民主党の山井和則国対委員長(50)に対し、インターネットを中心に「うそつき」批判が盛り上がっている。国対委員長は与野党による駆け引きの最前線に立つため、交渉相手との信頼関係を築くことが最大の仕事という側面がある。悪評はマイナスだ。 発端は、野田佳彦首相と、自民党の安倍晋三総裁の顔合わせがあった11日の山井氏のツイッターだ。「1週間前の9月28日に自民党に顔合わせをお願いして以来、ずっと待ち続けてやっと今日、顔合わせできます」と、自民党側の都合で延びたかのようにつぶやき、メルマガにも記した。 自民党幹部は「民主党から日程の提案がなかったことが原因」と語り、メディアの多くも同様の報じ方をしている。 山井氏はさらに同日、流用疑惑が過熱している復興予算を審議する衆院決算行政監視委員会の小委員会が流会になったことを、「民主党の委員が決まらない中で一方的に強行で開会しようとした」と言い放った。