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2009年5月9日のブックマーク (1件)

  • 怒りのエコノミー - Arisanのノート

    書きあぐねている人のための小説入門 作者: 保坂和志出版社/メーカー: 草思社発売日: 2003/10/31メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 16人 クリック: 393回この商品を含むブログ (133件) を見る 保坂和志は、現役作家中もっとも好きな作家で、このもたいへんいいだと思うが、次のところには違和感を持つ。 『何を書くか?』という章のなかの「「」を比喩として使わない」という変った題のついた文なのだが、ここでは保坂が小説を書くときの方針のひとつとして、たとえば「」という描かれる存在を登場人物の心理を説明するための道具(比喩)として使わない、ということが述べられている。 飼っていた子が重病から回復することに付き添うというという体験を経た作家は、「として書く」ということを自分が小説を書くことの出発点とした、とも書いていて、この「(を)道具として使わない」という態

    怒りのエコノミー - Arisanのノート
    quagma
    quagma 2009/05/09
    "倫理的な怒りは…世界の総体に対して…きっと向けられているはず""だが実際には…「許せない」…対象は…手法の誤りという、ひどく限定的なものに集中され、発散されて終わっている。不快なのは、そのことである。"