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2006年9月27日のブックマーク (3件)

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  • 文字の「違い」とは何か(1) (明朝体・考)

    « (4)新聞の題字にみる「教育的配慮」 | Main | 文字の「違い」とは何か(2) » 2006年09月24日 …【文字の違いとは何か】 文字の「違い」とは何か(1) 社会人の常識としての「書体に関する知見」 8月15日の「書体について(1)」で次のように書いた(※ 「書体について(2)」以降はもう少しお待ちいただきたい)。 文字を読み書きしないで済む生活など考えられないにも関わらず,「書体」に関する知見はあまり持っていない,というのが一般の方々の実態ではないか。基的に筆写のための書体と読むための書体は明確に区分されなければならない。 しかし現実には明確には区別されているとは言いがたい。そしてその原因のひとつに現今の漢字教育貧困さがありそうだ,というのが「義務教育における漢字学習の問題」として前回までに述べた主題であった。その「貧困さ」は生徒におもねる「教育的配慮」と,書体に

  • 文字の「違い」とは何か(2) (明朝体・考)

    手書きのユレについて 手書き文字には,かならず形状のユレが伴う。同一人が書いても,そのときの状況(たとえばゆったりした気分のとき,急いでいるとき,緊張しているとき,使い慣れた筆記具で書いているとき,不慣れな筆記具を使ったとき,などなど)で文字の形も変わってくる。書く人が違えば,その差も非常に大きいものになる。だからこそ「筆跡鑑定」が成立するのである。 手書き文字によるコミュニケーションというのは,そういうユレを前提とし,しかもその傾向が書き手と読み手でかなり異なっていても成立しなければならない。逆に言えば,さまざまな場でのコミュニケーションの経験を通じて,どこまでのユレなら理解されるのかを学んでいくということなのかもしれない。 文字には,それを特定する形状要素がかならずある。それが表現されていれば間違いなく相手に伝わるし,逆に特定される要素があいまいであれば間違って伝わる可能性がある。