1959年に実験用原子炉で燃料溶融事故を起こした米ロサンゼルス近郊の核施設「サンタスザーナ野外研究所」の跡地でこのほど、最高で米環境保護局(EPA)が基準とする濃度の1000倍近い土壌1キロ当たり約7300ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが8日、分かった。 汚染実態を調べているEPAがことし2月、周辺住民に示した中間結果を共同通信が入手。 現場付近は事故後に除染作業をし、米政府は80年代、農地としての利用や居住も可能になったと表明。しかし、長年健康不安を訴えてきた周辺住民の強い要請で詳しい調査の実施が決まった。(共同)
福島県いわき市の沖合10キロに生息する海底生物から高い放射性物質が検出されたことが、石丸隆・東京海洋大教授(海洋環境学)らの調査でわかった。東京電力福島第1原発事故に伴って、福島県沿岸部で取れた魚の一部から、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されている。食物連鎖で海洋生物の間に放射性物質が蓄積していった証拠として注目される。 21日、東京都港区で開かれた研究報告会で発表した。 昨年7月、いわき市の沖合約10キロでゴカイなどの海底に生息する生物4種類を採集し、放射線量を測定した。 その結果、オカメブンブク(ウニの仲間)から1キロ当たり854ベクレル、ゴカイ類でも同471ベクレルを検出。同10月に同じ地点で行った調査でも、オカメブンブクから同582ベクレル、ゴカイ類でも同328ベクレルが検出された。 水産庁などの調査で、福島県沖で採取されたシロメバルから同
環境省は19日、福島県内の河川や湖など計179地点で、水や土壌に含まれる放射性物質の濃度を測定した結果を公表した。東京電力福島第1原発事故に伴い計画的避難区域に指定されている飯舘村の新田川河岸の土壌が最大値で、1キログラム当たり15万4000ベクレルの放射性セシウムを検出した。 10万ベクレルを超える一般ごみの焼却灰などは、鉄筋コンクリートの仕切りなどがある処分場に埋め立てる必要があり、それを上回る水準。環境省による県全域での調査は3回目で、前回は浪江町・大柿ダム周辺の土壌の34万ベクレルが最大だった。(共同)
文部科学省は13日、東京電力福島第1原発事故で生じたセシウム137の土壌への蓄積分布を、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)と比較した結果を公表した。福島事故の影響範囲は、チェルノブイリ事故の8分の1程度だった。 チェルノブイリ事故では1平方メートル当たり1480キロベクレル以上の高濃度地域が、原発から半径30キロ圏内と、北北東160~250キロ圏内に分布。福島事故では最も遠いのが北西32.5キロの浪江町だった。 同40キロベクレルの低濃度地域は、チェルノブイリ事故では1700キロのノルウェーまで達した。福島事故では同30キロベクレルの地域が、遠いところでも千葉県柏市など250キロ圏内だった。分布面積は比較できていない。【野田武】
東京電力福島第1原発事故を受け、全国に先駆けて放射線教育を実施している福島県教委が、原発事故やそれに伴う被ばくに触れない国の副読本から逸脱しないよう教員を指導していることが分かった。「原発の是非に触れるな」とも指示。学校現場では、指示通りに教えると被ばくに不安を抱く親から批判され、危険性に言及すると違う立場の親から苦情が来るといい、実情に合わない指導で混乱も生じている。放射線教育は4月から全国で始まる見通しで、同様の事態の拡大も懸念される。【井上英介】 福島県内の放射線教育は、小中学校で週1時間の学級活動を使って計2~3時間教える形で、郡山市や会津若松市などの一部の学校で実施されている。 県教委は実施前の昨年11月以降、県内7地域で各校から教員を1人ずつ集めた研修会を開いた。参加した教員によると、指導主事から「副読本に沿って教えよ」「原発には中立的な立場で」などと指導を受けた。会場から「被
