女優の市原悦子が12日、都内の病院で亡くなったことがわかった。82歳だった。市原といえば『まんが日本昔ばなし』の声優や、『家政婦は見た!』(テレビ朝日)などの作品が有名なことは言うまでもないが、30年以上にわたってライフワークとして力を入れていたことがある。 戦争の記憶を後世に語り継ぐこと、戦争童話の朗読だ。市原の戦争をなくしたいという思いは、安倍政権にも向けられた。 2014年には、集団的自衛権容認や原発政策など安倍政権の政策を厳しく批判したことがある。 「集団的自衛権を使うことが認められましたね。「自衛」とか「戦争の抑止力」とか信じられない」 「先の戦争で犠牲になった300万人の方々がどんな思いで死んでいったか。戦争によって人の心に何が起こったか。それを知れば、私たちがこの先どうすべきか見えてくると思います」 市原が戦争童話の朗読をライフワークとしたり、メディア上で政権の方針に対して怒