無免許あめふらし@12/30(土)東Q-02b @shark_chop 産業革命期のロンドンです。自炊しようにもキッチンがある住居がまず下層労働者にはなく(それどころかベットすらなく木賃宿のような所ではロープに寄っかかって寝たとか)出身地の田舎の料理の継承が出来ず都市部でその下地すらない二世三世世代への移行が発生したそうです
島村一平 @ippeishimamura モンゴルの「ゴリャーシ」。元はハンガリー料理のグリャーシュだが、いつのまにかパプリカベースのソースは略され塩コショウのみの羊肉の煮込みへと変貌した。しかしこれはこれで肉の味が楽しめておいしい。ビーフシチューが日本で肉じゃがに化けるプロセスと少し似ている。 pic.twitter.com/0EpI7arkPz 島村一平 @ippeishimamura ちなみに90年代のモンゴルのレストランでビーフハンバーグを頼んでもなぜか味は羊肉味だった。それもそのはず、焼くときに羊肉の油を使っていたからだ。「牛肉を使った料理をわざわざ羊味にしなくてもいいのに!」と当時は閉口したが、よく考えると日本人も似たようなことをしていた。
日本の国民的洋食ハンバーグは、アメリカにその起源があります。アメリカにおいてもかつては、国民食といえるほどにハンバーグ・ステーキが愛されていたのです。 カメラマンの名取洋之助は、1936年にフォーチュン誌の企画でアメリカ横断撮影旅行に挑みます。その道中の食事は“普段はだいたいハンバーグ・ステーキかホットドッグ”というものでした(『アサヒカメラ』1950年9月号所収「アメリカ撮影旅行の思い出」名取洋之助)。 雑誌『主婦と生活』1950年9月号には、ハンバーグ・ステーキを頻繁に食べていたころのニューヨーク食事情がレポートされています。 “ニューヨークの人達は、今とてもハンバーグがお好き。例の挽肉のおだんごを、ジュッと燒いたもの” 「ほんとにアメリカ不思議なお国(その六)」 外交官の妻としてアメリカ滞在経験のある料理研究家・飯田深雪は、1960年の『世界の家庭料理 5』において、当時アメリカで人
韓国農林畜産食品部(農林水産省に相当)が最近、米国で韓国産のエノキダケを食べて4人が死亡した事件と関連し、「韓国はエノキダケを加熱処理して摂取するが、米国はサラダとして(加熱せず)摂取するため食中毒が発生したと推定される」と述べた。 13日、農林畜産食品部は、リステリア菌に汚染された韓国産のエノキダケを食べて4人が命を失ったと明らかにした米国疾病予防管理センター(CDC)の発表と関連し、声明資料を出して、米国に輸出した企業のエノキダケの試料を採取して検査を行っていると伝えた。 米国NBC放送などによると米国疾病予防管理センター(CDC)は米国で販売された韓国産のエノキダケを食べて、17州で36人が食中毒を起こして4人が死亡したと伝えた。妊婦6人が感染症状を起こし、そのうち2人が流産した。 これまで政府は国内の生産・流通段階生で食野菜類に対してリステリア菌など食中毒菌を検査して問題がある場合
ネットの風は、ときにぞっとするほど世知辛い。 2022年2月の上旬に巻き起こった、イタリアンファミリーレストラン「サイゼリヤ」を巡る話題もそうで、「サイゼリヤに男性が女性をデートに連れていく」という行為を巡ってさまざまな人が意見を述べ、ちょっと政治的なステートメントを表明したりして盛況だった。 くだらない話のように見えて切実なテーマだったから、話題の連鎖反応が起こったのだろう。 とはいえ、これ自体は長くネットを眺めている人には既出の話題ではある。 そうしたなかで私がしみじみと感じ入ったのは、以下のような枝葉の議論についてだ。 「高過ぎず気取ってなくて居心地のいいそこそこセンスのある美味しいお店」を探索・提示できる能力って、まさに文化資本ど真ん中としか言いようがない。尤も、どの分野でも「コストがかかりすぎず気取ってなくて居心地良くてセンスのある○○」って文化資本ど真ん中だよね。それらを認めた