福島市渡利地区の学童保育の横に、今年1月に設置されたモニタリングポスト。放射線量を気にかけながら生活し続けなければならない 福島県内で生活する人たちにとって、いまだ放射能は“見えない恐怖”であり続けている。特に子供を持つ親にとって、その思いは強い。福島県いわき市で5人の子どもを育てる弁護士・菅波香織さんはこう話す。 「福島で生活していて一番思うのは、被曝を最小限にしたいという思い。それが当然のことだと思うんですけれども、そういう思いがほかの利益と比較してなかなか実現しない、押しつぶされてしまっているように感じます。被曝を最小限にしたい、これはつまり放射能を防護する権利だと思います。その手段は、避難をする、あるいは福島で生活しながら除染をしたり、食品による内部被曝を減らしたり、保養したりといろいろあると思います」 子供たちのためにも、放射能の正しい知識を身に付けたいという菅波さんだが、現状で
kiyomi @yuKIiyomi @TAKASHIMA724 こんばんは。度々の質問申し訳ないのですが、無主物の裁判所の判断がありましたが、本当に無主物で済まされる話なのでしょうか?車の排気ガスや呼吸での二酸化炭素ならわかるのですが… 2012-03-23 19:42:48 TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724 @yuKIiyomi ゴルフ場経営者が営業利益の喪失を損害として仮処分を求めた事案ですね。確かに東電は,飛び散った放射性物質を「無主物」であると主張しましたが,裁判所はこの東電の反論を斥けています。 2012-03-23 19:55:42
東京電力が、福島第1原発事故後の昨年9月、天下りを受け入れていたことが関係者の話で分かった。東電が3回にわたり要請した末に東京都元環境局長(65)を雇用したもので、元局長は都のエネルギー政策に関する非公式情報を都職員から収集し、東電に提供していた。巨額の公的資金を受けることから社内に慎重論があったが、総務部が推し進め西沢俊夫社長が最終決定しており、電気料金値上げの前提となる合理化に反した経営姿勢に厳しい批判が起こりそうだ。 天下りしたのは環境問題やエネルギー政策などを担当する都環境局長を06年6月に退職した大橋久夫氏。発電所の二酸化炭素(CO2)対策、大型変圧器に含まれる有害物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)の処分などを担当する東電環境部の「アドバイザー」として再就職したが、毎日新聞が取材を開始したことを知り2月20日、退職した。 東電関係者らによると、工場などに6~8%のCO2排出削減を
原発事故の際、現地の対策拠点として全国に十六カ所あるオフサイトセンター(OFC)に、いまだに十キロ圏外の詳しい地図が用意されていない。東京電力福島第一原発の事故では、発生翌日、避難地区が一気に二十キロ圏にまで拡大し、地図がなかったため、避難すべき住民を確定させるのに手間取った。OFCをめぐっては、原発にあまりにも近い立地など抜本的に見直す必要があるが、事故から一年たっても、地図の備えすら改善されていない。 「『地図がない』と騒然となった。そのうち誰かがどこからか探してきて、地図に線を引き始めた」。1号機原子炉建屋が水素爆発し、避難区域が十キロ圏から二十キロ圏に広がった昨年三月十二日に福島のOFCにいた経済産業省原子力安全・保安院の黒木慎一審議官は、当時の状況をこう語る。 現行制度では、原発から半径八~十キロを防災対策重点区域(EPZ)に指定し、事前に避難計画などを定めておくことになっている
22日、ロシア極東アムール州のイワノフカ村で、旧日本軍による虐殺事件の記念碑に造花をささげる地元の幼稚園児(共同) 【イワノフカ村(ロシア極東アムール州)共同】シベリア出兵中の旧日本軍が抗日パルチザン掃討を目的にロシア極東アムール州のイワノフカ村で約300人のロシア人住民らを虐殺した事件から93年の22日、同村で犠牲者の追悼式典が行われ、村民が記念碑に花をささげた。 1917年のロシア革命で成立したソビエト政権に干渉するため、日本は18年から連合軍の一員としてシベリアに出兵。イワノフカ村は革命政権側の抗日パルチザンの拠点と見なされ、反革命派を支援した旧日本軍は19年3月22日に女性や乳児ら257人を銃などで殺害、36人を焼き殺し、犠牲者は約300人とされる。
