Online ISSN : 2186-103X Print ISSN : 0386-0507 ISSN-L : 0386-0507
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テキストデータは,コンピュータ上におけるデータの中心的存在である。そして文字コードは,テキストデータの基盤となるものである。本稿では,文字コードについてのあまり知られていない基礎知識や,Unicodeの抱える実用上の問題点について紹介する。
Online ISSN : 1347-1597 Print ISSN : 0021-7298 ISSN-L : 0021-7298
スタンリ・モリスンは, ゴランツ書店の斬新なブック・ジャケットによって知られるデザイナーあるいはアート・ディレクターであると同時に, 印刷・出版の歴史に関する深い学殖を備えた研究者でもある。1932年に発表され, 現在では最もポピュラーなローマン書体とも見做すことのできるタイムズ・ニュー・ローマンの開発経緯を例として, 彼の書体開発態度を, その著作を通じて検討した。その結果, 書体開発における彼の態度は, ブック・ジャケットのデザインのような場合とは異なり, たいへん慎重かつ保守的であり, そのことがまた彼の書体観ないし書体史観の反映であることが了解された。モリスンにおいてこうした態度を支えているものは, 文字の歴史に関する該博な知識と, それが差し示す書体の正統的形態を尊重する姿勢である。
After making the appearance of Modern-face Roman by Didots and Bodoni, there were produced various type faces, Fat-face, Egyptians, San Serifs etc., as type face for commerce and advertising. The subject of this essey is a study concerning Type Derign in practical use, through the material of the playbills of London (mainly) in mid-nineteenth century. The material are as follows. Fig. 1 May 21, 18
Online ISSN : 2433-300X Print ISSN : 0919-6803 ISSN-L : 0919-6803
Peter Behrens (1868-1940) was a leading pre-modern designer in Germany. As the character designer that has left the greatest footsteps in this field, his most memorial work is the democratic slogan "For the German People" sculpted on the Federal Parliament Building in Berlin. Behrens attempted new artistic methodologies during the transformation period in German Culture as the "person to meet dema
本稿では、イギリスの印刷ビラと見出し書体について15世紀後半から19世紀後半までの変遷を考察した。その結果、以下の結論が得られた。1)産業革命以前、印刷ビラの大半は公告ビラであり、それらの見出し書体には、主にオールド・スタイル・ローマン体が用いられていた。2)産業革命期には、広告用印刷ビラの需要が増大した。19世紀初頭に、大型で超特太、モダンで目立つ見出し専用書体が創出された。これらの書体は、好評を博し、イギリスは、見出し活字書体の分野で世界をリードすることになった。3)初期のビラ用見出し書体は、タイプフェイス・デザイナー達に大きな影響を与え、彼等は、新たな見出し書体を多数デザインした。その結果、イギリスでは、独自のタイポグラフィの世界が発展した。そして19世紀中期にイギリスの印刷ビラは、最盛期を迎えることとなった。
世界最初の近代的広告用活字書体とされるファット・フェイス出現の要因をそれに直接関わる活字鋳造,印刷,印刷媒体などに探り,下記のように明確化した。(1)イギリスにおいて19世紀初頭には掲示伝達媒体が定着し,ノウティス,ビルが多数使用された。この見出しに訴求力のある大形の書体が求められた。(2)19世紀初頭には世俗的読み物や雑多な端物印刷物の量が増え,見出しやタイトルなどに目立つ,新しい書体が求められた。(3)18世紀後半からフランスを中心としたモダンな新書体活字開発ラッシュと産業革命の革新的環境は,イギリスの端物印刷用活字鋳造家に大きな刺激を与えた。(4)モダン・フェースの特徴を大型活字に取り込み,ファット・フェイスに結晶させたロバート・ソーンの産業革命時代の活字鋳造家にふさわしい創造性と先見性も重用である。
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本論では、明治初期・和装新聞の印刷面から、木版と鋳造活字版を識別する判定法を、整版、木活字版、鋳造活字版で印刷された3種類のサンプルに対して実施し、その有効性を検証する。 筆者は芸術工学会誌・第61号掲載論文「明治初期・和装新聞の版式判定」に於いて、同判別法について考察し、以下の手順を提示した。 (1)同一版面に出現する同一字種の複数の文字をサンプリングする。 (2)サンプルにPhotoshopで輪郭トレースを行い輪郭線画像を得る。 (3)輪郭線画像を重ね合わせて照合を行う。 (4)骨格・結構に差異が認められる場合は手作業により製作されたものと言えるので木版と判断される。 (5)骨格・結構に差異が認められない場合は手作業彫刻の偶発的な近似、又は鋳造による複製と考えられる。双方を明確に識別することは困難な為、この場合は判断を保留する。 (6)骨格・結構に差異が認められない場合が複数の組み合わ
【特集】日本人が見つけた自己抗原・抗原 皮膚筋炎に伴う急速進行性間質性肺炎:MDA5 公開日: 2019/03/01 | 1 巻 1 号 e00013 佐藤 慎二 呼吸臨床
1) 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系 2) 横浜市総合リハビリテーションセンター 3) 昭和大学医学部神経内科 要旨 日本語・韓国語二言語使用者失語症例において,両言語の障害を特に日本語における漢字・仮名障害と韓国語における漢字・ハングル障害との対比を中心に検討した。 症例は65歳右利き男性。脳梗塞 (左中大脳動脈領域) による右片麻痺と重度の失語が認められた。日本語と韓国語の習得および病前の使用状況は,口頭言語・文字言語のいずれにおいても両言語で同等であった。標準失語症検査,表出面の検査,聴覚理解検査,読み理解検査を両言語について実施したところ,すべての検査で両言語がほぼ同様の成績を示した。さらに,両言語ともに仮名・ハングルに比べ漢字が良好という同様の障害パターンが認められた。これは,本症例が2つの言語を同程度に習熟していたことに加え,日本語と韓国
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