9月6日、世界的なアニメ映画監督の宮崎駿さんが、都内で引退会見を行った。会見には中国、韓国、台湾、ロシア、フランス、イタリアなど世界各国のメディアが参加。宮崎監督は冒頭、今回の引退発表について「何度もやめるといって騒ぎを起こして生きてるんでどうせまただろう、と思われてるんですが……今回は本気です」と話している。 「公式引退の辞」 宮崎駿 ぼくは、あと10年は仕事をしたいと考えています。自宅と仕事場を自分で運転して往復できる間は、仕事をつづけたいのです。その目安を一応“あと10年”としました。 もっと短くなるかもしれませんが、それは寿命が決めることなので、あくまでも目安の10年です。 ぼくは長編アニメーションを作りたいと願い、作って来た人間ですが、作品と作品の間がずんずん開いていくのをどうすることもできませんでした。要するにノロマになっていくばかりでした。 “風立ちぬ”は前作から5年かかって
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