福島県飯館村村長、菅野典雄村長インタビュー「全面避難を訴える人に問い質したい。そんな簡単に、ふるさとを諦めていいのですか」 週プレNEWS 3月21日(水)15時1分配信 「避難の指示が遅れ、村民を被曝にさらした」「自分の手で育てた村を捨てたくない一心で、除染一辺倒になっている」。村おこしの見本と呼ばれた飯舘村を引っ張ってきた村長が今、内外からの強烈な批判にさらされている。彼は何を考えているのだろうか? 帰村と移住のどちらが正しいのかあえて判断せず、今回はひたすら菅野村長の話を聞いてみた。 ――福島第一原発の事故直後、何が最も大変でしたか? 【菅野】3月20日の夜半に、福島の原子力センターから村役場へ緊急コールが入ったんです。村の簡易水道から965ベクレルもの放射性ヨウ素が検出されたので、飲まないでくれというものでした。真夜中でしたが大慌てで村民に知らせる段取りをして、翌日からの飲み水
【モスクワ=緒方賢一】ロシアの有力紙イズベスチヤは14日、1971年に地下核爆破が実施された同国中部イワノボ州で、今日もなお放射性物質セシウム137の汚染が深刻であることが判明したと報じた。 汚染の実態は国営原子力企業ロスアトムが2011年、同州で大規模調査を行った結果、分かった。場所によっては土壌1キロ・グラム当たり、最悪で10万ベクレルのセシウム137が検出されたという。この値は日本でコメの作付け制限が発動される基準値(昨年時点)の20倍という高いものだ。同社は除染に乗り出すことを決めた。 汚染地域はモスクワの北東約340キロ・メートル。当時、ソ連では資源探査や大規模な土木工事で、破壊力が大きい核爆弾を使用した。軍事的な核実験とは区別し、「平和的核爆発」と呼ばれた。 イワノボ州の核爆破は「地質調査のため」で、地下約620メートルで実施された。だが、爆破の後、放射性物質を含む地下水が間欠
記事一覧 電源交付金は215億円 10年度、過去2番目の規模 (2012年3月22日午前7時00分) 福井県は21日、2010年度の県内への電源3法交付金の交付額は前年度を約11億6700万円上回る約215億5300万円に確定したと発表した。08年度の217億4300万円に次ぐ過去2番目の規模。このうち市町分は約24億円増の約124億2千万円で、核燃料サイクル、原子力発電施設等立地地域共生の両交付金を受け始めたため、過去最高額となった。県分は12億3200万円減の90億6900万円。 県電源地域振興課のまとめによると、プルサーマル計画などに同意した道県が対象の核燃料サイクル交付金は高浜町に2億2100万円、運転開始後30年超の原発がある道県への原子力発電施設等立地地域共生交付金は県と3町に6億7100万円が配分された。両交付金の総額は6年間で160億円。 一方、電源立地地域対策交付金の
経済産業省原子力安全・保安院は19日、4月20日に運転開始から30年を迎える東京電力福島第二原発1号機(福島県、110万キロワット)について、東電が提出した今後10年間の運転管理方針を認める審査書案を専門家会合で示した。東電は東日本大震災の津波で被災した同原発の原子炉の冷温停止を維持する管理を続ける。 ただし、今後原発を再稼働させる場合は、改めて保安院の評価を受ける必要があるという。地元の福島県は、国や東電に対して福島第二原発全4基の廃炉を求めている。 福島第二原発は昨年3月11日の大震災で運転中だった全4基が自動停止。非常用発電機が津波で浸水するなどして、1、2、4号機が全交流電源を喪失したが、同月15日までに復旧作業で冷温停止になった。福島第一で起きた炉心溶融や水素爆発は免れたが、国内の原発で過去になかった「レベル3」の深刻な事態に至った。
印刷 食品に含まれる放射性物質の検査結果を検索できるウェブサイトが3月末で更新をやめ、4月末に終了する。運用する食品流通構造改善促進機構が23日、サイトで告知した。4月から食品に新基準が適用されるのに伴う食品区分の変更や、検査件数の増加に対応できないためという。 厚生労働省がこれまで公表した検査結果約13万件を検索しやすいよう編集した独自のデータベース「食品の放射能検査データ」で、「野菜や果物、魚などの品目ごとに結果をチェックするために便利」と、昨年4月に公開以来、多いときには1日1万件以上、最近も毎日2千〜3千件程度のアクセスがある。品目や地域を選ぶと、過去の検査実施件数、基準値超えの件数、1件ごとの産地や放射性物質の検査数値など詳細な結果がわかる。 購読されている方は、続きをご覧いただけます関連リンク福島の食事、1日4ベクレル 被曝、国基準の40分の1(1/19)一般食品の放射能、
