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ブックマーク / ascii.jp (141)

  • ニコニコは「非常識」じゃないと運営できない (1/2)

    1月22日、東京某所で日映画テレビプロデューサー協会の主催のもと、「ニコニコ動画」を運営するニワンゴの杉誠司社長によるメディア関係者向けの講演会が開かれた。ネットで必要とされる「センス」とは何なのか。ニコニコ動画を例に、あえてグレーな危険球に手を出すという「非常識」な運営手法の一端とその狙いを明かす。 現在、ニコニコ動画は176万人の有料会員を含め、3000万人もの会員が視聴していることになるが、杉氏はそれでも決して「マスメディアではない」という。 「内訳を見てみると『ボカロ』『踊ってみた』『痛車』など、それぞれのカテゴリーに分かれて『民族化』している。そして彼らはめったに交わらない。言葉づかいもすごく気を遣う。同じ日人なのに、ひとつのカテゴリーで伝わる言葉が、ほかではまったく伝わらない」 図版:ニワンゴ提供 ネットは手間がかかる、楽できない ニコニコ動画には数えきれないほど細かい

    ニコニコは「非常識」じゃないと運営できない (1/2)
  • ボカロカルチャーに一石投じるヒッキーPに聞く (1/5)

    初の一般流通アルバム「Eutopia」を昨年末にリリースしたヒッキーPこと大高丈宙(おおたか ともおき)。今人気のあるボカロ曲とはいえ、ヒッキーPといえばニコニコ動画の中ではアンダーグラウンドな立ち位置。再生数が取り立てて多いわけでもなく、一般に売れる要素はほとんどない。 にも関わらず、なぜ一般流通でのリリースに至ったのか。その話は前回までにGINGAレーベルを主宰する曽根原僚介さんに伺ったが、いよいよ今回は音源の作者である人、大高丈宙ことヒッキーPにご登場願った。彼は秋田在住のため、制作経費のない我々は、例によってSkypeを使って取材した。

    ボカロカルチャーに一石投じるヒッキーPに聞く (1/5)
    takaaki110
    takaaki110 2013/01/23
    GINGAって、ワンダーグラウンドのレーベルだったのね。
  • CPU黒歴史 大損失と貴重な教訓を生んだPentiumのバグ (1/3)

    今回のCPU歴史のネタは、安藤壽茂先生にも指摘された(関連リンク)「バグ付きPentium」の話である。何分18年前という古い話なので、ご存知ない方も多かろうと思う。そのため、まずは歴史的な経緯から説明したい。 NetNewsから火が付き あっという間に広がったFDIVバグの話題 18年前の1994年10月、米バージニア州リンチバーグ大学のThomas R.Nicely教授が、インテルに対して「Pentiumで非常に小さな値で割り算を行なうと、結果がおかしくなる」というレポートを送ったことに端を発する。インテルはこのエラーが起きたことは認めたものの、「そんな話はこれまでレポートされたことがない」と返答した。 そこで教授は、自身の送った内容とインテルからの返答を添えて、この問題が他のプロセッサー(486や他のPentium、あるいはPentium互換プロセッサー)でも発生するかどうか試して

    CPU黒歴史 大損失と貴重な教訓を生んだPentiumのバグ (1/3)
  • 電子音は自然の音だし、僕たちも自然現象なわけでしょう (1/4)

    初音ミクとの共演で話題の冨田勲「イーハトーヴ交響曲」初演は、いよいよ来週23日(金)。コンサートの総指揮に当たっている冨田さんご人に、軽井沢の別荘で3時間にわたるロングインタビューを敢行しました。「初音ミクと宮沢賢治に共通するもの」とセットでお読みください。 日初のシンセサイザー音楽から「初音ミク」に至るまで 冨田勲といえば、まず日のシンセサイザーの第一人者である。70年代に多重録音で制作された数々のアルバムは、どれも強烈な印象が残っているし、ジャンルを問わず、世界中の様々なミュージシャンから尊敬を集めてきた。 ただ、初音ミクを聴く若い世代には、当時のムードも含め、そのイメージはつかみにくいかもしれない。そこで、音楽家として活動を始めた頃から、現在に至るまでの歴史を、長年のファンならおなじみのエピソードも交えながら、ざっと振り返っていただいた。 冨田さんは1932年4月生まれ、今年8

    電子音は自然の音だし、僕たちも自然現象なわけでしょう (1/4)
  • 初音ミクと宮沢賢治に共通するもの (1/3)

