仲井真弘多・沖縄県知事(右)と伊波洋一・前宜野湾市長=4日午後、那覇市、藤脇正真撮影 沖縄県知事選告示を11日に控え、立候補を表明した現職の仲井真弘多氏(71)と新顔の伊波洋一・前宜野湾市長(58)が4日、朝日新聞社の主催で対談した。焦点の米軍普天間飛行場の名護市への移設問題では、「不可能」との認識で一致した。(司会は後藤啓文・那覇総局長) 普天間「県内は不可能」で一致 沖縄知事選2氏 ――はじめに仲井真知事におうかがいしたい。普天間問題について、当初は県内で条件付きで認めてきましたが、県外を求めると強く主張されるようになりました。これまでは「県外」は厳しいのではないか、という立場であったが、どう実現させていくのか、というお考えを。 仲井真 県外がベストだっていうのは、もともと考え方としてあるわけですよ。県外がいい、って。県外っていうのは、まさに今おっしゃったようにね、日本国内でも北