印刷 AIJ投資顧問(東京都中央区)が年金資産を消失させた問題で、AIJの浅川和彦社長側が、旧社会保険庁OBが代表をつとめる年金コンサルタント会社に少なくとも1千万円を出資していたことがわかった。AIJは地方の年金基金からの受託を増やすため基金に再就職した同庁OBの人脈に着目したとみられる。 23日に金融商品取引法違反(契約の偽計)容疑で強制調査に乗り出した証券取引等監視委員会も、経緯に関心を寄せている。 このコンサル代表の説明によると、コンサル会社は2004年1月に設立。この際、浅川社長が経営する別の会社から1千万円が出資された。当時、資本金の3分の2にあたる額だったという。コンサル会社は最終的に資本金を3千万円まで増やした。 AIJは04年以降、コンサル会社と顧問契約を交わし、コンサル会社が主催する年金基金向けのセミナーに浅川社長が講師として参加したり、一緒に基金を訪れてファン
印刷 関連トピックス九州電力原子力発電所 九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町の岸本英雄町長が昨年4〜5月、古川康知事に町特産のイチゴや牛肉など約1万5千円相当を、また九電幹部にも牛肉約2万5千円相当を贈っていたことが分かった。 町長交際費に関する公文書によると、町長は昨年4月20日に町特産のイチゴ「さがほのか」6パック(4500円)を知事訪問時の土産代として支出。5月26日には「佐賀牛ロース」と「本生ハンバーグ(8個)」(計1万円)を送料950円と合わせ、土産代として支出した。5月30日には九電訪問の土産として「佐賀牛ロース肉詰め合わせ」(2万5600円)を支出した。いずれも知事や九電幹部が受け取ったとみられる。 当時は原発再稼働を巡り町長は前向き、知事は慎重な姿勢を見せ、九電とともに判断が注目されていた。 購読されている方は、続きをご覧いただけます関連リンク玄海町長の弟の会社、
印刷 メール エネルギー教育交付金、「原子力しばり」廃止へ 文科省 原子力の研究と利用の推進を目的に学校教育を支援する国の「原子力・エネルギー教育支援事業交付金」について、文部科学省は、交付額の3割以上を原子力関連に使うよう自治体に求めてきた「原子力しばり」を2012年度から廃止することを決めた。太陽光など他の自然エネルギーの教育費に大半が振り向けられ、原子力関連の割合が3割を下回っても利用できるようにする。 文科省は06年に財務省から「原子力への理解増進を促すため内容の絞り込みが必要」と指摘され、自治体に原子力関連教育への割り当てを3割以上に引き上げるよう指示してきた。昨年3月の東京電力福島第一原発の事故後も方針を変えず、東北の被災地から「県民の理解が得られない」と交付辞退が相次いでいた。 文科省原子力課立地地域対策室によると、朝日新聞がこの問題を報じた2日後の1月24日、平野博文文科相
印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力 放射線医学総合研究所などのグループが東京電力福島第一原発から20〜30キロ付近の土壌からプルトニウム241を検出した。この核種は半減期が14.4年であることなどから、1960年代を中心に行われた大気圏内での核実験ではなく、昨年の事故で原発の原子炉から放出されたと考えられるという。8日付の科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版で報告する。 放医研の鄭建(ツン・ジェン)主任研究員らは、福島県葛尾村(原発の西北西25キロ)と浪江町(北西26キロ)、飯舘村(北西32キロ)、楢葉町のJヴィレッジ(南20キロ)、水戸市(南西130キロ)、千葉県鎌ケ谷市(南西230キロ)、千葉市(南西220キロ)で土壌を採取し分析した。 その結果、浪江町と飯舘村の落葉の層から1キロあたりそれぞれ34.8ベクレルと20.2ベクレル、Jヴィレッジの表土から1キロ当たり4.
