こんにちは。大阪社会部の野澤です。2024年の幕開け早々、非常な大きな災害が起きてしまいました。能登半島地震で犠牲になった方々にご冥福をお祈りするとともに、避難所などで先の見えない生活を続けている方々に心よりお見舞い申し上げます。 さまざまなメディアが連日被災地の状況を報道しています。私も地震発生翌日の1月2日から約1週間、現地に入っていました。今回は、被災地を巡るデマ、誤情報について取材した記事の内幕を紹介したいと思います。 「挟まって動けない」「助けて」1月1日午後4時すぎ、私は兵庫県内の自宅で、テレビのニュースにくぎ付けになっていました。石川県珠洲市に設置されたカメラの映像には、地震の揺れで一部の住宅が土煙を上げて崩れる様子がはっきりと捉えられていました。大きな被害が出ていることは明らかでした。 さらに情報を収集しようとスマートフォンを手に取り開いたのはX(旧Twitter)です。現