日本工業標準調査会のサイトでJIS X 0212を閲覧していたところ、妙なことに気づいた。私(安岡孝一)の手元にあるJIS X 0212規格票と、版組が違う。日本規格協会でJIS X 0212をプレビューしてもらえばわかるが、p.1に入ってる文章の量からして、全く違っているのだ。しかも4.3の表題は、本物の規格票では
とあったので、さすがにギョッとなった。そんなこと、私、語ってないぞ。『JIS X 0212とJIS X 0213』(京都大学大型計算機センター第64回研究セミナー報告, 2000年3月24日, pp.19-46)にも書いたとおり、JIS X 0212-1990の文字のうち3144字程度はJIS X 0213:2000に含まれていない。ここで「程度」と書いたのにはわけがあって、「嶲」「殩」「瓯」「籩」「鳦」などのように、JIS X 0212とJIS X 0213で包摂関係がないにもかかわらず、Unicodeが共有されているというヤヤコシイ字があるからだ。さらには、JIS X 0213:2000とJIS X 0213:2004との間で追加された10字のうち、「瘦」と「繫」の2字がJIS X 0212に含まれているが、「瘦」の方はJIS X 0212と微妙に字体が違う、というヤヤコシサだ。こうい
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