国立科学博物館が困った「後継者がいない」 化石のレプリカ作り続けて50年、研究者らが惚れ込むレジェンド職人ついに引退 「路頭に迷いつつある都市」渋谷から見える日本社会の未来、カルチャーの行方とは? 社会学者の吉見俊哉さんとアーティストの宇川直宏さんが渋谷パルコで対談「渋谷半世紀」~若者の聖地の今~
定期検査で停止中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題で、政府は理解を求める「地元」の範囲を、立地自治体である福井県とおおい町にする方向で検討に入った。地元の範囲を最小限にすることで、再稼働に向けた理解を得やすくしたい思惑がある。ただ、政府内にも範囲を広げるべきだとの意見があることから、最終的に野田佳彦首相らが政治判断する。 大飯原発の地元の範囲を巡っては、滋賀県などが対象にするよう求めている。政府が現行の原発から半径10キロのEPZ(防災対策重点地域)を見直し、半径30キロを避難の準備態勢などを整えておくUPZ(緊急防護措置区域)に設定する方針で、UPZには福井県5市町のほか京都府や滋賀県の一部が含まれるためだ。加えて、東京電力福島第1原発事故では半径30キロ圏内が緊急時避難準備区域に指定され、30キロ圏外でも一部で避難を余儀なくされたことも背景にある。 藤村修官房長
茨城県牛久市の池辺勝幸市長が9日の市議会予算特別委員会で、市議に向かって「なめんなよ、てめえ」などと暴言を吐き、傍聴していた柳井哲也議長が市長をいさめる異例の発言をしていたことがわかった。 23日の定例会で、特別委の山越守委員長が事実関係を認めた。 複数の市議によると、池辺市長は特別委で、公用車のガソリン単価を問いただした須藤京子氏に「私が燃料会社社長だったから、さも不正をやっているかのように言われ頭にきている。疑惑、疑惑と言われ信用失墜になる。はっきり言う、なめてんじゃねえよ」と発言。途中で杉森弘之氏が「疑惑とは言っていない」と指摘すると、池辺市長は再び「てめえら、なめんなよ」などと言い放ったという。 池辺市長は23日、読売新聞の取材に「推測でものを言われたので一言申し上げただけ。謝罪するようなことではない」と述べた。
京都府八幡市消防本部で殴り合いのけんかをした男性職員2人が、今年2月に減給になった不祥事などを巡り、内田提一消防長(60)が報道機関に内部告発した職員がいるとして、「仲間を売るのは最低」などと批判する訓示をしていたことが12日、わかった。 けんかは昨年末にあり、処分は2月21日に市消防本部が発表した。内田消防長は、発表前に新聞社の取材を受けており、今月2日の定例訓示の場で、職員約30人を前に、内部告発者がいることを念頭に、「人間性が問われる。悲しいことに、この消防にそういう人間がいる。そんなやつには負けず、ばかにして、皆で助け合って」などと発言したという。 2006年施行の公益通報者保護法で内部告発者は保護され、不利益な扱いが禁じられている。内田消防長は取材に「法律の存在を知らなかった」と話す一方、「内部告発より先に、相談してほしかった。外部に言うなという意味で発言したのではない」と釈明し
現場担当者ら水位計の誤作動認識 福島第1事故 東京電力福島第1原発事故で1号機がメルトダウン(炉心溶融)に至る際、事故対処に当たっていた担当者らが、原子炉の水位計が誤作動を起こし表示が信用できないと認識していたことが18日、関係者への取材で分かった。担当者らは水位計を信用せず、早い段階からメルトダウンを予測したが、運転実務を十分理解していない東電本店、政府は水位計の数値にこだわり、炉心状態の判断を誤ったまま指示を出し続けた。 水位計は、圧力容器下部の水圧と空間部分の気圧との差を、基準面器と呼ばれる水槽型の設備で計測する。電源喪失による原子炉の過熱や減圧で、基準面器の水が蒸発するなど水位計が正常に機能しなくなることは「現場の常識」(東電技術者)で、作業手順書にも明記されているという。 関係者によると、福島第1原発の緊急対策本部は昨年3月11日午後5時15分の時点で、全電源を喪失し原子炉水
福島第1原発の水素爆発直後 中枢施設の様子を社員ら証言 原子炉建屋が水素爆発した後の1号機中央制御室=2011年3月24日(東京電力撮影) 東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)事故のさなか、現場の東電社員や協力企業の作業員は、相次ぐ水素爆発や被ばくの恐怖と闘いながら、過酷な収束作業を続けた。連鎖的な危機に陥った原発で何が起きていたのか。中央制御室など原発中枢にいた社員、作業員らへの取材で、当時の様子が浮かび上がった。 余震が収まった次の瞬間、爆発音とともに押しつぶされるような風圧が1号機中央制御室を襲った。昨年3月12日午後3時36分のことだ。 「全員マスクを着けろ」。当直長の大声が制御室内に響いた。不眠不休の作業の疲れから全員が息苦しい全面マスクを外し、放射線量の高い1号機側を避け、2号機側の床に座り込んでいた。横たわっていた人もいた。 「人は大丈夫か。何があった」。免震重
