素や食料が限られた有人宇宙探索にも生かせると期待される。 【写真】冬眠状態のマウス(右)は通常時(左)に比べて体温が低くなり、サーモグラフィーが青く映っている=筑波大提供 哺乳類は普段、体温を一定に保っている。ただ、寒い時期や食べものが少ない時期などには自らの代謝を落として「究極の省エネ状態」にすることで、通常ならば組織障害が出るほどの低体温になりながらも生きられる種がいる。シマリスやヒグマなどが知られている。ただ、詳しいしくみなどはわかっていない。 筑波大の桜井武教授と理研の砂川玄志郎・基礎科学特別研究員らのグループは、マウスの脳の視床下部にある特殊な神経細胞の集まりに目をつけた

                  「究極の省エネ」、人工冬眠 筑波大がスイッチ発見(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
                • 空間認知の心理学・神経科学的基盤から、漫画の中の空間論まで──『Mind in Motion:身体動作と空間が思考をつくる』 - 基本読書

                  Mind in Motion:身体動作と空間が思考をつくる 作者:バーバラ・トヴェルスキー森北出版Amazon意識、思考といったものは、我々の頭の中だけで作られるものではなく、空間と身体動作と意識の相互作用・統合によって形作られていくものである。たとえば、極端なことをいえば人間の赤ん坊は自分の手や足といった体が自分のものであることを理解していない。手を自分で、意識的に動かしているとは気づいていない。 親が指を近づけると、最初赤ん坊は握るが、それは反射的なものであって、見えなくなると追いかけない。だが、次第に手と意識が統合されていき、離れていく指やガラガラを自分の意志で追えるようになる。そのあたりは地味で基本的な部分だけれども、「身体動作」と「空間」と「思考」の関係は広い領域に広がっている。 たとえば、我々は地元であれば大抵、道端で駅はどこだとか市役所はどこだとか聞かれれば、その場を起点にし

                    空間認知の心理学・神経科学的基盤から、漫画の中の空間論まで──『Mind in Motion:身体動作と空間が思考をつくる』 - 基本読書
                  • 誤用されている心理学・精神医学用語

                    エモリー大学の心理学者であるスコット・リリエンフェルト氏らが、心理学用語の誤用・混乱を防ぐためにいくつかの言葉をピックアップし、それぞれについて解説しました。 Frontiers | Fifty psychological and psychiatric terms to avoid: a list of inaccurate, misleading, misused, ambiguous, and logically confused words and phrases https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2015.01100/full リリエンフェルト氏らは、心理学を語るうえで避けるべきもの、あるいは控えめに表現し、明確な注意書きとともに使用すべきものを暫定的にリストアップしてアルファベット順に記しています。以下に20個

                      誤用されている心理学・精神医学用語
                    • 汎用人工知能が実現しない理由

                      Natureより。 Ragnar Fjelland 概要 人間のような人工知能(AI)を生み出そうとする現代のプロジェクトは、第二次世界大戦後、電子計算機が単なる数値計算機ではなく、シンボルを処理することもできることが分かったことから始まりました。機械知能が人間の知能と同一であることを前提とせずに、この目標を追求することが可能になりました。これは弱いAIとして知られています。しかし、多くのAI研究者は、強いAIと呼ばれる、人間の知能と原理上は同じ人工知能を開発することを目指してきました。弱いAIは強いAIに比べて野心的なものが少ないため、論争を引き起こすことはありません。しかし、弱いAIにも関連する重要な論争があります。この論文では、汎用人工知能(AGI)と特化型人工知能(ANI)の違いに焦点を当てています。AGIは弱いAIとして分類されるかも知れませんが、人間の知能の主な特徴の一つが汎用

                      • ドーパミンによるアミロイドβ分解機構の発見

                        理化学研究所(理研)脳神経科学研究センター 神経老化制御研究チームの綿村 直人 研究員(研究当時、現 客員研究員)、垣矢 直雅 研究員(研究当時)、西道 隆臣 チームリーダーらの国際共同研究グループは、アルツハイマー病(AD)[1]の初期病理学的因子であるアミロイドβ(Aβ)ペプチド[2]の分解酵素「ネプリライシン[3]」が、脳内神経伝達物質の一つであるドーパミン[4]によって制御されていることを発見しました。 本研究成果は、ADの予防・治療法の開発に貢献すると期待されます。 今回、国際共同研究グループは、培養細胞を用いた網羅的スクリーニングにより、ドーパミンがネプリライシンの活性を調節していることを明らかにしました。また、化学遺伝学的手法によって、腹側被蓋野(ふくそくひがいや)[5]におけるドーパミン作動性神経細胞を長期的に活性化し、ドーパミン放出を促すと、その投射先である前頭前皮質にお