かつてアメリカの国民食であったハンバーグ・ステーキとホットドッグ。しかしながら現在では、その地位をハンバーガーとピザにゆずってしまいました。 ハンバーグ・ステーキからハンバーガーへ、ホットドッグからピザへの主役交代は、1980年代以降に起こった現象と思われます。 1968年から77年にかけて、アメリカの食生活と健康問題を検討する上院特別委員会United States Senate Select Committee on Nutrition and Human Needsが開かれました。 委員会が当初問題としたのは、貧しい人々の不十分な栄養摂取問題でしたが、1970年代後半になるとむしろ、過剰な栄養摂取による健康問題に焦点が当たるようになります。肥満による慢性疾患が問題となったのです。 この上院特別委員会の報告は、主導した上院議員マクガバンにちなんで、マクガバン・レポートという名で日本で有
インバウンド観光客の増加に伴って、日本食にも注目が集まっている。中でも外国人の多くが驚く食べ方がある。「口内丼」だ。おかずを先に口に入れて咀嚼、その後、白飯をいれて「口の中で丼を完成させる食べ方」のことだ。定食屋などではしばしば見かける光景だが、世間的にはマナー違反と指摘されることがあるらしい。皆さんはどのようにして白飯を食べているだろうか。口内丼派? おかずをのみ込み、余韻で白飯を食べる派? それとも、おかずと白飯は完全に分けて食べる派? 「行儀が悪い」と指摘する人もいれば、「日本の文化」と言う人もいる。果たして口内丼はマナー違反なのだろうか?(取材・文:山野井春絵/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 「口内丼」に賛否両論焼き肉屋に行って白飯とともに肉を食べる時、どのようにして食べるだろうか。カルビをタレにつけたあと、ご飯の上で「ワンバウンド」させて口に運び、数回噛んだ後、す
山あいの温泉旅館を訪れたとき、夕食に刺身が出てきて不思議に感じたことはありませんか? 今回の取材の発端は、機関誌『水の文化』50号に遡ります。ほうとうの取材で山梨県に伺うと、海がないのにマグロの刺身が今も多く食べられていて、その理由が「魚尻線(うおじりせん)にあたるから」と聞きました。海から離れた内陸部で海魚の食文化が残っていて、それには魚尻線が関与している――これはとても興味深い事実です。山梨県立博物館の学芸員、植月学さんを訪ねて、山梨県における海魚の食文化と魚尻線についてお聞きしました。 山梨県立博物館 学芸課 学芸員 植月 学(うえつき まなぶ)さん 1971年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学文学部助手、東京藝術大学助手等を経て現職。専門は動物考古学で、牛馬の歴史や縄文時代の環境・生業に特に関心をもっている。著作に『十二支になった動物たちの考古学
韓国でことあるごとに衝突している与党「国民の力」と最大野党「共に民主党」だが、この両党が久しぶりに手を握り合って、国会である法案を可決させた。「犬肉食禁止法案」である。 “犬鍋”は参鶏湯と並び称される栄養補給食 この法律は動物保護活動家としても知られる金建希(キム・ゴンヒ)大統領夫人が積極的に後押ししていたことで、「金建希法」とも呼ばれている。今後3年間の猶予期間を置いて2027年から施行されるが、施行されれば、犬を食用目的で処理した場合、3年以下の懲役刑・3000万ウォン以下の罰金刑に処されることになる。食用目的で犬を飼育したり流通したりする場合にも懲役2年以下2000万ウォン以下の罰金刑に処される。 愛犬人口が1500万人にも達するといわれている社会的変化に伴う立法だが、一部では「伝統の食文化まで国家が干渉するのか」という批判的な意見もある。特に関連業者からは「ヒトラーや金正恩より酷い
フランスでの爆発的な漫画人気はいま、食文化にも多大な影響を及ぼしている。「若い世代の想像力を拡大し、新たな生き方、そして食べ方の発見に寄与した」──仏誌「ロプス」はそう讃えながら、日本のアニメ作品に登場する食事の影響力を徹底分析する。 「ママ、ラーメン作れる?」 ある日曜日の午後、ソファで漫画を読んでいた12歳のリュバンは母親に尋ねた。 母は驚いた。彼女は料理が好きだったが、息子はマカロニグラタン以外のものは食べようとしなかったからだ。中学生の息子がたたみかける。「ナルトがいつも食べてるんだよ。すごく美味しそうなんだ!」 こうして母と息子は最高のラーメン屋を求めて、日本料理店が集まるパリ2区、サン・タンヌ通りに出かけた。 リュバンのケースは珍しいことではない。漫画のフランスにおける空前の大成功は、日本のグルメ人気も伴っている。 「当然のことです。食は日本文化をちょっと取り入れるのには最高の