政治 嘉手納騒音が激化 小学校卒業式、地元要請を無視2012年3月20日 Tweet 【嘉手納】工事中だった嘉手納基地北側滑走路が1日から運用再開したのに伴い、周辺への騒音が激化している。北側滑走路に最も近い嘉手納町屋良では、100デシベルを超える騒音を連日測定。17日午前にあった屋良、嘉手納小学校の卒業式では、式の最中に同基地所属のF15戦闘機などの航空機が、地元の要請を無視して離陸するなど、教育現場からも怒りの声が上がっている。 騒音の激化を受けて町PTA連合会は近く、沖縄防衛局に要請する。屋良小の卒業式に出席した同連合会の伊敷猛会長は「せっかくの卒業式にもかかわらず、うるさかった。運用上の都合があると思うが、子どもたちに静かな教育環境を提供するため米軍は飛行を抑えてほしい。特に卒業式などの式典やテストの時は自粛してほしい」と訴えた。 式が行われた午前9時から11時30分ごろまで
学識豊かで、丁寧で、語り口もスマート……なのに、何かがおかしい。「原子力ムラ」の人たちを取材してきて、そう感じていた。そんなモヤモヤを晴らしてくれる人がいると聞き、会いに行った。著書「原発危機と『東大話法』」が話題の東京大学東洋文化研究所教授、安冨歩さん(49)その人に。【宍戸護】 ■エクスキューズ <世界は、人類が地球環境と調和しつつ平和で豊かな暮らしを続けるための現実的なエネルギー源として、原子力発電の利用拡大を進め始めていました。このような中で、東日本大震災および福島第一原子力発電所の事故が起こりました。我が国は、事故終息に向け最大限の力を発揮しなければなりません……> 一読、批判しようのない“きれい”な文章。実はこれ、東大大学院工学系研究科原子力国際専攻のウェブサイトに今、掲載されている「原子力工学を学ぼうとする学生向けのメッセージ 福島第一原子力発電所事故後のビジョン」の冒頭の一
「東大話法」は単なる“批判”のためのロジックなのか? http://www.cyzo.com/2012/03/post_10208.html という記事が出ていた。これが面白い研究材料だったので、分析してみた。 =================== 『原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語―』(明石書店) 「東大話法」なる造語が注目を集めている。この言葉を発案したのは、東京大学東洋文化研究所の安冨歩教授だ。安冨教授は今年初めに出版された『原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語―』(明石書店)の中で、「東大話法」なる欺瞞的な物言いを20項目に分類、批判的に分析している。 安冨教授がこの話法を発案したきっかけは、福島第一原子力発電所事故での学者や官僚たちの安全性を強調する発言だ。中でも安冨氏が「欺瞞的」と批判するのは、東京大学大学院の原子力工学の専門家・関村直人教授。関村
日経ビジネスというネット雑誌に小田嶋隆氏の記事が出ていた。読んでなんともいえない不快感を感じたので、その理由を考えてみた。これはかなり複雑で嫌な構造をした詭弁だと思う。 ============ 月末に福島を訪問しようと思っている。 ・・・ 大丈夫に決まっている。福島の人たちは毎日そこで暮らしている。外から出かける人間が、2日か3日現地の空気を吸って土地の食べ物を食べたからといって何が危険だというのだ? もちろん、「大丈夫なのか」と尋ねた知人も、本気であぶないと思ってそう言ったのではない。「福島」という言葉を聞いて、反射的にそういう反応をしてしまったというだけのことだ。 ============ ここが最初のポイントだ。 「反射的にそういう反応をしてしまったというだけのことだ」 この文章では「反射的な反応は無意味で間違っている」という前提が置かれていることがこれでわかる。果たしてそうなのか
プロメテウスの罠 9 この国に本当に原発は必要なのか!? 著者:朝日新聞特別報道部 出版社:学研パブリッシング ジャンル:エッセイ・自伝・ノンフィクション プロメテウスの罠―明かされなかった福島原発事故の真実 [著]朝日新聞特別報道部 3・11を検証する「プロメテウスの罠(わな)」は本紙連載中であるが、第6部までが本となった。福島県浪江町で放射能汚染に遭遇した避難民たち、研究者たちの奮闘、官邸の混乱、チェルノブイリで起きたことなどが収録されている。 未曽有の地震と津波だった。現場の混乱と混迷も当然であるが、検証記事を読むとあらためて、なぜに、という思いが深まる。現地の放射能汚染のデータは随分と収集されつつ、現地住民への伝達はまったく遅れた。正確な情報をもっとも必要とし、いち早く伝えられるべき住民はないがしろにされていた。 官公庁は事実を伝えることになぜこんなにも臆病なのか。「パニックを恐れ
吹き替えバージョン: http://youtu.be/ln9A4wHteiU Part2 http://youtu.be/uOgoZDDsRkc 【転載希望】 あなたのチャンネルにもアップしてください。 書き起こし http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-546.html オリジナル http://www.zdf.de/ZDFmediathek/beitrag/video/1576888/ZDFzoom-Die-Fukushima-Luege#/beitrag/video/1576888/ZDFzoom-Die-Fukushima-Luege 【翻訳の修正】 16.30 法律ではどの原発も非常用電源センターを用意することが義務付けられています。 ×「非常用電源センター」 ○ 「オフサイトセンター」 16.56 つまり非常用電源センターは、本
2012/04/25 · これらの諸対策によってシビアアクシデントは工学的には現実に起こるとは考えられない. ほど発生の可能性は十分小さいものとなっており、 原子炉施設の ...
