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ブックマーク / www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa (3)

  • 語学と言語学

    言語学をやっていてよかったと思うことはいくつかある。まずそのためにやったのではないが、言語学で得た知識が外国語の習得に役立ったことである。言語の語彙がどのような分布をなしているかを知るのは習得のための近道である。そこに山があるから登るといったのと同じように、そこに言語があるから、その言語を理解したいと思うし、理解し得たときの喜びは大きい。文法の仕組が解けたときは最高である。 そもそも実用性があまりなく、ただ単に興味の満足のために取り組んだので、必ずしも言語学を唯一の目標として進んできた訳ではない。もし空襲がなくて昆虫や植物の標が焼けなかったら生物学を学んだかもしれないし、画集を買うお金があったなら、美術評論のようなことを心がけたかもしれない。言語学は自分にとっては数多くある可能性の一つであると思っていた。そこで他の人の書いたものを読んでいて、もし、もう一度生まれてきたら、また同じ道をたど

  • 金川 欣二☆言語学のお散歩

    ◎比較文化の裏道(比べれば何でも見えてくる……ロシアの諺) ★文化的雪かき…「何でもカルチャー」のやさしい作り方 ★★アメリカ映画における母親の不在 ★ストレンジャー・ザン・ジャパニーズ…外国映画にみる日人像 趣味の比較文化入門…人生は比較文化 「知って損なし」お正月の味わい そして誰も知らなかった 忘年会の憂…外国にない日 アムロとアフリカの戦士たち…通過儀礼としての自動車学校 音と文化 『裸のサル』としての人間 誰がカラスを殺したの?…または、制度化する喜怒哀楽 文化部の低迷に思う 一書の人を恐れよ 「」籍 コーヒースプーン一杯の人生 ★極私的「文化」 比較文化からみた「残酷」とは何か? アラン・ドロンとテーブルマナー 三大美味と富山…鴨とネギ 和崎先生と西町ロンド 童年往事…時の流れ   ふるさとの四季 射水線物語…ぼくの『スタ

  • 文字と日本人

    「文字の上意味の上をば冬の蠅」-----中村草田男 まだ物象の形をとどめ きっかりと石に刻まれた神聖文字(ヒエログリフ)から 少し略された祭司文字(ヒエラテイク)へ もっと書きやすい民衆文字(デモテイク)へ 五千年もたてば坐り疲れて 文字だってもじもじと身をよじり 膝を崩したりもするのだ -----多田智満子「刻」『十五歳の桃源郷』(人文書院) 山という字を書いてみせ 川という字を書いてみせ 山という字は 山そのものから 川という字は 川そのものから生まれたのですよ と説明すると 横文字の国の人は感動する この間 岡山で ひぐらしをひぐれおしみ と呼ぶ人々がいると知って 胸がなった 人を打つ言葉が日の言葉のなかにある そのことに 日語の国に住む私は感動する -----川崎洋「ことば」『海を思わないとき』(思潮社) ココロ こころ 心 kok

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