本日は170本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は夏目漱石の『それから』を読んでバットを振りました。 彼は胸に手を当てた儘、此鼓動の下に、温かい紅の血潮の緩く流れる様を想像して見た。是が命であると考へた。自分は今流れる命を掌で抑へてゐるんだと考へた。それから、此掌に応へる、時計の針に似た響は、自分を死に誘ふ警鐘の様なものであると考へた。此警鐘を聞くことなしに生きてゐられたなら、──血を盛る袋が、時を盛る袋の用を兼ねなかつたなら、如何に自分は気楽だらう。如何に自分は絶対に生を味はひ得るだらう。 次のあらすじの4文を言いながらバットを振りました。 胸の下の血の流れが手に響く。10 これが命であると考る。5 時計の針の響きに似てい。5 これは自分を死に誘う警鐘と考える。0 これを聞かずに生きると気楽だ。10 ということで30本バット振りました。 これは小説な
![文豪スイング 125 『それから』から抜粋 - 素振り文武両道](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/953c41c8868f2c236cea6e054d85c470657d9fdf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fs%2Fsuburikuroinu%2F20220112%2F20220112234306.jpg)