元は中国の禅宗が渡来して伝えた茶道の延長みたいなもので 蕨から作るという事で蕨市が発祥なのかというとどうやらそうでもないらしい。 鎌倉時代、時の天皇によってわらび餅が全国的に広まって奈良や京都を中心に一般的な甘味として広まったみたいね。 でも原価率とか売上とかあんまり国中を揺るがす程、いわゆる社会現象には今も昔もなってない感じ。 数年前に一瞬だけわらび餅の高級化が進んだきらいもあったけど最終的に今のスーパーとかで見かける一般的なわらび餅1個100円(よく半額シールが貼られてて最大39円のスーパーもある)程度で落ち着いてる。 元の中国ではさして浸透しなかったわらび餅が日本では一般的な甘味として700~800年位歴史が続いてるのにあんまり評価されないのは嘆かわしいね。 お団子でさえも、だんご三兄弟が売れてた頃もみたらし団子や三色団子、ヨモギ団子などが売り切れ続出になる位ブームになったという話が
新刊では海外の最新研究動向をふまえ、嘘・間違いだらけの日本のカレー史研究を全面的に刷新します。 それでは『新しいカレーの歴史 上』、冒頭部分をお楽しみください。 第一章 謎の幻視と『美味しんぼ』から始まった、間違いだらけのカレー史研究1.ガラパゴス・デマが跋扈する日本のカレー史研究 ・イギリスに初めてカレーをもたらしたのは、初代インド総督ヘースティングズ ・初めてカレー粉を商品化したのは、イギリスの会社C&B これらの史実は、カレーの歴史に関する日本語の書籍において繰り返し述べられてきた、ありふれた史実である。カレーの歴史に少しでも興味あるものならば、これらの史実は誰でも知っていることだろう。 ところが、これらの史実が載っていないカレー史の書籍がある。リジー・コリンガムの『インドカレー伝』と、コリーン・テイラー・センの『カレーの歴史』だ。 この二冊だけではない。英語圏で出版されたカレー史の
新刊では海外の最新研究動向をふまえ、嘘・間違いだらけの日本のカレー史研究を全面的に刷新します。 『新しいカレーの歴史 上』冒頭部分無料公開 その2です。 第一章 謎の幻視と『美味しんぼ』から始まった、間違いだらけのカレー史研究2.謎の幻視と『美味しんぼ』から始まった、間違いだらけのカレー史研究 ヘースティングズ総督がイギリスに初めてカレーをもたらした、C&Bが初めてカレー粉を商品化したといった日本人だけが騙されている嘘情報は、1989年に出版された新書版・森枝卓士『カレーライスと日本人』によって提唱された(ただしヘースティングズ伝承説は2015年の文庫化の際に撤回)。 そして翌年1990年に出版された当時の国民的人気マンガ『美味しんぼ』第24巻にこの本が取り上げられたことで、嘘情報が日本全体に拡散され、定着してしまったのである。 『美味しんぼ』第24巻には森枝本人が登場し、マンガの登場人物
こんにちは、みんなのごはん編集部です。 ウナギ食を長く続けるためには、いろんな取り組みが必要になってきますが、この記事では、インドネシアのウナギ「ビカーラ種」について紹介できればと思います。 【目次】 インドネシアのウナギ「ビカーラ種」って? ウナギのコントロールの難しさ 「インドネシア・ジャワ島 ウナギ保全プロジェクト」 どっちがニホンウナギ?どっちがビカーラ種? 安全安心で持続可能なウナギ食文化のために インドネシアのウナギ「ビカーラ種」って? 世界中に存在するウナギの種は18種類とも19種類とも言われています。 この中でわれわれ日本人にとって最も親しみ深い種は、ニホンウナギ(学術名:Anguilla japonica)であるのは間違いありません。 1年を通して美味しいウナギがいただける専門店はもちろん、牛丼チェーン、居酒屋のランチにコンビニ、そしてスーパーでも土用の丑の日が近づくと、
2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻により、私たちは日々、彼の地のニュースを目にするようになった。だが、現在進行中の「戦争」の背景には何度も国境線が変更されてきた両国の複雑な関係があり、それを理解するのは島国に暮らす日本人の感覚ではなかなか難しいところも多い。両国の歴史や文化をより深く知るには、緊迫の度合いを深める情勢を追うばかりではなく、たとえば身近な食文化について考えることも役立つだろう。その手がかりのひとつとなるのは、ロシア料理の代名詞として日本でも親しまれている真っ赤なスープ、「ボルシチ」だ。実際のところ、ボルシチはウクライナにルーツがある料理だが、「ロシア料理」として世界に普及している。なぜウクライナ発祥のスープがロシア料理とされるようになったのか、ウクライナのボルシチとロシアのボルシチは何が違うのかなど、ロシアや周辺国の食文化に詳しい沼野恭子・東京外国語大学大学