イギリスのオールドベリー原発は今年2月末、44年の世界最長稼働期間を終了した。それと同時に、1969年に建設されたスイスのベツナウ(Beznau)原発が世界最古の原発になった。 反原発派はベツナウ原発の稼動停止を求めているが、スイス政府は計画を繰り上げた停止には反対している。 「アールガウ州のベツナウ原発は運転を停止するべきだ」。反原発派やアールガウ州、ソロトゥルン州の左派政党が声を上げる。ベツナウ原発1号機が稼働開始したのは1969年9月1日。構造がほぼ同じのベツナウ原発2号機は1971年12月1日に開始。 ベツナウ原発1号機は42年の稼働期間をもって世界最古の原発となったわけだが、アールガウ州出身の国民議会議員ゲリ・ミュラー氏は「これは喜ぶべきことではないが、この原発を廃炉にする理由がまた増えた」と語る。また、加圧水型原子炉としてベツナウ原発1号機は以前から世界最古だったことから「不名
6畳1間に住む天野さん。同居する男性におカネを借りることもあるが、彼の手取りも月15万円程度という〔PHOTO〕村上庄吾 今や単身女性の3分の1は手取り125万円以下という。家賃、食費を切り詰め、「三食、菓子パン」「洋服は防寒具以外は買いません」と告白する女子たちの実態に迫った! 「本当に何もなくて、お恥ずかしいのですが・・・・・・。よかったらお水でもどうぞ」 (右)天野さんの1月分の手取りは、8万5583円也。ここから4万2000円の家賃、1万円の携帯代などを捻出 (左)ご覧のようにお風呂は膝を抱えないと入れないほど狭いが、天野さんは「水道代の節約になる」と苦笑いする〔PHOTO〕村上庄吾 老人の介護施設でアルバイトとして働く天野裕子さん(28・仮名)は、そう言って水道の蛇口をひねり、ちゃぶ台の上にグラスの水を置いた。 「普通はお茶ぐらい出しますよね。でもおカネがないから、あいにくお水し
Peace Philosophy Centre, based in Vancouver, Canada (est. 2007), provides a space for dialogue and facilitates learning for creating a peaceful and sustainable world. ピース・フィロソフィー・センター(カナダ・バンクーバー 2007年設立)は平和で持続可能な世界を創るための対話と学びの場を提供します。피스필로소피센터(캐나다·밴쿠버 2007년 설립)는 평화롭고 지속 가능한 세계를 만들기 위한 대화와 배움의 장소를 제공합니다. 欢迎来到和平哲学中心!我们来自加拿大温哥华,我们致力于促进对话及建立可持续发展的和平世界。欢迎您留下宝贵的评论。Follow Twitter: @PeacePhilosophy / "Like
チェルノブイリ原発事故後、ベラルーシ住民の健康被害を研究してきたユーリー・バンダジェフスキー元ゴメリ医科大学長が来日し19日、東京都内で会見した。数千人の病理解剖に携わった同氏は、放射性セシウムによる子供の突然死の危険性を指摘。日本に対しては、高線量地域の全住民に対する内部被ばく調査の徹底を訴えた。 同氏によると、心筋細胞は分裂しないためセシウムが心臓に蓄積しやすい。「幼児は体重1キログラム当たり20~30ベクレルでも心拍に乱れが出て、50ベクレル以上だと突然死の可能性が高くなる。また妊娠中、胎盤に1キログラム当たり200ベクレル以上のセシウムがあると、新生児は肺が発達せず突然死につながりうる」と述べた。原発から30キロの地区では若い世代を中心に、人口1000人当たり約30人が死亡した年があり、出生率を大きく上回ったという。 福島県民の内部被ばく調査でも、20ベクレル以上の子供が見つかって