                          ドーパミンによるアミロイドβ分解機構の発見
                        • 自閉症に関わる遺伝子、名古屋大学など特定 - 日本経済新聞

                          名古屋大学の木村大樹講師らは、自閉スペクトラム症(自閉症)の患者では神経細胞に関わる遺伝子のグループに変異がみられやすいことを証明したと発表した。日本人の患者と健常者各約300人について、全ての遺伝子を解析して変異の有無を比べた。自閉症に強く関わるとみられる遺伝子を調べれば、症状のメカニズムの解明や診断法への応用が期待できるという。神経細胞の接合部分「シナプス」の機能に関わる遺伝子のグループに

                            自閉症に関わる遺伝子、名古屋大学など特定 - 日本経済新聞
                          • “脳波”から映像を生成する技術「DreamDiffusion」登場 | AIDB

                            Tencentなどの研究者チームが開発した「DreamDiffusion」は、脳の視ている光景を脳波から視覚化する、まるでSF映画のような技術です。本記事では、この画期的な技術について紹介します。 参照論文情報 タイトル:DreamDiffusion: Generating High-Quality Images from Brain EEG Signals 著者:Yunpeng Bai, Xintao Wang, Yanpei Cao, Yixiao Ge, Chun Yuan, Ying Shan 所属:Tencent AI Labなど URL:https://doi.org/10.48550/arXiv.2306.16934 DreamDiffusionは、脳波(EEG)から映像を生成する技術です。具体的には、頭の外側に付ける非侵襲型の電極からEEG信号を読み取り、その信号を元に拡散

                              “脳波”から映像を生成する技術「DreamDiffusion」登場 | AIDB
                            • キノコをコンピューターの一部として使うことの利点とは?

                              電気信号を発するキノコの性質を利用し、電子機器の代わりに導体として使う方法を西イングランド大学ブリストル校のアンドリュー・アダマツキー氏らが模索しています。キノコをコンピューターに統合するアダマツキー氏らの研究について、テクノロジー系ライターのシャーロット・フー氏が解説しました。 A look inside the lab building mushroom computers | Popular Science https://www.popsci.com/technology/unconventional-computing-lab-mushroom/ キノコを電子機器に統合するプロジェクトを進めるアダマツキー氏は、以前は粘菌を使って計算問題を処理するプロジェクトに取り組んでいました。粘菌は脳や神経がないのに迷路の最短経路を解くことができるなど驚くべき性質を備えており、刺激を加えること

                                キノコをコンピューターの一部として使うことの利点とは?
                              • 「mRNA」を脳梗塞状態のラットに投与 脳神経の死滅防止に成功 | NHKニュース

                                新型コロナウイルスのワクチンにも使われている「mRNA」と呼ばれる遺伝物質を、脳梗塞のような状態になったラットの脳に投与することで脳の神経が死滅するのを防ぐことに成功したと、東京医科歯科大学などのグループが発表しました。 「mRNA」は、細胞がたんぱく質を作るときの設計図にあたる、遺伝情報が含まれた物質で、新型コロナウイルスのワクチンにも活用されるなど、医薬品への応用が注目されています。 東京医科歯科大学生体材料工学研究所の位高啓史教授らのグループは、「BDNF」という神経細胞を保護する働きのあるたんぱく質を作る「mRNA」を脳に血液が行かなくなる脳梗塞のような症状で脳の神経細胞が死滅し始めたラットに投与しました。 その結果、何もしないラットでは生き残った脳の神経細胞は5%未満だったのに対して、この「mRNA」を投与したラットでは50%余りの細胞が生き残ったということで、記憶力の低下も抑え

                                  「mRNA」を脳梗塞状態のラットに投与 脳神経の死滅防止に成功 | NHKニュース
                                • 電脳化:人間の脳をコンピューターに接続する新たな方法、頭蓋骨に穴を開ける代わりに血管を経由させる