ねずみいろの人 @84start84 半年間、カナダに留学していた友人が帰国したら、すっかり痩せていて、現地の生活が合わなかったのかな?と心配した。 すると「ホームステイ先が酷い粗食で、修行僧みたいだった」とのこと。「最初はいじめられてるのかと思ったが、家族仲良く3食それを食ってるわけ」「しかも謎に太ってる」→ x.com/Haya_Take/stat… 林 剛司 @Haya_Take 1年間留学したのに全く英語が上達しないまま帰国する人なんているのか?と思われるかもしれませんが、います(そういう人も何人か見てきました)。英語が上達しないだけではなく、せっかく現地(米国でも英国でも)で1年間生活したのに、現地の文化も歴史も風習も、何も学ばないで帰国する人もいます→ ねずみいろの人 @84start84 何しろ腹が減るので、サンドイッチなどを自作して弁当にするようになる。 それを見た家族に「
ライブドアニュース @livedoornews 【皮肉まじり】「まずい。本当に最悪」金メダルの中国最強スイマー・潘展楽も選手村の食事を酷評 news.livedoor.com/article/detail… 「味を足したいと思っても調味料がないんです」、「まぁ非常に地元らしい風味はあって、独特で、独特さがある境地にまで達している感じはしてます」とコメントした。 リンク ライブドアニュース 「まずい。本当に最悪」金メダル獲得の中国最強スイマーも酷評 選手村の食事情が東京五輪の再評価にも【パリ五輪】 - ライブドアニュース パリ五輪の競泳男子で金メダルを獲得した中国代表の潘展楽。中国の番組で、選手村の食事を「まずい。本当に最悪」と酷評した。「味気ないというか」「味を足したいと思っても調味料がない」と話した 29 users 8
Togetterオリジナル編集部のふ凡社です。 味噌汁に「カボス」を絞ると良いらしい、という投稿がX(Twitter)でバズっていた。 なんでも、カボスの名産地である大分県の文化で、劇的に美味しくなるんだとか。ん、ちょっと待てよ。私、大分出身だけどそんなレシピ聞いたことないな。 そもそもの話だが、皆、カボスって知ってる?すだちをワンサイズアップしたような見た目の柑橘類なんだけど。えっ、知らない? これがカボスだ それもそのはず、カボスは全国生産量の95%以上が大分県産で、かつ全国消費量も90%以上が大分。つまり、ほぼ大分県民にしか知られていない食材、と言っても過言ではないのだ(多分)。 ということで、さっそく「カボス味噌汁」を試してみた。 これからの味噌汁、全部カボス入れたい 元となった投稿には「絞る」とあったので、レモンやライムみたいに果実を絞ることを想定していると思うのだが、いかんせん
日本の食文化を代表するおにぎり。手軽さと美味しさで多くの人々に愛され、時代とともに進化してきた歴史をたどると、日本人の食卓と文化を垣間見ることができます。また、最近では「おにぎりらず」やお弁当を圧縮して1つのおにぎりにまとめられたものまで、バリエーションも豊富です。今回は、そんなおにぎりの歴史について記事にしてみました。 古代からのルーツ 江戸時代の変遷 近代から現代への進化 結びつく日本食文化 まとめ 古代からのルーツ おにぎりのルーツは古代にまで遡ります。古代の日本では、米の粒を結びつけた食べ物が存在し、長期保存や持ち運びに適した食品として使用されていました。しかしながら、おにぎりとしての現在の形が整ったのは奈良時代から平安時代でした。この時代におにぎりは、手で握って三角形や球形に形作られ、塩や米で味付けされたり、昆布や鮭、梅干しなどが具として用いられていました。ほぼ、現代のおにぎりに
