4日午後、岐阜県土岐市にある核融合科学研究所で、パイプを溶接する作業中に周りの断熱材が燃える火事があり、作業員1人の行方が分からなくなっていましたが、先ほど発見され手当てを受けています。研究所によりますと、火事は核物質を扱う施設とは関係なく、放射性物質の漏えいはないとのことです。 警察などによりますと、火は1時間余りで消し止められましたが、実験棟でパイプを溶接する作業をしていた61歳の男性作業員の行方が一時、分からなくなりました。男性はさきほど発見され、手当てを受けていますが、詳しい容体は分かっていないということです。また、一緒に作業をしていた32歳の男性が首などにケガを負ったということです。 核融合科学研究所によりますと、現場の実験棟では液化ヘリウムを流すパイプの溶接作業を行っていたということで、パイプの周りの断熱材に引火したとみられるということです。 また、火事があった実験棟は核物質は