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ブックマーク / www.tsuru.ac.jp/~omori (1)

  • 「国民の創生」(大森一輝@都留文科大学)

    「国民の創生」という物語 -20世紀初頭のアメリカ合衆国における南北戦争の記憶と「和解」- 大森 一輝 (要旨) 論文では、南北戦争終結の50年後にあたる1915年に公開された映画「国民の創生」を題材に、「KKKが南北戦争後の南部を救うことで人種秩序が回復され国家が再生された」という筋立てで南北戦争の意義を反転させたこの作品が、北部社会の大衆レベルで熱狂的に受け入れられたことの意味を、人種関係の再編による国民意識の醸成という観点から、ボストンを事例として、見直した。 その結果、ボストンでも、大量に流入しつつあった東南欧系移民の「国民化」のために、「白人-黒人」の二項対立的な「人種秩序」が強化され、南北両地域の「白人」社会の「和解」による「白人共和国」としてのアメリカの確立とその中への「白人」=「国民」としての移民の取り込みのために、南北戦争の記憶の書き換え(南北の対立と奴隷解放→白人・

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