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ブックマーク / kaoriha.org (26)

  • 中里一日記: 八紘一宇はなぜ悪いのか

    八紘一宇はなぜ悪いのか 関東軍の印章には「八紘一宇」と刻まれていた。戦前・戦時中の戦意高揚アジには、「八紘一宇の大理想」というスローガンが常に繰り返されていた。 日書紀の一節から作られた言葉だが、歴史は浅く、大正時代の作である。作者・田中智学は新興宗教の教祖で、信者のなかに石原莞爾がいた。この巡り合わせがもしなかったら、八紘一宇という言葉が軍部に注目されることもなく、違う言葉がスローガンに選ばれていただろう。 八紘一宇を国家的スローガンに押し上げたのは石原莞爾とそのエピゴーネンであり、この連中が「日のためによかれと思って」やらかした数々の独善が戦前日を滅ぼした。その経緯を思えば、わざわざ内容を検討するまでもなく、屑として歴史のくずかごに叩き込まれるのも当然だろう。 だが、内容の検討がされなかったせいか、「八紘一宇の大理想そのものは正しい」と言いたがる人々がいる。「考えている」や「思っ

  • 中里一日記: 映画『思い出のマーニー』の謎を解く

    映画『思い出のマーニー』の謎を解く (脚の)謎はすべて解けた! ……とはいっても、答え合わせ(=BDを見て弱点を探す)はしていないので、致命的な弱点が見つかる可能性は高い。なお当然ながら以下ネタバレとなる。 脚の違和感その1:なぜ久子は、人間マーニーの生涯のさまざまな局面について、『幸せ』や『不幸』と乱暴にも断じたのか。人が、身近な人の生にそんな判定を下すとは、どういうことか。 その2:なぜ久子は、人間マーニーと娘の不仲について、「全寮制の学校にやったのだけが原因」という説明をしたのか。説得力に欠ける。「マーニーにもいろいろ問題があったのかもしれない」という含みを持たせるのが大人ではないか。 その3:それまで如才なく友情に厚いように見えたマーニーが、パーティーで杏奈を粗略に扱ったのはなぜか。 その4:『私を許してくれるって言って』と問い交わすときの「許し」には、マーニーが杏奈を育てられ

  • 中里一日記: 『思い出のマーニー』

    『思い出のマーニー』 ネタバレ感想。 結論:マーニーを筆頭に、みんなよくできた人すぎる。 予告編を見て、「マーニーはきっとどうしようもない困ったちゃんだけれど杏奈への愛は深くて、杏奈は振り回されつつも惹かれていくにちがいない!」と予想(妄想)を繰り広げた皆様こんにちは。ワシもじゃ、ワシもじゃみんな!! が、マーニーはよくできた人だった。 落ち着かない話だ。ネグレクトされているはずのマーニーがあれでは、杏奈の立つ瀬がない。杏奈ひとりが出来損ないのように見えてしまう。 マーニーがよくできた人のせいで、緊張感がない。たとえば、マーニーがボートの舳先に立って一人で『タイタニック』ごっこをするシーンだ。もしマーニーが滅茶苦茶な人なら、「このボートはひっくり返るのでは?」というサスペンスが生じる。それが実際には、「マーニーが自信ありげにやっているのだから問題ないのだろう」となり、綺麗なだけのシーンにな

  • 中里一日記: 大日本帝国はいかにしてブラック国家となったか

    大日帝国はいかにしてブラック国家となったか タイトルは釣りです。 山中恒『ボクラ少国民』『御民ワレ』を読んだ。戦前の国民学校で行われた「皇国民の錬成」の有様が、著者の体験を交えつつ、これでもかこれでもかとばかりに執拗に記されている。 『御民ワレ』が出たのは1975年、敗戦から30年後だ。今は2013年、『御民ワレ』が出てから40年近く過ぎている。『ボクラ少国民』『御民ワレ』は一種の歴史書だが、今となっては、それ自体が歴史の一次史料として読める。 現在の目で読んで、私の頭に浮かんだことーー「ブラック国家」。 「これまでくり返し述べてきた〈皇国民ノ錬成〉という概念規定が、どうもよくわからないのである。〈皇国ノ道ヲ顕現〉する臣民が〈皇国民〉であり、〈皇国ノ道〉とは、『教育勅語』に示された〈斯ノ道〉のことであり、それが〈皇国ノ道〉であると、逆戻りして来て、エンドレスの迷路にはいりこんでしまうので

