関東大震災から100年の9月1日。東京都人権部による飯山由貴作品検閲に抗議し都庁で申し入れとデモを実施飯山由貴の映像作品《In-Mates》が関東大震災の朝鮮人虐殺事件に触れていることなどを理由に、東京都人権部の検閲により上映中止となった問題で、震災から100年となる9月1日、都に対しての改めての申し入れや抗議デモが行われた。 文=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長) 写真=安原、三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部) デモ行進の様子 東京都の指定管理施設「東京都人権プラザ」で開催された企画展「飯山由貴 あなたの本当の家を探しにいく」(2022年8月30日〜11月30日)の附帯事業として実施が計画されていた映像作品《In-Mates》の上映。これに対して関東大震災の朝鮮人虐殺事件に触れることなどを理由に、東京都人権部が作品上映を禁止する判断を下した。 これに抗議し説明を求める要望書が今年