    初音ミクとの共演で話題の冨田勲「イーハトーヴ交響曲」初演まで、2週間を切った。すでにチケットは全席完売という状態だが、このコンサートがどういった意図のもと行なわれるのか、その成り行きに関心を持っているのは、実際にチケットを手に入れられた幸運な方だけでないだろう。 そこで、このコンサートの総指揮に当たっている冨田勲さんご人に、交響曲のテーマとなっている作家・宮沢賢治への想いや、イーハトーヴ交響曲の目指すもの、そしてモーグ・シンセサイザーと初音ミクの関係などを伺った。 初音ミクは「注文の多い料理店」「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」といったモチーフの重要な箇所に登場する予定。また、プログラムにはないサプライズ曲も用意されているという。まずは、その初音ミクの話から。 日最年長のボカロP誕生 ―― 今回、初音ミクが登場するということで、チケットはすぐなくなってしまうと思うんですが。 冨田 ただ、初

    初音ミクと宮沢賢治に共通するもの (1/3)
  • 渋谷系、ネットと出会う 小西康陽から「ボカロP」へ (1/5)

    2012年5月23日発売 価格 1260円 発売元 バイバイレコード 1. プロペラソング 2. スプートニク少年少女 3. カレイドスイミング 4. SoFar 5. スプートニク少年少女(riow arai remix) 6. プロペラソング(tofubeats remix) カアリイこと野かりあと、ボカロP・キャプテンミライこと丹治まさみの新ユニット「エスエフ」の1stEP「Sing Future」が、キャプテンミライのプライベートレーベル、バイバイレコードからリリースされる。アナログシンセの音色を多用したエレクトロポップ調のビートに、情緒的表現を抑えながらも疾走感を維持する、稀有なキャラクターのボーカルが合成された、フューチャーロックとでも言うべきサウンドだ。 1、4曲目は書き下ろしの新曲。2、3曲目はボーカロイドを使用した既発曲のアレンジ版。それに神戸在住の大学生で今や大人気の

    渋谷系、ネットと出会う 小西康陽から「ボカロP」へ (1/5)
    takaaki110
    takaaki110 2012/11/01
    2012年5月5日付。
  • ニコニコが「軽く」「速く」「薄型に」なりそうなお知らせ

    「そろそろです。」ってまもなくスマホでも出すんでしょうか、と裏側を見てみると、17日にニコニコ新バージョンを発表するとのこと。発表会への招待状でした。そうそう、最近はニコニコ動画じゃなくて「niconico」(ニコニコ)になったんでした。 そのほかの発表内容は、ニコニコ超会議2のロゴマーク、町会議の次なる企画(って早くない!?)、ニコニコ静画、電子書籍の新サービス、などなど盛りだくさん。 気になるのは新バージョン。某Phone 5を模しているわけだし、夏野さんがCEOスマイルで「軽くなりました!」とか言ったりするんじゃないでしょうか。「高速になりました!」とか。「テザリングができます!」とか。書いていて意味が分からなくなってきました。 でも、まじめな話どうなんでしょう。夏野さんが監修で、ドワンゴがネットユーザー向けのスマホかタブレット作ったら、わりと人気出ちゃったりするんじゃないでしょうか

    ニコニコが「軽く」「速く」「薄型に」なりそうなお知らせ
  • 本気すぎるPVがスゴい! 純邦楽×ボカロのCD「和楽花道中」 (1/4)

    ボーカロイドの有名曲を和楽でカバー 伝統の刷新に挑む「期待の玄人」 11月21日、純邦楽が有名ボカロ曲をカバーした「和楽花道中 杵家七三社中傑作撰〜ボカロ曲を演奏して戴いた〜」がリリースされる。通常のCD版と、DVD&Blu-rayが付属する2つのバージョンだ。 今年2月に掲載した「消えゆく日文化、若者につなげ ニコニコ動画に“再生”の灯」では、古くから受け継がれる伝統の世界で生きる人々が、ニコニコ動画をもとに新しい芸能に挑んでいる姿を紹介した。その活動の1つの通過点となるのが、今回の「和楽花道中」といえる。 演奏は長唄三味線の杵家七三(きねいえ なみ)さんを筆頭に、箏・尺八・太鼓で構成された和楽器演奏楽団「杵家七三社中」。一部の楽曲では、ぽこたさん・蝉丸Pさん・鈴華ゆう子さん・佳館杏ノ助さんといったニコニコ動画出身の演者たちが「歌ってみた」で参加している。プロデューサーは、手(江戸古

    本気すぎるPVがスゴい! 純邦楽×ボカロのCD「和楽花道中」 (1/4)
  • 3Dアニメに国境なし!世界が注目するMMD、その理由は? (1/4)