                                  脳をコンピューターに接続する電脳化技術――それは人類の次なる進化を予感させる未来的なテクノロジーだが、いざ自分の脳に電極を移植しなければならないとなったら、躊躇することなくできるだろうか? 電脳化に興味はあっても、頭蓋骨に穴を開けて、剣山のようなデバイスを脳に挿入するなどという恐ろしい手術は避けたいところだ。 研究者もそうした人体にかかる負担のことを承知しているようで、この度新しいアプローチが発表された。それは血管を通じて、脳とコンピューターを接続するというやり方だ。 血管を介して脳とコンピューターを接続 脳とコンピューターを接続するための装置を「ブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)」という。 『Journal of NeuroInterventional Surgery』(10月28日付)に掲載された研究で紹介されているのは、頭蓋骨に穴を開ける代わりに、血管を経由するBCIだ

                                    電脳化:人間の脳をコンピューターに接続する新たな方法、頭蓋骨に穴を開ける代わりに血管を経由させる
                                  • 「決断力がない人」のほうが成功するかもしれない理由。判断力を上げるには “あの音楽” を聴くべき - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                                    最近、著名な起業家の決断力の高さが注目されたり、決断力を高める方法を記した本が数多く出版されたりしているため、即断即決できる人のほうがビジネスパーソンとして成功するというイメージを持っている人が多いかもしれません。「決断力がない人は、時間を無駄にしている」という言葉も聞きますが、本当にそうなのでしょうか? 「自分は決断力がなくて優柔不断だ」「決断力がない自分は、ビジネスパーソンとして劣っている」などと考え、自信を失くしている人に朗報です。スピーディーに決断を下す人よりも、じっくり考える人のほうが長い目で見ると成功するという研究結果が出ています。 今回は、「決断力のなさ」がじつはビジネスシーンで活かされる理由と、決断のスピードよりも重要な「正しい判断をする力の養い方」について説明しましょう。 反射のXシステムと、熟考のCシステム 人は、なんらかの意思決定をする際、主に脳のふたつのシステムを使

                                      「決断力がない人」のほうが成功するかもしれない理由。判断力を上げるには “あの音楽” を聴くべき - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                                    • めざすは「脳データのグーグル」、豪Omniscientが32億円調達 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                      脳の細胞間のつながりを地図化する「ブレインマッピング」技術を手がけるオーストラリアのスタートアップ、オムニシャント・ニューロテクノロジー(Omniscient Neurotechnology)は、シリーズBの資金調達ラウンドで4000万豪ドル(約32億円)を調達した。同社はブレインマップをいち早く商用化したパイオニアで、「脳データのグーグル」になると野心を燃やしている。 およそ860億個の神経細胞(ニューロン)が電気信号によって情報をやりとりする神経回路網が張りめぐらされた脳は、人間の器官のなかで最も複雑なものである。オムニシャント共同創業者のマイケル・シュグルー(42)によると、医師はブレインマップを利用することで、脳腫瘍や神経変性疾患、不安神経症やうつ病の患者にみられる神経細胞の接続異常を見つけやすくなり、経頭蓋磁気刺激(TMS)などの脳刺激療法を精確に行えるようになるという。 脳の神

                                        めざすは「脳データのグーグル」、豪Omniscientが32億円調達 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                      • 京大、記憶が消える仕組みの一端を解明 光とイソギンチャク由来の成分でマウスの記憶を消去

                                        京都大学の研究チームは11月15日、光を使ってマウスの記憶を消すことに成功し、記憶が消える仕組みの一端を解明したと発表した。イソギンチャク由来のタンパク質をマウスの脳に埋め込み、光を当てたところ、マウスの記憶が消えていることが確認できたという。 記憶は脳の一部である海馬で短期的に保存された後、皮質で長期的に保存される。この現象は「記憶の固定化」と呼ばれるが、それを担う細胞活動は解明されていなかった。細胞単位の記憶の現象には、細胞間の神経活動の伝達効率が上昇する「シナプス長期増強」(LTP)があり、記憶は、LTPが誘導された細胞で作られると考えられている。 そのため、LTPが誘導される細胞と時間を調べることで、記憶を持つ細胞と保持した時刻が分かるという。しかし、これまでその現象を調べる技術がなかったことから、研究チームはLTPがいつどこで起きているかを検出する技術を開発。それを使い、記憶の固

