村木新次郎 著 装丁者 白井敬尚形成事務所 A5判上製函入り 定価5,600円+税 ISBN 978-4-89476-602-0 ひつじ書房 伝統的な学校文法や標準化しつつある日本語教育文法を是としない立場から、日本語のあるべき単語認定と品詞体系について提言した書。従来の文法が形式中心で、syntagmaticな側面に傾斜していたことを指摘し、意味・機能を重視し、paradigmaticな側面をとりこむ必要性を説く。形容詞をひろくとらえること、日本語の品詞として、後置詞、従属接続詞をみとめるべきであることなどを主張する。日本語の感動詞や節の類型にも言いおよぶ。 【目次】 まえがき 第1部 日本語の品詞体系をめぐる諸問題 第1章 日本語文法研究の主流と傍流―単語と品詞の問題を中心に― 第2章 日本語の品詞体系のみなおし―形式重視の文法から意味・機能重視の文法へ― 要旨 1. 学校文法の問題点