オムロンは、様々な社会課題の解決に向けて「Sensing & Control + Think」と呼ぶ技術の開発を推進中だ。これは「現場から必要な情報を取り出し(Sensing)、蓄積したビッグデータと人の知見を用いて(Think)、現場にソリューションを提供する(Control)」技術のことだ。9月4日、日経ビッグデータ主催の読者セミナー「ビッグデータ活用 2018年の焦点」において、センシング研究開発センタに在籍する川出雅人氏が披露したドライバー理解技術と卓球コーチロボットも、この取り組みの一環として開発されたものだ。 ドライバー理解技術は、自動運転の実用化を視野に入れた技術だ。ドライバーの状況をリアルタイムに認識して、自動運転区間(高速道路など)から手動運転区間(一般道など)に切り替わる際に「運転復帰レベル」を判断する、あるいは手動運転中に危険度を判断するといった活用方法を想定している