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ブックマーク / book-read.cocolog-nifty.com (2)

  • book-read: 安田敏朗(2007)『国語審議会―迷走の60年』講談社現代新書(2007.11.20初版発行)

    BOOK-READ読んだ読んだBOOK-READ読んだ読んだBOOK-READ 読んだ(主に新書や文庫などの一般書、例外あり)の個人的な感想を書いています まずは、「あとがき」にまとめられている「書の内容」をご紹介しよう。    「柱は二つ。ひとつは国語審議会の歴史を簡単に追うこと。(中略)要点をおさえつつ、現在派と歴史派の対峙から一体化、さらには倫理化を、「時流のあと追い」をキーワードにしてえがいた。(中略)二つ目の柱は、国語審議会答申やそれに関わった人物の主張から言語観、とりわけ国語観・敬語観の変遷みることである。戦前からつづく国の言語政策機関の言語認識とは、最も「正統」とされる言語観であり、社会のありかたに親和的なものである。論者が真剣であるほどに、空回り感が強い。   こうしたことに違和感をもってもらうことが書の最終的な目標である。しかし、その違和感にどう対処すればよい

  • book-read: 円満字二郎(2007)『昭和を騒がせた漢字たち 当用漢字の事件簿』吉川弘文館(2007.10.1初版発行)

    book-read BOOK-READ読んだ読んだBOOK-READ読んだ読んだBOOK-READ 読んだ(主に新書や文庫などの一般書、例外あり)の個人的な感想を書いています 「当用漢字表」(1946年11月16日内閣告示・訓令)の制定後の「当用漢字」にまつわるいろいろな事件を取り上げながら、「民主化」された社会の変化と連動させて「漢字」に対する社会意識の変化、および漢字に関する政策の変化とを追ったもの。  興味をもって一気に読んでしまった。  事件の顛末を分かりやすく書いているので、軽い読み物としても、楽しく学びながら、しかし考えさせるべきところは考えさせながら読むことができる。    人々が「漢字」に対する抱く意識の根底にあるものとして「唯一無二性」という性質を一貫して提示している。    (漢字の)「ある形とともにそのことばを経験したことによって、形とことばとが切り離し不可能

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