                                          京大、記憶が消える仕組みの一端を解明 光とイソギンチャク由来の成分でマウスの記憶を消去
                                        • 10日連続で深酒すると脳のニューロンがぶっ壊れるという研究結果

                                          「酒は百薬の長」という言葉はありますが、実際にはアルコールが体にどんな影響を与えるのかは詳しくわかっておらず、記事作成時点でも研究が続けられています。そんなアルコールを連日大量に摂取すると、脳のニューロン(神経細胞)が破壊され、不安を誘発することが実験で確認されました。 Daily alcohol intake triggers aberrant synaptic pruning leading to synapse loss and anxiety-like behavior | Science Signaling https://stke.sciencemag.org/content/13/650/eaba5754 Ten days of binge drinking disrupts neuron connections, causes anxiety and other cogni

                                            10日連続で深酒すると脳のニューロンがぶっ壊れるという研究結果
                                          • 世界で初めてヒトの胎児の脳から「ミニ脳」を作ることに成功

                                            by Princess Máxima Center, Hubrecht Institute/B Artegiani, D Hendriks, H Clevers 中絶された胎児の脳から採取された細胞を用いて、初めて脳オルガノイドを作成することに成功したとの論文が、2024年1月8日付の学術誌・Cellに掲載されました。iPS細胞ではなく脳細胞から直接本物の人間の脳に近い構造を持つ「ミニ脳」を作る技術により、脳腫瘍やがんの治療に関する研究がさらに進むと期待されています。 Human fetal brain self-organizes into long-term expanding organoids: Cell https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(23)01344-2 Novel tissue-derived brain organ

                                              世界で初めてヒトの胎児の脳から「ミニ脳」を作ることに成功
                                            • 「オープン」なメタバースの作り方 | 後編

                                              はじめに前回の記事ではオープンとクローズドの違いやオープンメタバースを作る上での障壁について説明しました。今回はオープンメタバースの作り方について解説します。 オープンメタバースのキーワードは、相互運用性(interoperability)、クロスプラットフォーム、アイデンティティ、分散型な社会。最初におさらいとして、オープンメタバースとは何か?、そこを作る上でのコアなインフラ、デジタルとフィジカルな世界の繋ぎ込み、インフラを作っているサービス紹介、人気になるまでの課題、そして最後には面白いユースケースなど話をしたいと思います。 今回の記事は、数少ないオープンメタバースの第一人者のCrucibleのCEOであるライアン・ギルさんとの実際の会話や彼がVenture Partnerとして所属していたOutlier Venturesの考えを元にしています。 オープンメタバースとは何か?そもそもメ

                                                「オープン」なメタバースの作り方 | 後編
                                              • アルツハイマー病研究の失われた16年? -揺らぐオリゴマー仮説- - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文

                                                米サイエンス誌が,アルツハイマー病のアミロイドβオリゴマー仮説の根拠となった有名な論文「Lesné S, et al. A specific amyloid-beta protein assembly in the brain impairs memory. Nature. 2006;440(7082):352-7」が捏造されたものである可能性を指摘しています.少し歴史を紐解くと,まずアミロイドβ(Aβ)が線維化・凝集することで老人斑ができ,老人斑が引き金となって神経原線維変化が生じ,そのため神経細胞死が起きて認知症が発症するという説が提唱されました(アミロイド仮説;1992年).この仮説に基づいて,Aβの産生を抑えたり,除去したりする薬が数多く開発され,臨床試験が行われましたが,ことごとく失敗しました.これに対し,神経細胞死を起こすのはAβの線維状凝集体ではなく,その前にできる可溶性のオ

                                                  アルツハイマー病研究の失われた16年? -揺らぐオリゴマー仮説- - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文
                                                • 蛭子能収 レビー小体病とアルツハイマーの合併症…テレ東番組で判明/デイリースポーツ online

