10月31日「貸し出し数過去最高 これからの図書館は」 最近、公立図書館に行かれましたか。 全国的に公立図書館を利用する人が増えています。国民一人当たりの図書貸し出し数も増えているそうです。その背景には、民間参入によって開館時間の延長を行ったり、インターネットを利用して、借りたい本の取り置きや予約などの利用者サービスを拡大したり、さらには著作権をクリアした本の電子書籍化によって、新たな利用者を増やしていることがあります。 その一方で、図書館で働く職員にも変化が見られます。常勤職員が減っている代わりに、非常勤職員の割合が増えています。さらに、行政の代わりに、民間企業やNPOが管理を代行する「指定管理者制度」を導入する公立図書館が増えていて、司書などの専門職員の長期雇用が保障されないような状況も進んでいます。これに対しては、日本図書館協会など、司書の専門性や継続性の観点から問題があると指摘する