22日、ロシア極東アムール州のイワノフカ村で、旧日本軍による虐殺事件の記念碑に造花をささげる地元の幼稚園児(共同) 【イワノフカ村(ロシア極東アムール州)共同】シベリア出兵中の旧日本軍が抗日パルチザン掃討を目的にロシア極東アムール州のイワノフカ村で約300人のロシア人住民らを虐殺した事件から93年の22日、同村で犠牲者の追悼式典が行われ、村民が記念碑に花をささげた。 1917年のロシア革命で成立したソビエト政権に干渉するため、日本は18年から連合軍の一員としてシベリアに出兵。イワノフカ村は革命政権側の抗日パルチザンの拠点と見なされ、反革命派を支援した旧日本軍は19年3月22日に女性や乳児ら257人を銃などで殺害、36人を焼き殺し、犠牲者は約300人とされる。