                                                  蛭子能収 レビー小体病とアルツハイマーの合併症…テレ東番組で判明 拡大 漫画家でタレントの蛭子能収(72)が、レビー小体病とアルツハイマーの合併症を患っていることが9日、分かった。同日放送のテレビ東京系医療バラエティー番組「主治医が見つかる診療所」(木曜、後7・58)で明らかにされた。 記憶力低下を心配した蛭子の妻とマネジャーが同番組に相談し、認知症治療の専門病院で検査を実施。簡単な計算ができず、物忘れや幻視などの症状から合併症と診断された。 レビー小体病とは、アルツハイマー型に次いで多い認知症の一つで、脳血管性認知症と合わせて“三大認知症”と呼ばれている。脳の神経細胞にできたタンパク質の塊が神経細胞を傷つけ、認知症につながってしまう。 すでに認知症が始まっているという現実を突きつけられるも、医師からはレビー小体病に効く薬で無理ない範囲で仕事をしても問題ないと説明を受けた。今後について蛭子

                                                    蛭子能収 レビー小体病とアルツハイマーの合併症…テレ東番組で判明/デイリースポーツ online
                                                  • ゲームをすると脳細胞が死滅・萎縮すると主張する人たちが引用する論文には何が書いてあるのか - 井出草平の研究ノート

                                                    鈴木裕美(香川大学医学部助教) 鈴木裕美さんは「過剰なドーパミン放出が報酬系を壊し、神経を死滅させる」と述べている。 観音寺市議会の合田隆胤議員のページ(参照)で紹介。 一応、注釈を入れておくと、報酬系が壊れる?のはダウンレギュレーション仮説であり、神経を死滅させるは神経変異仮説である。鈴木裕美さんは別のものをごちゃごちゃに理解しているようだ。鈴木裕美さんはつっこみどころが満載なので、また後日エントリーを入れたい。 香川県教育委員会「ネット・ゲーム依存予防対策学習シート」 また、香川県教育委員会「ネット・ゲーム依存予防対策学習シート」(参照)では下記の写真が使われている。 この画像は久里浜医療センターの樋口進さんもよく引用している画像である(参照)。 この脳萎縮が起こるとして画像が引用されているYaoらによる論文はどういった内容なのだろうか。 Yaoらによる論文 pubmed.ncbi.n

                                                      ゲームをすると脳細胞が死滅・萎縮すると主張する人たちが引用する論文には何が書いてあるのか - 井出草平の研究ノート
                                                    • 人間は「感情」に引きずられる動物である - japan-eat’s blog

                                                      ワクワクとは、こんなことが実現したらすごい!とても楽しみだ!といった脳がときめいている状態です。 以前と違って、最近はトップアスリートの皆さんのコメントでも「試合を楽しみたい」とか「楽しんで挑戦したい」などと話すのをよく聞くようになりましたが、こうしたコメントが出る状態こそ「その気」になっている状態です。 ビジネスで成功している社長さんたちも、 「会社でこんなことを目標にやっています!来年には××億円の売上を達成しますよ」とか「新しいビジネスを始めて、来年には実現できそうです」など私に報告してくれるときには、目を輝かせています。 こうした人たちが共通して持っているのがワクワクした気持ちです。 人は楽しんだり喜んだりすると、脳が「快」の状態になり、なんでも肯定的に受け取れるプラス思考になります。逆に脳が「不快」の状態になると、否定的なマイナス思考になります。 つまり「肯定的な脳」を持つことが

                                                        人間は「感情」に引きずられる動物である - japan-eat’s blog
                                                      • 抗精神病薬が標的にするニューロンが数十年にわたり誤解されていた可能性があるという研究結果

                                                        主に統合失調症などの症状を緩和するために用いられている抗精神病薬は、脳内の神経伝達物質であるドーパミンを遮断することで作用します。ところが、抗精神病薬が標的にしているドーパミン受容体が過去数十年にわたり誤解されてきた可能性があると新たな研究で示され、薬や治療法の開発に大きな変化がもたらされるかもしれないと報じられています。 Antipsychotic drug efficacy correlates with the modulation of D1 rather than D2 receptor-expressing striatal projection neurons | Nature Neuroscience https://doi.org/10.1038/s41593-023-01390-9 Everyone Was Wrong About Antipsychotics | WI

                                                          抗精神病薬が標的にするニューロンが数十年にわたり誤解されていた可能性があるという研究結果
                                                        • 睡眠中に脳内で毒素の清掃作業が行われている様子が映像で明らかに(米研究)

