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西島大介です。 マンガ業の傍ら、全国各地の放送局、美術館、アプリなどの公式キャラクターを手がけることが多く、それらはマニア向け過ぎる僕のマンガよりも、全国各地に散らばり、深く地域に届いていることがあります。「ビュフェくん」そして「無題さん」という美術館のキャラクターの「ミュージアム・キャラクター・アワード2021」(毎日投票できます!)への参加をきっかけとして、これまで詳細には紹介してこなかった公式キャラクター、そのデザイン、活動地域、施設などについてご紹介します。 広島代表「無題さん」(2020)広島市現代美術館「無題さん」は、広島市現代美術館の「リニューアル休館」期間のオフィシャル・キャラクター。2020年12月27日のクロージングイベントで初公開。自らは進んで言葉を話さないが、現代美術作品の声を聞くことができる媒介者にして、良き紹介者。後述する「ビュフェくん」と異なり、特定作家は存在
●はじめに MIKIKO氏「外し」の意味? オリンピック開会式について、さすがにあれだけ無茶苦茶な経緯で現場に振られたパフォーマンスについて「日本のダンスは」とかいわれてもたまらんなと思って、内部事情などはわからないままにあくまでもレビュー的に書いていたのだが、その最中に追い打ちをかける文春砲が、とんでもないものを発表した。 「台本11冊を入手 五輪開会式“崩壊” 全内幕 計1199ページにすべての変遷が」 (※以下、「台本11冊」) 今回の件で一番モヤっとしていたのが、なぜあんなタイミングで、あんなやり方でMIKIKO氏を演出責任者から外す必要があったのか、ということだった。 電通と、後任の元電通の佐々木宏氏が手柄を独り占めにしたかったから、という論調になっているが、いくらなんでもそんな馬鹿なことをするだろうか、と思ったのだ。 なぜならMIKIKO氏のように、これだけの規模のイベントの演
「滋賀県=琵琶湖。それ以外の名物は...?」 現地の方に失礼と思いつつ、これが東京生まれの自分の率直な滋賀のイメージ。そんなあやふやなイメージが、ある美術館に行って一変しました。 それが6月にリニューアルオープンした「滋賀県立美術館」。 元の名前は「滋賀県立近代美術館」。リニューアルを機に、時代を問わず広い分野のアートを紹介、県民に親しみを持ってもらう為、「近代」を抜き「滋賀県立県立美術館」に改名したそうです。 旧名の影も形も残さない美術館の改名が多い中、このタイプの改名は珍しい。(例 ブリジス●ン美術館→アーティ●ン美術館) リニューアル記念として、滋賀にゆかりのある12人の若手アーティスト(全員80〜90年代生まれ)の作品を展示した『Soft Territory かかわりのあわい』が開催しています。 (同時にコレクション名品展『ひらけ!温故知新』も開催中) 重要なのが、4つある展示室の
本連載は2022年9月に書籍化されました。 羽仁五郎 編『學問・思想の自由のために』(北隆館、1950年) 今、地球上で最も読みづらい本の一つは、20世紀後半の日本の絶版本である。そのことを実感する機会がつい先日訪れた。 近年は古い貴重な書物ほどオンラインで読めるという矛盾した状況になっている。私は18世紀フランスの科学史が専門だが、18世紀に出版されたフランス語の本はそういう状況である。特にGoogle Booksが激しい勢いで書物をデジタル化してしまったこともあり、当時の新聞や雑誌を除けば、大半の刊本はネットで読めるという感覚がある。 しかし20世紀の書物となると、著作権の問題があるので原則としてオンライン公開されない。無論、言語ごとの差もある。英語、フランス語は最近の本でも最初の数ページくらいはGoogle Booksかオンライン書店のサイトで読める。だが、日本語の本はあまりそうなっ
