アップル(Apple)が、米国国際貿易委員会(U.S. International Trade Commission:以下、ITC)に対し、モトローラ(Motorola)製品の輸入差し止めを求めていた問題で、ITCは現地時間16日、アップルの訴えを退ける最終判決を下した。 ITCの判決によると、アップルが問題とした3件の特許権のうち、1件についてはモトローラによる侵害が認められず、2件は特許権自体が無効と判断されたという。侵害が認められなかった1件は、タップやスライドなど複数の手動入力に対応する技術で、また無効と判断された2件は、複数の指を使った入力を認識するタッチスクリーン技術、およびインストールしたプログラムを再起動せずに追加する技術だという。 ITCは今年1月にアップルの訴えを退ける初期決定を下していた。今回の判断は同委員会の審議を経たもので、これによりアップルの敗訴が確定したことに