写真はイメージです(c)Getty Images 北海商科大学教授(韓国語学)で、国際交流センター長の水野俊平氏(本人提供) K-POPをはじめとする韓国カルチャーが若者の間でブームとなって久しい。日韓関係改善においても、文化交流の果たす役割に期待する声もあるが、北海商科大学教授(韓国語学)で、国際交流センター長の水野俊平氏はシビアな見方をする。16年間の韓国在住経験があり、『韓国の若者を知りたい』(岩波ジュニア新書)、『庶民たちの朝鮮王朝』(角川選書)などの著書がある水野氏にKPOPの影響を聞いた。 【写真】シビアな現実を語る北海商科大学教授(韓国語学)の水野俊平氏 * * * ――韓国のアイドルBTSの世界ツアーが4月末、コロナ禍で「再調整」となったことは日本でもいち早くニュースになりました。それほど韓国カルチャーが日本で浸透しています。 水野氏(以下敬称略):私が勤める北海商科大