晴れやかな朝です。 いよいよ東京も緊急事態宣言解除です! ああ、長かった。 でも、昨年春の、正体がわからない恐怖という感じはなく、対処方法が見えてきたこともあって、出かけられない窮屈さはあったものの、気持ちはずいぶん楽でした。 とはいえ、海外在住の皆さんの街は再びロックダウンしていたり。 東京も気が緩むと感染者が増えるのは確実だとは思うのだけれど、やっと仕事ができる、という喜びはあります。 飛沫感染、飲食の場が問題、と言われてきて、料理教室も対面でのクラスをお休みしていましたが、宣言延長による延期を経て今週末から再開します。 美意識に背く、と毛嫌いしていたアクリル板も購入しました。 透明とはいえ、高さ60㎝。 テーブルコーディネイトよりも安全優先。 あとね、オゾン発生器も購入しましたよ。 オゾンで新型コロナウィルスが不活性化する、ということで、救急車に搭載されているメーカーさんの小型版を。
アーカイブとは、ドキュメント(文書)を保管し、後世も含む他者へ知識を伝搬することである。ドキュメントあるいは文書は、他者に知識を移転するための仕組み、記録はドキュメントとは区別される。 日本で図書館の役割が受け入れられておらず、司書という職業が確立されていないのは、知を蓄積して活かすという考え方が十分に理解されていないからではないかと思わざるをえません。(P.10)文書(あるいはドキュメント)の役割が希薄になったとき、情報伝達の仕組みが沈殿していき、ポスト・トゥルースや、ファンタジー・ランド化のようなことが起こるのかもしれない。 ファンタジーランド化に至る発想は、SIDE COREの展示を見ていて気が付いた。 そして、リモートワークになって痛感したのは、言葉にすることができない人が多いということ。思い返すと、ミーティングが好きな人は説明が下手だった。ボディランゲージも含めて、ようやく意思疎
北海道大学附属図書館 河野由香里 なんとか入手したい あなたが研究者で、ある微生物の数百年前の姿を確認したいとしよう。そんな人いる?いや実は、私が数年前に遭遇した方なのだが、世の中には実際にそういう研究者がいるのだ。 その方いわく、200年前のイタリアに研究者がいて、その著書にスケッチがあるだろうから、それを見たい。どうしたらいいだろう、と。 19世紀イタリアで出版された学術書。あなたならどのように入手するだろうか。 何かアイディアは思い浮かんだだろうか。ちょっと考えてみて、もし、図書館に「相談」という選択肢が出て来なかったのなら。今後お役に立てることがあるかもしれないので、ぜひ知っておいてほしい。 図書館は自分の図書館で入手できない文献を、他の図書館から取り寄せることができる。たとえそれが、海外の図書館であっても。嶺野さんのnoteでも触れられていたが、図書館の中の人にとっては日常的な業
2021年5月10日にAmazonカスタマーサービスによって削除された斉藤幸平著 『人新世の「資本論」』への2020年9月29日投稿のレビュー (注) いきなり削除されていたのでAmazonカスタマーサービスに問い合わせて削除の取り消しを希望したところ、30分ほどでガイドラインに抵触云々のテンプレートの返答が帰ってきて削除の取り消しも拒否されたので、ここに再掲しておく。斉藤幸平氏が批判するAmazonのようなワンクリックで何でも手に入る資本主義の極北みたいなシステムが、資本主義システムを批判する本への☆一つのトップレビューを、知識のコモンズを支えるネットというプラットフォームから削除してしまうっていう状況はなかなかアイロニカルでよい。もっと酷い罵倒したレビューは消されてないのに。しかしよく考えてみれば資本主義システムの欲望ドライブ+マルクス思想って、それってまんま近隣の某大国やん?ってこと
本記事は、NHKのニュースで取り上げられるなど、大々的にプロモーションを展開して話題となった竹倉史人氏の著書『土偶を読む』(晶文社)について、筆者(白鳥兄弟=高橋健)の意見を述べるものである。 本記事の公開に至る経緯 竹倉史人氏の著書『土偶を読む』について、5月下旬に日本経済新聞社にコメントを求められ、取材に対応した。筆者は土偶の研究者ではないが、考古学を専門とする学芸員として博物館に勤務しており、「土偶マイム」のパフォーマンスを行っていることもあって、取材の依頼があったものだと思われる。取材を受けるにあたってまとめたメモが、本記事の原型である。 取材は1時間半以上にわたったが、紙面に掲載された筆者のコメントは百文字足らずであり、また記事全体の論調については筆者の関知するところではない。もちろんこうした新聞記事でのコメントの使われ方については承知しているので、この点についての不満は特にない
