生活保護「ヤミの北九州方式」を糾す―国のモデルとしての棄民政策 藤藪 貴治 (著), 尾藤 廣喜 (著) あけび書房 「生活困窮者は死ね」と言うのか。「福祉が人を殺す都市」と言われる北九州市。それは国の生活保護政策の手本である。しかし「ヤミの北九州方式」は、旧厚生省 天下り官僚の下で造られた、「国の生活保護切り捨てモデル」であり、厚生労働省の指導と通知によって日本全国に広がっている。 京都府舞鶴市で生活保護を申請しようとした女性(33)に対し、市の担当職員が申請書の交付を拒否し、京都府が「申請の意思が示されたのなら、申請書を渡さないのは問題だ」と口頭注意していたことが2012年6月19日、分かったそうです。 この女性は5~11歳の子どもと4人暮らしで、さらに妊娠中でした(赤ちゃんの父親は行方不明)。そして、無職で、収入は児童扶養手当などの月8万円。相談時には所持金が600円しかなく