    CGソフト『MMDMikuMikuDance)』がいま、非常に熱い! アマチュア3Dアニメ作者たちが腕を競い合う夏の大会『MMD杯』第9回予選も始まり、既に500を超える作品がエントリー。8月17日の選を前にファンたちの熱い視線を集めている。 「なんか楽しそうじゃない! ところでMMDってなに?」そんな皆様のため、特集は全4回にわたってMMDの魅力を余すところなく紹介する。とにかく読んでもらえれば、MMDがどえらいことになっているのが分かるはず! MMDは、いま世界で最も使われているCGソフトといっても過言ではない。 「MMDer」と呼ばれるMMD作家たちは、日に100を超える作品を連日投稿している。作品数はニコニコ動画だけでも8万超。勢いは国内にとどまらず、アジア・北南米を中心に、数万人とも言われる海外MMDerが日々新作を発表しているのだ。 「逆転の発想」が、3Dアニメーシ

    3Dアニメに国境なし!世界が注目するMMD、その理由は? (1/4)
  • 4億円の赤字でも、ニコニコ動画が「会議」イベントを続ける理由 (1/3)

    都心の若者たちを飽きさせないための「超会議」 ドワンゴが18日、今年4月28~29日に開催したイベント「ニコニコ超会議」(関連記事)の今後について記者会見をひらいた。 超会議の最終赤字額は冒頭の写真が示すとおり約4億7000万円と巨額だが、ドワンゴ・川上量生会長は企画したときから「1億円まで(の赤字)はいいと言っていた」とも話し、来年の同時期には第2弾となる「ニコニコ超会議2(たぶん)」を開催すると発表した。 「初めてのことだったので、どれくらいお金をかけたら何ができるというのがわかっていなかったんですよね。『これも必要、あれも必要』とやっていった結果こうなってしまった。次回はもうすこし計画性をもってやれると思います」 赤字が予想の約5倍までふくらんだ理由について話す川上氏の口調はとても大らかで、余裕さえ感じる。採算度外視のイベントを開くのはもちろん理由がある。 1つはよく言われるように、

    4億円の赤字でも、ニコニコ動画が「会議」イベントを続ける理由 (1/3)
  • AR技術の粋を結集させた「GUMI誕生祭2012」が未来すぎる (1/4)

    26日19時から(つまり現在!)、ニコニコ動画のライブハウス「六木ニコファーレ」で、ボーカロイドのライブイベント「GUMI誕生祭2012 in ニコファーレ」が開催されている。 インターネット社のボーカロイド「メグッポイド」キャラクター・GUMIが“出演”し、ユーザーが作った彼女の持ち歌を披露する(関連記事)。会場のチケットは2525円だが既にソールドアウト、ネットの「ニコニコ生放送」では無料で視聴できる。 GUMIはもちろん3Dアニメ(CG)として出演するのだが、驚くべきことに、このCGフリーソフトMikuMikuDance」(MMD)を使って、ごく普通の一般人が作っている(関連記事)。MMDは近年注目が高まり、ニコニコ動画でも「これ当に一般人が作ったの? フリーソフトで??」と驚かされる動画がいくつも登場している。 そしてニコファーレもまたすごい。360度全面LEDが目立つが、

    AR技術の粋を結集させた「GUMI誕生祭2012」が未来すぎる (1/4)
  • 関西は「もうなくなりそう」、風営法で危機に瀕するクラブシーン (1/5)

    tofubeatsは神戸在住のトラックメーカーで、現在21歳の大学生。 高校3年生にして国内最大のレイヴイベントWIRE'08に出演し、その後、iTunesのダンスチャートで1位となるEP「BIG SHOUT IT OUT」をリリース。アイドル曲のリミックスなども数多く手がける、平成世代を代表するネット発アーティストの一人である。※ この取材も、若いのにすごい、ネットと音楽って面白い、普通ならそういう平和な話で終わるはずだったのだが、時節柄、この話は避けて通れなかった。マルチネレコーズ※のオールナイトイベント『歌舞伎町マルチネフューチャーパーク』(カブチネ)出演のため、トーフくんが上京中というので、新宿東口で待ち合わせ。そして初対面のトーフくんに「いま関西どう?」と、挨拶のつもりで投げた言葉への答えはこうだった。 「もうなくなりそうです」 ※ tofubeats : 現在、公式サイトtof

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  • 平成生まれ、ボカロPの小説家「カゲロウデイズ」で衝撃デビュー (1/4)

    「カゲロウデイズ」という、まったく新しいタイプの小説がエンターブレインから刊行された。作者はじん(自然の敵P)。平成生まれの21歳で、少なくとも昭和生まれの記者は新しいと感じた。 カゲロウデイズの原作になっているのは、ニコニコ動画にアップされているボーカロイドの曲。今では160万再生の人気曲だ。そして驚くことに、小説を書いているのは作曲者人である。 原作をもとにアニメやマンガや小説をつくるメディアミックスは古くからあるものだが、「作曲家が自分の曲をもとに小説を書く」なんて話聞いたことがない。 原曲はタイムスリップをテーマにしたロック。歌詞やPVは少しスプラッターで刺激が強く、8月15日の終戦記念日をにおわせているところもあり、なるほどたしかに文学っぽい香りもする。 小説の刊行にあわせて、アルバム「メカクシティデイズ」(1st PLACE)も発売。カゲロウデイズはもちろん、小説とリンクした