                                                          睡眠が必要不可欠なものであることはこれまでの様々な研究から明らかになっている。眠っている間に記憶を整理したり、嫌な記憶から感情負荷を取り除いたりたりするのはもちろんのこと、その日脳に蓄積された毒素(老廃物)を除去するための清掃作業も行われているのだ。 そうした毒素の中にはアルツハイマー病を引き起こすものも含まれており、睡眠不足が常態化すると健康を崩す羽目にもなりかねない。 この度アメリカ・ボストン大学の研究グループは、睡眠中、脳内で脳脊髄液が毒素の清掃を行っている様子がわかるMRI映像を公開した。 sleepwaves_lewis__001 睡眠中、脳内では脳脊髄液が毒素を洗浄している マウスを対象とした動物実験によって、脳が働く過程で蓄積されてしまう毒素が睡眠で物理的に洗い流されることなら既に知られていた。 『Science』(11月1日付)に掲載された今回の研究は、このことが人間にも当

                                                            睡眠中に脳内で毒素の清掃作業が行われている様子が映像で明らかに(米研究)
                                                          • 脳に貼り付ける高性能センサー、解像度は従来の100倍 将来的には無線化で埋め込みも

                                                            Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 米カリフォルニア大学サンディエゴ校、米Oregon Health and Science University、米マサチューセッツ総合病院による研究チームが開発した「Human brain mapping with multithousand-channel PtNRGrids resolves spatiotemporal dynamics」は、1024個または2048個の皮質脳波記録 (ElectroCorticoGram 、ECoG)センサーを高密度に配列した、薄くて柔軟なシート状の電極(グリッド)だ。 脳の表面に貼り付け、脳の電気信号を捉える。現在手術によく使われているECoGグリ

                                                              脳に貼り付ける高性能センサー、解像度は従来の100倍 将来的には無線化で埋め込みも
                                                            • ヒトは自らを家畜化したのか 『キツネを飼いならす 知られざる生物学者と驚くべき家畜化実験の物語』 - HONZ

                                                              作者: リー・アラン・ダガトキン,リュドミラ・トルート 出版社: 青土社 発売日: 2023/11/27 キツネの家畜化実験、ナショナルジオグラフィックなどで紹介されたりしているので、その驚くべき成果の概要をご存じの方も多いだろう。かくいう私も人並みならぬ興味を持ってこの壮大な研究を見つめてきたのだが、その裏で、研究成果にも劣らぬ人間ドラマがあったとはまったく知らなかった。主人公はふたり。ひとりはキツネの家畜化実験を考案し、1952年に始動し1985年に亡くなるまで従事し続けた遺伝学者ドミトリー・ベリャーエフ。もうひとりは、1958年から実際の飼育実験にたずさわった女性研究者リュドミラ・トルート―本書の共著者でもある―だ。 うまくいく確証などまったくなかった、というよりは、無謀ともいえる研究だった。一般的に、動物の家畜化は長い年月をかけて少しずつ進むものだと考えられている。また、家畜化され

                                                                ヒトは自らを家畜化したのか 『キツネを飼いならす 知られざる生物学者と驚くべき家畜化実験の物語』 - HONZ
                                                              • 学んだことは「即実践」して「誰かに話す」——あなたの学びを加速させる、たった二つの方法 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                                                                多くの社会人が、キャリアアップや自己成長のために日々学習に励んでいます。しかし、「たくさんの専門書を読んだのに、実際の仕事で知識をうまく活用できない」「資格を取得したけれど、その学びが実践で生きていない気がする」といった悩みを抱えていませんか? せっかく時間と労力を費やして学んだことを、実際の場面で効果的に活用したい——。そんな思いは誰しも持っているはずです。 では、なぜ学んだことが実践で活きないのでしょうか? その原因は、意外にも私たちの「学び方」自体にあるかもしれません。 本記事では、学習効果を劇的に高める2つの重要なポイントをご紹介します。これらを意識することで、あなたの学びはより実践的で、実りあるものに変わるでしょう。特に、最新のテクノロジーを活用した驚くほど効果的な学習法もお伝えします。 1. 学んだことをすぐ実践しているか? 2. 学んだ内容を誰かに話しているか? ChatGP

                                                                  学んだことは「即実践」して「誰かに話す」——あなたの学びを加速させる、たった二つの方法 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                                                                • 人の顔は子宮内の圧力によって形作られる可能性があるという研究結果

