字体 筆画の組み合わせによる骨格のことで、抽象的な概念 個々の文字を識別する要素としての点画の組み合わせ これが異なれば通常「字種」も異なる 手書きの文字と活字ではこれが異なるが、「字種」は同じとみなす JIS X0208による定義 表現された字形の基礎にある文字観念で、個々の文字を識別する要素としての点画の組合せをいう。すなわち、字体は抽象的なものであり、具体的には字形として実現する。 字種 文字コードはこれを特定するものである 字形≒グリフ 出力装置に送る(視覚化される)文字の形状で、「字体」を具象化したもの これを実装データ化したものが「フォント」 JIS X0208による定義 実際に文字が書かれたり、印刷されたりしたときに実現する図形。 グリフ 「字形」とほぼ同じだが、組版処理や出力されるときの位置(グリフ座標)、形状の概略も含んでいる。一貫した組版出力ができるための決まりごと。
PDFとフォント(1) 書体、グリフ、フォント 次に、PDFのための必須の技術の中で、フォントについて説明してみたいと思います。私は、フォントについては、少しかじったくらいであまり詳しくありませんので、いろいろ調べながらできるだけまとめてみたいと思っています。間違いがありましたらご指摘いただければ幸いです。 フォントとはなにかということを簡単に整理してみたいと思います。ちょっと古くなりますが、日経バイトの1994年2月号(pp.247~260)のバイト・セミナーに沼尾 禮子・林 隆男氏の連名で「フォント関連用語を正しく理解する」という記事が掲載されました。 その記事では、書体とフォントを区別して次のように定義しています。 (1) 書体は「一連の文字や記号の1セットに対し、印刷や表示のために、美観などのコンセプトに基づいて統一的に施された意匠デザイン」。 (2) フォントは「同一書体を元にし
符号化文字集合とは別の観点から文字を集めた集合にグリフセットというものがあります。PDFReferenceには次のようなグリフセットの名前が参照されています。 ・Adobe-Japan1 ・Adobe-GB1 ・Adobe-CNS1 ・Adobe-Korea1 ※PDFReference(5版 PDF1.6) pp.416-417 グリフセットの仕様書は、アドビシステムズのFont technical notesのページのCJK/CID-Keyedfontsとして公開されています。 グリフセットの検討に入る前に、グリフ(Glyph)とはなにかについて調べてみます。 PDF Referenceには次のような記述があります: 「文字は抽象的な記号なのに対して、グリフは文字を可視化した形状である。...歴史的に、コンピュータによる組版の世界では、この二つは交換可能な用語として使われてきた。しかし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く