    reds_akaki
    reds_akaki 2013/07/30
    ブラック企業とは何か「従業員が、現在の仕事以外の領域(家庭、転職・退職後、趣味、政治、宗教など)で生きることを認めず、現在の仕事へと総動員する」、「総動員をかける手段として、信仰・無知・恐怖を用いる」
  • 中里一日記: 百合だからコラム百本 第9回 絵が「わかる」こととフェティシズム

    百合だからコラム百 第9回 絵が「わかる」こととフェティシズム 昔、戦前戦後の少女雑誌を調べていたら、手塚治虫の少女クラブ版『リボンの騎士』第1回(1953年)に遭遇しました。 あのときの感触を無理やり言葉にすれば、「神を見た」となります。掲載誌の他のページとは、文明レベルが数段違います。いつか、掲載誌ごと復刻すべきでしょう。もっとも、国会図書館でスキャンされて公開されるほうが早いとは思いますが。 この隔絶ぶりを、別の絵で喩えるなら、 ↑『リボンの騎士』のページ ↑『リボンの騎士』以外のページ くらいの開きがあります。 手塚治虫の衝撃を言い尽くすのはもちろん不可能なので、ここでは焦点をひとつに絞ります。「フェティシズム」です。 「『リボンの騎士』以外のページ」として挙げた例の絵(アン・ブーリンの肖像画です)を、もう一度ご覧ください。真珠のついた髪飾りの形が不自然だとか、目の描き方が手抜き

    reds_akaki
    reds_akaki 2013/06/10
    戦前戦後の少女雑誌を調べてたら手塚治虫の少女クラブ版『リボンの騎士』第1回(1953年)に遭遇しました。あのときの感触を無理やり言葉にすれば「神を見た」となります。掲載誌の他の頁とは文明レベルが数段違います
  • 中里一日記: 百合だからコラム百本 第16回 鋏と法律

    百合だからコラム百 第16回 鋏と法律 中世や現代の美術に接する生活を送っていないかぎり、遠近法に従わない絵を見る機会は稀だろうと思います。遠近法に従わないコマを多用するまんがは、それだけで前衛的と見なされるはずです。 その一方で、大多数のまんがの大多数のコマは、遠近法以前の西洋絵画のルールにも従っています――重要な人物ほど大きく描く、というルールです。このルールも、遠近法ほど絶対ではないにしろ、従わない絵を見る機会は多くありません。 こうした制約は、絵を「理解する」作業を容易にしてくれるので、まんがにとっては欠かせないものでしょう。たとえば、まんが版『風の谷のナウシカ』は、特に前半では、こうした制約をしばしば無視しており、理解に手間取るものになっています。 現代日で美術と縁のない日常生活を送るかぎり、遠近法も、「重要な人物ほど大きく描く」ことも、ルール、制約として感じられます。富士山

  • 中里一日記: ジョージ・L・モッセ『英霊―創られた世界大戦の記憶』(柏書房)

    ジョージ・L・モッセ『英霊―創られた世界大戦の記憶』(柏書房) 全人類に読ませたい。ジョージ・L・モッセ『英霊―創られた世界大戦の記憶』(柏書房)161~166ページ。 第一次大戦が終結して間もない時期、戦争体験の神話は闘争というものに、国民的・個人的再生の手段という新たな側面をもたらした。戦争の態度を平時に継続させることで、必然的に政治の野蛮化が促進された。人命に対する無関心が高じたのである。それは単に、ドイツのような確実に無慈悲さが蔓延した国民国家において、軍事的なものが目に付きやすく、高い地位に留まっていただけではない。政治の野蛮化とは、とりわけ戦争とその受容に由来する心性を意味する。戦間期に野蛮化の過程が進行した結果、人は活力を得て、政敵への対抗行動に駆られ、人間の残虐性や死に対する一般人の感覚は麻痺していった。 イギリスやフランスのような戦勝国では戦争から平和へと比較的容易に移行