                                                                  母親の子宮内で発達する胎児の身体的特徴は、主に遺伝的な要因によって形作られていると考えている人は多いかもしれません。ところが、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者が率いる研究チームが行った新たな研究では、「胚が感知する子宮内の圧力」が顔の特徴を形成する細胞に影響を及ぼすことが明らかになりました。 Competence for neural crest induction is controlled by hydrostatic pressure through Yap | Nature Cell Biology https://www.nature.com/articles/s41556-024-01378-y Pressure in the womb may influence facial development | UCL News - UCL – University Co

                                                                    人の顔は子宮内の圧力によって形作られる可能性があるという研究結果
                                                                  • 自閉症の「友人の覚えにくさ」は海馬の異常に起因、治療法に期待

                                                                    自閉スペクトラム症(ASD、自閉症)の「友人を記憶する能力の低下」という症状が海馬のある領域の異常に起因することが分かったと、東京大学定量生命科学研究所の奥山輝大准教授らの研究グループが発表した。ASDの神経メカニズムの理解が進み、治療法の開発につながる成果と期待される。 奥山准教授によると米疾病対策センター(CDC)が2023年に発表した調査で米国では36人に1人の割合でASDと診断され、増加傾向にある。興味が限定し、コミュニケーションや共感性に難しさを抱えるほか、友人一人一人を記憶(社会性記憶)する能力の一部が低下することが臨床研究により報告されている。 奥山准教授やジョン・ミョン助教(研究当時・大学院生)らの研究グループはこれまで記憶を司る海馬の中の「腹側CA1」と呼ばれる領域の神経細胞に「誰」という他者の記憶が貯蔵されており、複数の神経細胞の組み合わせにより特定の相手についての記憶

                                                                      自閉症の「友人の覚えにくさ」は海馬の異常に起因、治療法に期待
                                                                    • 意識障害、感情の希薄化、精神疾患...コロナが「脳」にもたらす後遺症の深刻度

                                                                      <呼吸器系感染症とばかり思われていたが、脳神経に与える影響が注目され始めた> 神経学者のガブリエル・デエラウスキンが、新型コロナウイルスが脳に与える長期的な影響に懸念を抱き始めたのは、昨年1月のこと。武漢から届いた初期の報告に、回復者が嗅覚と味覚を失っていると書いてあったのだ。 人間の五感のうち2つが突然失われるなんて、神経学者として見過ごすわけにはいかないと、デエラウスキンは思った。その懸念は、すぐに警戒へと変わった。 きっかけは、テキサス大学保健科学センターでデエラウスキンに付いている研修医の1人に、新型コロナ感染が確認されたことだ。研修医は30代の女性で子供がいるが、1カ月にわたり家族と離れてホテルで隔離生活を送らなくてはならない。 だが本人が最も混乱したのは、幼い子供たちと離れて暮らすことよりも、それに対する自分の感情だった。「子供や仕事のことをもっと心配するべきだと、彼女も頭では

                                                                        意識障害、感情の希薄化、精神疾患...コロナが「脳」にもたらす後遺症の深刻度
                                                                      • 選択の回数を減らす工夫 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

                                                                        人は1日10回しか選択きない 分単位で多忙な人は〈同じ服〉〈同じ食事〉が多いと言います 人は1日10回ほどしか選択に頭を使いたがらないそうです 「今日はどの服装で行こう」 「今日の朝食は何食べよう」 それだけで朝2回選択に頭を使います 言われてみると世界の超多忙な人たちは同じ服装が多いです イチロー選手も毎日同じもの食べていたと言います 歴史的な天才も1日のルーティーンが決まっており、カントのような早起き型か、ピカソのような昼過ぎまで寝ている夜型に分類されるようです ルーティーンワークのような人はいいですが、マネジメント職・営業職・企画職のように毎日の動きが大きく違う人は朝の選択は最小限に抑えた生活の方がいいようです 主婦の3食の献立を考える作業もなかなかしんどい作業だし 子供に何を着せるか? 亭主のネクタイは? 折りたたみ傘を持たせるか否か? など考えればほとんど『10回の選択するエネル

                                                                          選択の回数を減らす工夫 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
                                                                        • 慶応大学、失明患者らの視力回復へ 24年度にも治験 - 日本経済新聞

