【石垣】在沖米総領事館の広報・文化担当領事のヘザー・イートン氏は14日、石垣市立図書館を訪ね、領事館が贈る本を設置する専用コーナー「アメリカン・シェルフ」を設ける覚書を交わすよう求めた。図書館側は寄贈される本を選ぶ自由がないとして、申し出を拒否している。 覚書の主な内容は、図書館にコーナーを設置し領事館が寄贈する本を置くこと、コーナーの利用状況を定期的に領事館に報告すること、図書の購入費用は領事館が負担すること。 図書館側によると、寄贈する本は領事館側が選定する。事前に寄贈本リストを送ってもらい、その中から図書館が選ぶ方法も提案したが、領事館側は拒否したという。 領事館と図書館はコーナー設置についての覚書を交わすやりとりを昨年から続けていたが、ケビン・メア氏による「沖縄はゆすりの名人」発言以降、作業を休止していた。 日本図書館協会が1954年に採択した「図書館の自由に関する宣言」では、「図