“日本以外でも納豆が食べられていたの?納豆にこんなにすごい背景があるなんて!”と衝撃を与えた『謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉』から4年。前作で解き明かしきれなかった異国の納豆の正体を、完全に明らかにした驚天動地のノンフィクションがいよいよ発売された。 発売直前のある日、新潮社の会議室を高野秀行さんは一日ジャックしていた。リモートを含め取材が5本。新型コロナ禍で酷暑のなかでも注目度は相変わらず高い。そしてご本人のテンションもアゲアゲである。すばらしき納豆の世界へようこそ! ー『幻のアフリカ納豆を追え!』出版おめでとうごさいます。それにしても日本、朝鮮半島、東南アジア、びょーんと飛んで西アフリカで同じ発酵食品が食べられているのは面白いですね。なんでなんでしょう? 高野 :それを解き明かしたくて、この本を書いたんですけどねw 日本人だけがうま味を感じているわけじゃないってことですよ
3大おっさんの手習いといえば蕎麦、キャンプ、燻製と相場が決まっている。 私もおっさんなのでどれかに手を付けようかと思いつつ、蕎麦はチャレンジしてみたものの超難しい(うどんは簡単だが)、キャンプは車が無いと面倒臭そう、燻製は部屋が臭くなりそう、あとどれもマテリアルが嵩張りそうという理由で、何れも私にはフィットしてないように感じていた。 しかし先日、我らがAmazonでこんなやべえリキッドが出土された。 永谷園 業務用 燻製の素 600g なんと食材を漬けておくだけ。大層な機材も部屋が臭くなる心配も無用だ。 ゆで玉子×燻製の素=ガチ旨とりあえず、ゆで玉子でトライ。半熟卵を15分くらい漬けてみる。 15分後。 旨そうなテカリ。 ベロうま。 確かにちゃんと炙ったものと違って「燻製風味」感は多少あるものの、リキッドについている甘味や塩加減の「丁度良さ」、「汎用性あるバランス感」でまとまりがよく、完成
新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中です。 新刊ではカツレツ、とんかつ、魚のフライ、コロッケの様々な謎を解き明かすとともに、嘘・デタラメだらけの日本西洋料理近代史を、膨大な資料をもとにゼロから書き直します。 それでは『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』、冒頭部分をお楽しみください。 1853年7月8日、黒船来航。1858年7月29日に日米修好通商条約が結ばれ、翌年横浜が開港することとなる。 外国人を迎えるにあたってまず日本人がしたこと。それは遊女街すなわち遊郭の設置であった。 日本各地から横浜に遊女を集めるとともに、饗応の場(揚屋)において西洋料理も提供されることとなり、メニュー表「横浜揚屋料理献立」が作成された。 (「横濱揚屋料理献立」 画像提供:京都の古書店・青羽古書店様)雑誌『食道楽 昭和6年5月号』記事「横濱開港當時の西洋料理」(高岸拓川)に、横浜開港の年、185
すしにキムチにカレー。食には必ず起源となった民族や国がある。それを侮辱する行為がいま問題となっている。食文化の盗用だ。 食の世界でも、文化の盗用という考え方が主要な論点となっている。ある民族や国のバックグラウンドを持つ料理人やフードライターが、別の食文化の食ベ物を扱う時に問題は起きる。一番問題に見えるのは、ソーシャルメディアのご意見番がたが懸念する限り、ある国が歴史的に搾取したり抑圧したりした国の文化から食べ物を横取りする場合である。米国人シェフがメキシコ料理を、フランス人シェフがモロッコ風料理をつくるというような。 国家単位で他国の料理を盗用していることもある。たとえば英国がインド料理に対してそうであるように。チキンティッカマサラ(カレーの一種)は明らかに英国統治下のインドにルーツがあるにもかかわらず、おそらくほとんどの人が典型的な英国料理として受け入れるだろう。そのプロセスの発端が何百
焼き魚に、わかめの味噌汁、ご飯のおともの焼き海苔……日本の食卓に欠かせないのが、これら水産物です。 しかしここ数年、水産物の異変を伝えるニュースが増えています。 何が起きているのか。日本の食文化は守れるのか。現場を取材しました。 (経済部 川瀬直子記者/松山局 伊藤瑞希記者) 水産物の現状を取材しようと、まず訪れたのは東京・豊洲市場。全国から水産物が集まり、世界最大の水産物の卸売市場とも呼ばれています。 しかし、豊洲の卸売市場での水産物の取引量は、減少傾向が続いています。去年1年間では29万トンと、4年前に比べて1割以上減りました。 日本人の魚離れなども挙げられていますが、大きな要因として指摘されるのが、不漁による漁獲量の減少です。 スーパーなどに水産物を卸している、仲卸業者の亀谷直秀さんに話を聞くと、不漁の影響で秋の味覚のサンマなどの価格高騰が目立つほか、魚の旬の時期や主な産地も、これま
