中国では23日、共産党の重要会議が開かれ、異例の3期目となる習近平国家主席を党のトップとする新たな最高指導部が発足しました。 習主席は、指導部のメンバーを関係の深い人物で固め、みずからへの権力集中が一層、進んだと示した形です。 中国では23日、中国共産党大会の閉会を受けて、重要会議「1中全会」が開かれ、習近平国家主席を含む最高指導部、政治局常務委員会のメンバー7人が選ばれました。 習主席は現在69歳で、引退年齢の慣例を破り、党トップの総書記に選ばれ異例の3期目に入りました。 新たな最高指導部は日本時間の23日午後1時すぎ、内外のメディアの前に姿を現しました。 新たな最高指導部には習主席のほか以下の6人が選ばれました。 ▽李強氏。習主席が浙江省のトップを務めた際に省の幹部らの取りまとめを行う秘書長として支え、現在は上海市トップを務めています。 ▽趙楽際氏。党の幹部の汚職などを摘発する中央規律