仏アレバ社のアンヌ・ローベルジョンCEO。日本の原発市場への本格参入を目指す野望をのぞかせた。(19日、港区のホテルで。写真:筆者撮影) 格納容器が破損した東京電力福島原発2号機から漏出する大量の汚染水を処理することになった仏アレバ社。19日、都内で記者会見したアンヌ・ローベルジョン最高経営責任者(CEO)が野望をチラリとのぞかせた―― 「我々は今、三菱重工と共に新しい原子炉を開発中です。セキュリティーとセーフティーにおいて最も先進的な炉です。いま要求されていること(安全性)を100%満たしています」。 日本にある54基の原発は、米国ウェスティングハウスと東芝が共同開発した原子炉が主流だ。 仏アレバ社は三菱重工を橋頭堡に日本の原子力市場に本格的に参入しようという腹づもりなのだろう。 世界最悪の原発事故が起きたのにもかかわらず、同社は日本市場に売り込みをかけたいようだ。 気を付けなければなら
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