新型コロナウイルスの感染が拡大するインドで、日本の刃物メーカー「貝印」(東京・千代田区)の爪切り「KAI Tsumekiri」が爆売れしている。同商品は、インド特有の習慣に合わせた“ある工夫”が施され、コロナ禍で衛生意識の高まりも追い風となり、現地で高い支持を得ている。(奥津 友希乃) 老舗刃物メーカーの爪切りが、約5800キロ離れたインドで熱視線を浴びている。 インドでは新型コロナウイルスの感染者が現在、1日当たり6万人前後のペースで確認されている。3~5月には「全土封鎖」を実施したものの、今月13日には感染者数最多の米国に次いで、累計感染者数700万人の大台を超えた。 感染拡大が続く中、衛生観念に変化が起こりつつある。インドでは、カレーなどを手で直接取って食べる「手食文化」が残っていながらも、爪を清潔に保つ文化が根付いていない。コロナ禍で手先への衛生意識が高まり、注目が集まったのが、貝
10月10日からフジテレビ系でテレビアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』の放映がはじまった。劇場版の冒頭で煉獄が「うまい!」を16連発し、大量の牛鍋弁当を爆食する。第1話「炎柱・煉獄杏寿郎」では、そのいきさつがわかる序段が、完全新作エピソードとして描かれた。 無限列車に乗る前、煉獄は切り裂き魔に殺された車掌の遺体が発見された駅へ赴き、弁当売りのおばあさんと孫娘の命を救う。お礼にと、1個の牛鍋弁当を手渡す2人に対し、ありがたく受け取って残りの弁当はすべて購入した煉獄。それが、大量の弁当を食べるシーンにつながるというわけだ。 この回は、煉獄が蕎麦をすする場面ではじまり、あんぱん、『家庭洋食割烹法』という料理書が登場するなど、食べ物の描写が多かった。そもそも、どうして弁当は牛鍋なのか、食文化史から考察してみたい。 明治維新で「肉を食べること」が国策になった 鬼滅の刃の時代設定は、大正時代初期の1910
近代食文化研究会@新刊『新しいカレーの歴史 上』(日本渡来以前の諸国のカレー)発売中! @ksk18681912 近代食文化研究会@新刊『新しいカレーの歴史 上』(日本渡来以前の諸国のカレー)好評発売中です https://t.co/RJSzGD4jCH アーバンメトロライフ bit.ly/3ZL0xIj 東洋経済オンライン bit.ly/3PRJ904 note.com/ksk18681912/ 近代食文化研究会@新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中 @ksk18681912 来々軒をきっかけに東京に広がっていった広東料理の焼売。 それから20年もすると、このシューマイをおかずにご飯を食べる習慣が生まれ、昭和初期にはモーリ、聚楽(須田町食堂)といったチェーン店で「シューマイライス」が提供されるようになります。 pic.twitter.com/vxzVCIoqUp
真心をこめて御調理する「神様の食事」が日本料理の原点 一番おいしいもの、美しいものを神様に 御神酒(おみき) 稲穂 御塩 行事食 ~日本の年中行事と食文化~ 伝統的な食文化とは 「和食」の 4 つの特徴 主な年中行事と行事食 日本人は古来、四季折々の祭りを大切にしてきました。祭りというと、氏子が神輿を担いで町内を練り歩く光景を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし、祭りで最も重要なのはその前に執り行われる「神事」。その神事は神に食べ物を供えること、すなわち「神饌しんせん」から始まります。。 神様と人間をつなぐ重要な役割を持つ「神饌」 祭りとは、神々を崇め尊び、慰めながら除災を願い、豊作豊漁を祈る儀式。日本人は「神は自然の中に宿る」という信仰を持っていますから、祭りを始めるにあたってはまず、食べ物を供え、神様をお招きしなければなりません。 一連の儀式の後、お供えした食べ物を神様とと
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