熊本県南阿蘇村で切り立った岩山の隙間に挟まり、「落ちない石」として親しまれてきた石が、一連の地震のあと落下しているのが見つかりました。地元の観光協会は見学ツアーを中止したうえで、今後の対応を検討することにしています。 ところが、大きな地震が相次いだあとの今月22日、この石が崖下に落ちているのを観光ガイドの男性が見つけました。けがをした人はいませんでしたが、観光協会は大型連休中の見学ツアーを中止し、今後の対応を検討することになりました。 石が落ちているのを見つけた観光ガイドの柏田勲さんは「石の知名度も上がってきて、大型連休中にたくさんの人が訪れてくれると思っていたので残念です」と話していました。 南阿蘇村の河陰地区では切り立った岩山の隙間に挟まっていた2メートル余りの石が「落ちない石」として親しまれ、5年ほど前から観光ツアーが組まれているほか、この石にあやかろうと、受験生などが合格祈願に訪れ