本を読むのが昔から好きです。少しでも出かける時には、本を持っていきます。読むジャンルは雑食で、小説・エッセイ・新書・アート・サブカル本など、その時の自分の興味のあることについて、仕事に関係する本もなんでも読み漁って、自分の中で満足いくまで読みます。基本的には図書館で借ります。 近所の図書館も、ほぼ読みたい本はすべて揃っている素晴らしさで、読みたい本はマイナーな本が多いので、ネット予約したらすぐに借りられます。 私の市民税は、ほとんどこの図書館での本を借りることでペイできているのでは?と思うくらい愛用しています。 そして、もう一つ、私のお気に入りの図書館は、千代田区立日比谷図書館! 職場である霞が関の近くにある日比谷公園の中にポツンとある、私のお昼休憩に過ごす憩いの場です。今回は、この図書館をご紹介します! 同僚にお昼休み図書館ライフを激押しするのですが、なかなか1時間の短いお昼休憩に行こう
更新日: 2024.07.21 アレンジを新たに5品目加え、19品目に更新 2021.06.02 本記事を公開 皆様へ愛を込めて感謝のメッセージ サイゼイリヤの完全攻略マニュアルを公開して3年、多くの人々に読んでいただけて嬉しい。現在もこのマニュアルが活躍しているようで、みなさんが喜んでいる笑顔が浮かんでくる。もちろん、僕もいつも通りサイゼリヤを楽しんでいる。そして、公開してから約150万PVになっていて想像以上だ。本当にありがとう! これからも、サイゼリヤで楽しんでいこう。 2024.07.21 マッシこんにちは、フードライター マッシ(@massi3112) はじめにサイゼリヤが大好きで行くといつもイタリアに帰った気分になる。イタリア流の食べ方を知ると更に美味しくなるだけではなく、カスタマイズして自分にピッタリの味を簡単に作れる。毎日サイゼリヤに行っても飽きない理由は調整できること。ツ
【はくさい、キャベツ等が #お買得】 4月の野菜の生育状況及び価格見通しは、天候が順調なため多くの野菜の生育が良好で、特にはくさい、キャベツ、ほうれんそう、レタス、たまねぎ(後半)が安値傾向の見込です。この機会、たっぷりの野菜をぜひ!#農林水産省 #野菜を食べようhttps://t.co/egG32KZPJ0 pic.twitter.com/2guMqjYmQr — 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) April 5, 2021 たくさん食べるしかない!と思い、先日訪れた三浦で春キャベツを手に取るとなんと一玉150円!ずっしり重い春キャベツを持ち帰り、せっせと料理を作っています。このnoteを読んでくださっている方にもぜひ食べていただきたいのでシェアしますね。 ●すぐできる一品 1、春キャベツとミョウガのサラダ 味付けはポン酢とごま油。さっぱり!ずっと食べられる。 2、春キャベツとツナ
南大沢の土木構造物めぐり、今回の主役はずばり、「南大沢」という地名です。(土木構造物は出てきませんが、その点ご了承ください(笑))「南大沢」という地名を聞くと、何となく「南のほうにある大きな沢の地形」とイメージします。そのイメージは間違っていないのですが、では「南」ってどういうことなの?「北大沢」はあるの?などと連想してしまうのではないでしょうか。今回はこのような謎を、古い地図や街歩きを題材に、少し掘り下げてみたいと思います。 【南大沢のルーツ】 下記に、明治39年測図、明治42年製版の「八王子」の地形図を示します。この地図は、「今昔マップ」という、埼玉大学教育学部の谷先生の研究室が提供している、地図閲覧サイトから引用しています。このサイト、2枚の地図(過去と未来)を並べて表示できる、「新旧地図のグーグルマップ」のようなサイトです。それが無料で使用できます。超・優れもののサイトです。南大沢
2020年12月、家庭医療専攻医である僕は、豊岡市の空き店舗に小さな図書館を作った。だいかい文庫と名付けた図書館は、おかげさまでオープン4ヶ月で400冊程度借りられている賑わう図書館となっている。 この図書館は、「シェア型図書館」である。市立や大学の図書館のような公立ではなく、民間のシェア型図書館だ。まちに暮らす人たちが一口2400円/月から共同出資し、一箱本棚オーナーとなり、自分のおすすめする本を図書館に置いて、交互にお店番をする仕組みである。現在、一箱本棚オーナーさんは50組を超えている。一個人、企業など多様な方に借りていただいている。うち15人程度の一箱本棚オーナーさんが交互にお店番をしている。 僕も週1回お店番をしている。一方でフルタイムで病院の総合診療科の医師として働いている。(まだまだ見習いの域だが、、、) どうして医師がシェア型図書館を作るに至ったのか。図書館はどう活用されて