  • 中里一日記: 百合だからコラム百本 第5回 セクシュアリティと善悪とヒエラルキー

    百合だからコラム百 第5回 セクシュアリティと善悪とヒエラルキー 2007年、アメリカでのことです。保守派の(=非常にゲイに優しくない)上院議員(男性)が、空港のトイレでおとり捜査中の警察官(もちろん男性)を性的に誘ったとして現行犯逮捕され有罪を認めた、という事件がありました。 事件そのものは、見てのとおりのものであり、私から言いたいことはなにもありません。私がここで問題にしたいのは、この事件に対してどんな態度を取るか、です。 「自分自身もゲイでありながら、政治家になるために保守派に媚びた」とその議員を批判するのは、よくある態度であり、立派な態度でさえありうるでしょう。が、作品を読む・書く態度ではありません。 もうひとつの例を見ましょう。 1980年代のHIVパニックが収まってから現在に至るまで、欧米におけるゲイの権利運動というと、同性婚がもっとも注目されています。外野から見ると、ゲイの

  • 中里一日記: 百合だからコラム百本 第1回 はじめに

    百合だからコラム百 第1回 はじめに 百合が流行ったり廃れたりする今日このごろ、読者諸氏はいかがお過ごしでしょうか。ずっと廃れっぱなしの日々が長かった身としては、流行り廃りも悪くないものです。 私は最近、きらら系四コマの隆盛を追いかけるべく、きらら系まんが誌を全部読むという挑戦をしています。挑戦です。「間違ってさえいない」というのは疑似科学に対する批判ですが、この伝で言えば、「駄作でさえない」作品があまりにも多いように思えます。私が根的にわかっていないのではないかという恐れが強いので、こまごまとした感想などはまだ言えません。 そんな私が今日から始めるのが、この連載コラムです。『百合だからコラム百』。毎週日曜日、百合のあれこれについて考察します。二年ほどかけて百書く予定ですが、ネタ切れの際にはなにとぞご容赦ください。 社会性。 「そういう感情は一過性のもので大人になれば」というあのお

  • 中里一日記: これは大事なことなので転載します

    これは大事なことなので転載します 大津市で昨年10月、公立中2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、学校が実施したアンケートに「(教室に)貼ってあった男子生徒の写真の顔に、死亡後も、いじめをしたとされる生徒が穴を開けたり落書きをしたりしていた」など、執拗ないじめの様子に関する記述があったことが7日、関係者への取材で分かった。 アンケートには、ほかにも「お金を取られていた」と金銭を脅し取っていたことを示唆するものや、自殺した生徒以外の生徒もいじめていたとするものがあった。 男子生徒死後も写真に落書き 学校アンケートに記述 いじめをする生物はこういう生物です。こういう生物が生息する環境は、新聞やテレビに出てくるような文明社会ではなく、ジャングルです。 ジャングルでワニに出くわしたとき、ワニに向かって「話せばわかる」とは誰も言いません。相手が自分と同じ心を持った人間だなどとは思わず、

    reds_akaki
    reds_akaki 2012/07/11
    鰐に限らず野生動物は無益な殺生はしないぞ。あ雌の前の雄との間に生まれた子供を殺すのはいるな
  • 中里一日記: 革命後の世界を求めて

    革命後の世界を求めて 赤松啓介『非常民の民俗境界』(明石書店)を読んだ。 分類としては一応、民俗学の研究書になるかもしれない。祭祀・差別・性・階級などさまざまなテーマを扱っている。しかし結論や概要のある論文ではなく、書自体が民俗のありようを証言する一次史料となっている。 著者は、戦前の加古川流域(兵庫県)で行商・共産系の社会運動・民俗学の調査の3つを同時に行ってしていたという人物で、社会生活のドブの底に浸かって活動した過去にふさわしく、いかがわしく迫力のある読み物になっている。書の記述がどこまで事実を反映しているかというと疑問符がつくが、いかがわしさを含めつつ書き記す著者の態度には、見るべき真実がある。 書を読んで、私はぐったりと疲れた。書の調査対象となった農村の内輪ぶりに打ちのめされた。 「内輪」とは、たとえば書247~248ページ: そこでよくいわれるのは、若衆仲間の目的・役

