5日、台湾の馬総統が、台湾と中国本土で異なる漢字表記について「従来の漢字表記を改めることはない。本土からの観光客向けには中台の表記を併記する」と語った。写真は本土観光客向けの台湾ツアーマップ。簡体字表記で「観光導游地図」とある。 2008年7月6日、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統が前日、台湾と中国本土で異なる漢字字体の表記について語った。本土観光客による台湾観光が解禁され、両岸の交流が進んだことを受けて「それでも従来の台湾の漢字表記を改めることはない。」と明言した。しかし、本土観光客の利便性のために、今後は中台の字体を併記する可能性を示した。台湾・中央通信社の報道を環球時報が伝えた。 現在、中国と台湾では、異なる漢字の字体を採用。中国本土では「簡体字」と呼ばれる略字体を採用。これは1960年代に制定された比較的新しいもので、漢字を学びやすくして文盲を減らす目的もあったという。これによ