北海道大学附属図書館 嶺野智康 What are broken books made of? What are broken books made of? Paper and thread And Glued clothes That's what broken books are made of. とりあえず英語で発信、というわけではない。 まずは、写真をご覧いただこう。 これは一体、なんだと思います? ガラスびんの半分ほどを金属くずが埋める。そのなかみはステープラ(ホッチキス)の針がほとんど。 折れた縫い針とカッターナイフの刃もまじっている。 ガラスびんはジャムの空きびんの再利用で、メーカーがすぐにわかりそうなフタは外してある。 話はやはり、昨年の4月、2020年の緊急事態宣言下にさかのぼる。 緊急事態宣言が全国に拡大されて、北海道大学の附属図書館も各学部に設置された図書室も、あわただ
鍋にたけのこ、米、水、塩を入れて中火にかけ、約1時間ゆでる。たけのこはとり出して洗う。ゆで汁はおかゆとしておいしく食べられる。 ーキューピー3分クッキング「若竹煮」よりたしかに書いてあります。 ゆで汁はおかゆとしておいしく食べられる。 え、ええ〜……本当に? 新鮮なたけのこはえぐみが少ないためおいしく食べられる、のだそう。ほ〜。鮮度。鮮度が重要なのですね。 やってみました!本当はとれたてのたけのこで作るのが理想ですが、都市に暮らしている者は買うしかありません。 4月に入り、スーパーでもたけのこを見かける機会が増えてきました。でもちょっぴり元気がなさげ。 4月も中旬にさしかかるころ、近所の八百屋さんで「これは新鮮そう!」と思えるたけのこに出会いました。 「米ぬか、持って行きます〜?」「あ、いいえ、いらないです(うふふ)」と、意気揚々と購入!帰ってすぐにキッチンへGO!たけのこはすぐに、すぐに
以前の記事でも少しお知らせしましたが、滋賀県の野洲図書館で3月3日まで「はじめての海外文学」フェアが開催されていました。過去のフェアで選書された作品や絵本も含めて、300冊ほどを一気に公開してくださっていて、おそらく「はじめての海外文学」フェアとして、これまでで最大規模のものでした。 このフェアを企画してくださった野洲図書館の早田さんから、フェアの終了のお知らせとともにお手紙をいただきました。ご本人の承諾を得て、ほぼ全文を掲載します。 お世話になっております。野洲図書館の早田です。 3/3 をもちまして、「はじめての海外文学@野洲図書館が無事完走、終了いたしました! VOL4 ~ VOL6 の本に野洲図書館司書セレクトを加えた全322 タイトルそのうち266 タイトル、のべ278 回が貸出しにまわりました。 本当に好評で、多くの方が棚前で立ち止まり、本を手に取ってくださっていました。 結果
災害やコロナ禍の自粛制限による各地の祭りや催事の延期・中止、郷土芸能活動の披露の機会・コミュニケーションの場の減少、収入減によって活動の維持が困難になるなど、現状が長期化すればするほど、地域文化の担い手の活動休止や中断、モチベーション低下に至る可能性が高まります。 そこで、活動を応援する仕組みとして、郷土芸能など地域文化に関連する商品購入を通じた興味関心の向上、売上金を活動資金に充ててもらうこと、イベント等を企画し出演機会を創出することを目的に、チケット付き【手拭-TENUGUI-】を企画、企画、郷土芸能を応援し続けてきた京屋染物店(岩手県一関市)とともに共同製作しました。 販売サイト 縦糸横糸のものづくりhttps://tateyokoito.base.shop/ なぜ東北には、これほどまでに郷土芸能が多いのか? 何のために歌い、踊るのか? この”東北”という地で生きるため、強く祈り願っ
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