『Unicode IVS/IVD入門』(田丸健三郎、小林龍生)へのツッコミ第2弾。この本は、巻末に付録として2つの文字コード表を掲載しており、ページ数では全体の約半分に及ぶのだが、これらの表にもいろいろ問題があるように思う。 「USC」が215回出現 2つの文字コード表のうち「文字符号対応表(CP932とJIS文字コード)」(pp.218-325)のほうから見ていくこととする。 まず、全ページで(100ページ以上に渡って)「UCS」が「USC」になっている。 フォントの問題 「IPAmj明朝」欄の表示に使われているのはIPAmj明朝ではなくIPAex明朝だと思う(下図を参照)。 ちょっとわけがわからない。 「IPAmj明朝」欄の0x02から0x1b(制御文字領域)に記号や罫線素片が入っているが、IPAmj明朝にもIPAex明朝にも、このような文字は入っていない。 フォールバックで別のフォン