SECOMの監視装置が目を光らせるなか『立ち入り禁止』の看板があたりを睥睨する。=17日、茨城県河内町。写真:筆者撮影= 遺伝子組み換え食品に危機感を持つ首都圏の市民らと共に、茨城県稲敷郡河内町にある「日本モンサント隔離ほ場」を訪ねた。叩きつけるような雨のなか、田園地帯を進むと、鉄柵と金網で厳重に囲まれた「ほ場」があった。 『試験栽培中につき関係者以外の立ち入りを禁止します』の看板が、ものものしい。訪問ツアーを企画した地元男性(50代)は「警戒が厳しくなっているなあ。去年の秋まではこんなじゃなかったのに…」と忌々しそうに呟いた。 2,000㎡余りの「ほ場」では、2004年から遺伝子組み換え作物が栽培されている。前出の地元男性は、少なくとも「とうもろこし」と「大豆」の2種類を確認した、という。日本モンサント社のHPでも紹介されている。 「ほ場」から飛んできた花粉を周辺農家の作物が受粉すると、
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茨城県取手市の藤井信吾市長は23日、加増充子市議(共産党)に不適切な発言があったとして、市議会に対し「言葉の一部に行き過ぎた表現があり、世間をお騒がせしたことをおわび申し上げます」と謝罪した。 加増氏によると、藤井市長は5日の本会議休憩中、一般質問の通告をしていた取手駅前開発について意見を述べる中で「地獄に落ちろ」と発言。さらに、市の入札疑惑を共産党市委員会が機関誌で取り上げたことを話し合った際、「死ね」と言ったという。藤井市長はこれまでの取材に「死ね」との発言は否定し、「『そんなことをしていたら地獄に落ちますよ』とは言ったが、あまりいい言い方ではなかった」と説明していた。 藤井市長は「根拠のない風評や怪文書などによって事実とは異なる悪いニュースが広がることに強い不快感と危機感があり、抗議したいという意味合いから語調が強まった」と釈明した。
あの忌まわしき福島第一原発事故から1年を前にして、ある"重要情報"がひっそりと公表されていた。 原発から20〜30キロ離れた地点から、爆発事故によるものと考えられる「プルトニウム241」が初めて検出されたというのだ。放射線医学総合研究所などが、3月8日付の英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」の電子版で報告したものだ。 このニュースは、翌9日の一部新聞でかろうじて取り上げられていた。 〈福島第一から拡散 プルトニウム241 福島県で確認〉(9日付読売新聞) これを読んだ永田町関係者は驚いた。 「最初に海外で発表するなんて、彼らは今度の原発事故も、研究材料にしか思っていないんじゃないか」 プルトニウムは、粒子が重くて拡散しにくいと言われる。しかし、原発100キロ圏内を調査した文部科学省は昨年9月、「プルトニウム238」を最大値で1平方メートルあたり4ベクレル、「239」と「2
日本製紙石巻硬式野球部の室内練習場で練習する石巻工業の選手たち。バッテリーと内野手がここを使用し、外野手は自校で練習していた〔PHOTO〕樋口晶子(以下同) 「『センバツ』の代表校に選んでもらって甲子園に行くことになったというのに、協賛金の話が広まったとたんにダーティなイメージがついて回ってしまった。これでは喜び半分、戸惑い半分です」 3月21日から甲子園球場で開催される第84回選抜高校野球大会。出場校32校のうち、他校の模範になるチームや困難な条件を克服したチーム3校に与えられる「21世紀枠」で出場する、宮城県の県立高校・石巻工業高校の松本嘉次監督(44)は、本誌の取材に胸の内をこう吐露した。同校は、東日本大震災の被災を克服したとして選出されている。 ことの始まりは、こうだ。1月27日、秋季宮城県大会で準優勝して東北大会に出場した石巻工業が、21世紀枠に選出されると、即日、約1万3000
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