  • 中里一日記: 川原由美子『ななめの音楽』(朝日新聞出版)

    川原由美子『ななめの音楽』(朝日新聞出版) 川原由美子『ななめの音楽』(朝日新聞出版)を読んだ。1950年頃のレトロ&レトロフューチャーな飛行機と百合テイストと白昼ポエムを結合させた謎のまんがである。なお白昼ポエムはメカ側(=『湾岸ミッドナイト』)ではなく百合側。…と説明しても、なんだかわけがわからないが、読んだ私もなんだかわからない。 2巻232ページの展開も謎だった。とはいえ思えば川原由美子は昔からずっとこんな感じだった。なにが「こんな感じ」なのか説明が難しいが、まるでホモソーシャルな人間関係に恨みでもあるような、とでも言えばいいか。 もう少し詳しく言えるような気がしてきたので追記する。 2巻232ページの異様さは、下半分のセリフで世間的な一般論を語っているところにある。 自分がいかに結婚相手としてふさわしいかを世間的な一般論で説明するプロポーズは、結婚相手を選ぶ自由がほとんどない世界

  • 中里一日記: わかればいいのか

    わかればいいのか 『劇場版そらのおとしものf』を見たら、『劇場版リリカルなのは 1st』と共通する問題を感じたので、ここに書いておく。 ・どちらもモノローグで説明しすぎ ・どちらも尺の割にセリフを詰め込みすぎ 『そらのおとしもの』の日和のモノローグはほとんど全部ないほうがいい。『なのは』のフェイトも同じく。説明しないと何を考えているのかわからない? では、わかることにどんなメリットがあるのか。その場かぎりの作り話にすぎないものをわかることが、そんなに重要なのか。わかることと楽しいことのあいだに、どんな関係があるのか。前者が後者の必要条件だと思い込むのは、いったいどんな因果あってのことなのか。 モノローグ乱発の割をってか、尺が足りない感じが全編にありありと漂う。『なのは』の編集はギリギリまで詰めて削ったのだろうと思わせたし(とはいえこれは編集のスタイルかもしれない)、『そらのおとしもの』で

  • 中里一日記: 卑しい

    卑しい 浜岡原発を停めて「対策しました」というアリバイを作ろうと励む現政権について。 ・東電の発送電分離 ・もんじゅ廃炉 ・地震予知と縁を切る 現政権はどれひとつとしてやろうとしない。どれも難しいからだ。 地震予知と縁を切るのがなぜ難しいか。「対策しました」というアリバイを作れなくなるからだ。地震予知が不可能という前提のもとでアリバイを作ろうとすると、全原発を停める(=不可能)か、10年がかりの改修計画を立案実行する(=終わった頃には誰も覚えていない)か、という話になる。「アリバイがあれば大丈夫」なのは安全ではなく保身だ。 もんじゅ廃炉がなぜ難しいのか。核燃料サイクルという夢をあきらめることになるからだ。もし核燃料サイクルが実現すれば、輸入への依存度が下がり、外交上の選択肢が広がる。端的に言えば、強い国になる。だが、もんじゅをこの先いじくりまわして得られるものといったら、関係者のメンツと雇

  • 中里一日記: 2度目の正直

    2度目の正直 今のどさくさにまぎれて政府がやっておくべきこと: ・東電の発送電分離 ・もんじゅ廃炉 ・地震予知と縁を切る これくらいできないようでは、既存原発の耐災害性強化さえもおぼつかない。 人間はなんにでも慣れる。人間はどれだけ煮え湯を飲まされても、「世の中はそういうもの」にしてしまえる。レベル7の事故も10回目になれば、「世の中はそういうもの」ということになって、一匹動かせなくなるだろう。だから、まだ2回目のうちに色々やっておかなければならない。

  • 中里一日記: まどかマギカ雑感

    まどかマギカ雑感 TVアニメ『魔法少女まどかマギカ』最終回について少々。 「う」というモチーフはいったいどこへ? ・頭をわれたマミ ・常にものをう杏子 ・物連鎖のアナロジー 最後も「う」というモチーフでオチをつけるだろう、そのときわれるのはキュゥべえしかいない、と予想していたが、そうはならずに普通に終わってしまった。というわけでDVDは買わない。