                                                                          慶応義塾大学の研究チームは遺伝性の目の難病で失明や視力低下した患者に対し、視覚を再生する治療の臨床試験(治験)を2024年度にも始める。神経活動を光で操作する「光遺伝学」の技術を応用する。ノーベル賞級の革新的な実験技術が、治療が難しい患者を救う手段になる。慶応大の栗原俊英准教授らは目の難病「網膜色素変性」に対し、神経細胞を光に反応するように変えられる光遺伝学を使った遺伝子治療の実用化を目指して

                                                                            慶応大学、失明患者らの視力回復へ 24年度にも治験 - 日本経済新聞
                                                                          • 実は脳の神経細胞が「縮んで」いた!ついにわかってきた「うつ病」のメカニズム(古屋敷 智之)

                                                                            自閉スペクトラム症、ADHDなどの発達障害、統合失調症......。多くの現代人を悩ませるメンタルヘルスについて、原因と治療法の研究が進んでいます。 脳科学の視点から最先端の研究を紹介した『「心の病」の脳科学』(講談社ブルーバックス)の中から、特に多くの人々を悩ませる「うつ病」について紹介しましょう。 *本記事は『「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか』を一部再編集の上、紹介しています。 日本人の100人に6人が発症する「うつ病」 WHO(世界保健機関)によると、「気分が落ち込む」「何に対しても興味や喜びを感じることができない」といった症状が現れるうつ病は、2021年時点で、世界で約2億8000万人もの人々が苦しんでいる精神疾患です。 厚生労働省によると、日本では100人のうち約6人という高い頻度で発症します。 うつ病は、統合失調症や双極性障害などに比べて遺伝要因よりも環境

                                                                              実は脳の神経細胞が「縮んで」いた!ついにわかってきた「うつ病」のメカニズム(古屋敷 智之)
                                                                            • 人間の脳細胞を電極の上に置いてつくった人工知能。日本語の音声認識を実現【研究紹介】

                                                                              人間の脳細胞を電極の上に置いてつくった人工知能。日本語の音声認識を実現【研究紹介】 2023年12月13日 米Indiana University Bloomingtonなどに所属する研究者らが発表した論文「Brain organoid reservoir computing for artificial intelligence」は、人間の脳細胞を用いて基本的な音声認識を行うAIシステムを提案した研究報告である。 このシステムは、生きている脳細胞の塊、すなわち脳オルガノイドを利用している。脳オルガノイドは、幹細胞を特定の条件下で育成することによって人工的に作られる、数ミリメートルの神経細胞の塊(ミニ脳組織)である。この脳オルガノイドは、最大で1億の神経細胞を含んでおり、計算に使用される。この脳オルガノイドは、成熟したニューロン、アストロサイト、神経前駆細胞など、さまざまな脳細胞のアイデン

                                                                                人間の脳細胞を電極の上に置いてつくった人工知能。日本語の音声認識を実現【研究紹介】
                                                                              • 脳の地図がみえた 神経細胞1000億、医療やAI進化 - 日本経済新聞

                                                                                謎に包まれた脳の研究で最近、神経細胞の地図が一部完成した。日米欧は2010年代半ばから大型の研究事業を始め、米国が成果をまとめ、高い評価を受けている。脳の仕組みをもっと詳しく探るため、専門家たちは実験や観察の新技術と国際的な協調が必要と考えている。10月7日付の英科学誌ネイチャーは脳科学の特集号になった。米国が13年に始めた脳科学の大型研究「ブレイン・イニシアチブ」でまとまった17本の論文を一

                                                                                  脳の地図がみえた 神経細胞1000億、医療やAI進化 - 日本経済新聞
                                                                                • 記憶は一体どこに存在するのか?

                                                                                  by Tumisu 再生力が強いことで知られているプラナリアを使った過去の実験では、頭部を切除しても再生した個体は記憶を保持していることが示唆されています。それでは、「記憶は一体どこにあるのか?」という疑問について、アメリカの科学誌Nautilusが複数の実験や研究の結果から考察しています。 The Bizarre Science of Memory http://nautil.us/blog/memories-can-be-injected-and-survive-amputation-and-metamorphosis ミシガン大学の生物学者で、SF作家でもあったジェームズ・マコーネル教授は、1950年~1960年にかけて行ったプラナリアに関する実験で、一躍有名人となりました。マコーネル教授が行った実験とは、プラナリアにライトの点滅と電気ショックを与える訓練を施してから、プラナリアを切

                                                                                    記憶は一体どこに存在するのか?