  • 中里一日記: 23対40000

     中里一日記 2011年03月02日 23対40000 23人 約4万人 日から逃げ出したくなった。 Share on Tumblr Posted by hajime at 2011年03月02日 00:12 Comments Post a comment Name: Email Address: Remember personal info? YesNo Comments:

    reds_akaki
    reds_akaki 2011/03/07
    邦人は23人で内4人は米国のチャーター船による出国に向け待機中、7人は攻防が激しい首都トリポリから離れた地域に住んでいる。残る12人のうち大使館員を除く9人は現地で結婚するなどしており出国の意思はない
  • 中里一日記: 『魔法少女まどか☆マギカ』の最終回を予想する

    『魔法少女まどか☆マギカ』の最終回を予想する キュウべぇが「素質がある」として目をつけるターゲットは、人は自覚していないが実は契約なしで魔法を使える。この魔法はキュウべぇの魔女―魔法少女システムを脅かすことができる。キュウべぇは契約によってシステムへの脅威を取り除くと同時に魔女候補を獲得していた。ほむほむは自分が契約なしで魔法を使えることに気付き、キュウべぇの魔女―魔法少女システムを脅かしていた。まどかの大きな魔力は脅威どころかシステムを廃止することさえできるので、まどかとの契約はキュウべぇの最優先事項だった。 まどかはほむほむの真実の愛に触れ、自分が実は契約なしで魔法を使えることを愛の力で理解して、魔法でシステムを廃止し、死んだ魔法少女を全員生き返らせて集めてサバトを開き、キュウべぇをバーベキューにする。最後は魔法少女みんなでキュウべぇをおいしくいただきながら「魔法少女にゃ学校も~試験

  • 中里一日記: 萌え萌え☆かえさる

    萌え萌え☆かえさる 屋で薄い文庫を見かけると、少々うらやましい。薄いほうが一般に、ページ数あたりの印税が多いからだ。 その薄い文庫が全3巻や4巻だったりすると、さらにうらやましい。全2巻でなんの問題もなさそうなのに3巻や4巻に仕立てて、なんの苦労もなく印税を数割増しで稼いでいる。 そういうは、ベストセラーとはいかなくても、かなりの売れ線と相場が決まっている。でなければ普通は全2巻や1巻にされるからだ。うらやましい。 そんな屋の棚にずらりと並んでいた日には、これはもう、絵にも描けないうらやましさだ。 私も人間なので、そんなうらやましい著者のことは厳しい目で見る。 さて、例の人である。 この人のには一度、痛い目にあわされたことがある。ミケランジェロが『ピエタ』を作ったとき、注文主との報酬額交渉で、相手に「高いな」と言われて「得をするのはあなたです」と言い返した――というエピソー

  • 中里一日記: ポルノ産業を本当に潰したければ

    ポルノ産業を当に潰したければ http://d.hatena.ne.jp/axgx/ 子供を差別することには、誰も疑問を持っていないらしい。この問題の関係者にとっては、子供は人間ではないのだろう。 人はいま『18禁』とあまりにも軽く言うが、よく考えてみれば、それは18歳未満の人々をのけ者にする制度、すなわち、差別である。どうして誰も、この根的な問題に目を向けないのか。 「青少年を保護するために~」「住み分けすることでしか守れない表現が~」という理由づけは、なるほど合理的ではある。南アフリカ共和国のアパルトヘイトも合理的だった。南アフリカ共和国の経済や治安は、アパルトヘイトの廃止によって大幅に後退し、人々は不幸になった。ではアパルトヘイトを続けるべきだっただろうか。 根的な問題がお気に召さないという向きのために、別の方向からも『18禁』を攻撃しておこう。 「青少年を保護するために~」と

    reds_akaki
    reds_akaki 2011/01/17
    isbn:4047213829 isbn:4062879573は今何処に!東浩紀は世界を分断させ貧しくさせる事で肥え太るポルノ産業の親玉・警察官僚宗教右派の工作員だからアージュのイベントに議員と出たり猪瀬直樹とのサクラ鼎談にロリ絵を載せたり