    平成生まれ、ボカロPの小説家「カゲロウデイズ」で衝撃デビュー (1/4)
  • ニコニコ動画「Nsen」にあって、au「LISMO unlimited」にないもの (1/4)

    ニコニコ動画がリニューアルし、プレミアム会員向けに提供が始まったZEROプレイヤーの評判が散々な中で、新しいサービス「Nsen」はまだまだ地味ながらも好評のようだ。 Nsenは、ユーザーからのリクエストを受けてニコニコ動画内のコンテンツをストリーミングするサービスで、いわゆるインタラクティブ型のネットラジオのようなもの。自分の選んだ曲を皆に聴かせ、その選曲がリスナーから評価されるという意味では、turntable.fmに端を発するWeb DJシステムにも近い。

    ニコニコ動画「Nsen」にあって、au「LISMO unlimited」にないもの (1/4)
    takaaki110
    takaaki110 2012/06/05
    何故か後ろ向きな方向は考えられてる妙。>権利を持っている色んな人たちがバラバラな動きをしていて、トータルで設計を考えられない環境
  • そんなことより聞いてくれ、>>1よ――「ゴノレゴ」が変えた10年 (1/5)

    「昨日、吉野家行ってきたんです。吉野家――」 10年前、2ちゃんねるで流行した“吉野家コピペ”。それをどこかで見たスナイパー風のキャラにしゃべらせ、大ブームになったFLASHアニメが「ゴノレゴ」シリーズだ。 作者の名前はポエ山さん。現在はFLASHアニメからニコニコ動画へ活動の舞台を広げ、初音ミクなどのPVを投稿している。4月28~29日開催のイベント「ニコニコ超会議」でもPV職人として講演のステージに立っていた。 ポエ山さんの業は映像作家だ。プロとしての“作家”、プライベートでの“職人”。オンとオフ、2つの生き方をどちらも選ぶという新しいライフスタイルは、今、仕事との付き合い方を少しずつ変えている若者たちの生き方にも通じるものがある。その先駆けとなったポエ山さんは、この10年間、どんな人生を歩んできたのだろう。 これは向いてない、これも向いてない ―― 今日はゴノレゴの話をいろいろお聞

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  • 日本生まれの初音ミク、アメリカ育ちのヒップホップ【後編】 (1/5)

    文化系のためのヒップホップ入門」の著者インタビューの後編(前編)。前回のテーマをざっとまとめると、インターネット以前にインターネット的な場を持っていたヒップホップと、インターネット後に生まれてヒップホップ的な場を形成していった初音ミク、という対比だった。 ではインターネットを得たことで独自の文化として拡張しつつあるヒップホップの今はどうなのか、というのが後編のテーマ。その展開を追うことでインターネットと音楽の関係がどうなるかを占う参考になるのではないか。 ではインタビューの続きをどうぞ。 ■Amazon.co.jpで購入 アルバムをiTunesで配信して、いきなりフリーダウンロード ―― 日のネット界隈の音楽は、著作権も何もないカオスのような状態から始まって、メジャーの世界と折り合いを付けながらボーカロイド周辺が残った感じなんですが、ヒップホップはどうなんでしょう? 長谷川 今はヒップ

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  • 日本生まれの初音ミク、アメリカ育ちのヒップホップ【前編】 (1/6)

    去年の秋、アルテスパブリッシングから出版された「文化系のためのヒップホップ入門」というがやたらと面白かった。音楽ライターの長谷川町蔵さんと、慶応大准教授の大和田俊之さんによる対談形式ので、平易な表現で読みやすく、ディスクガイドも充実。当然ながらよく売れていて、評判も高い。 しかし、入門する気がなくても面白い。というのも結果的にヒップホップの切り口から、それ以前の音楽を批評した内容になっているからだ。長谷川さんが冒頭に宣言するのは次のようなテーゼだ。 「ヒップホップはロックと同じ音楽だと思うから面白さがわからないのであって、ヒップホップは音楽ではない」「ヒップホップは一定のルールのもとで参加者たちが優劣を競い合うゲームであり、コンペティションです」 あれーっ、そうだったの? という感じだが、このの企画は音楽史研究者であるにも関わらず「ヒップホップの壁を超えられなかった」大和田さんが、自

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  • 作品データが売れる「Gumroad」、プロ作家から見たらどうなんだ (1/5)

    「turntable.fm」や「Pinterest」を手がけた、弱冠19歳のSahil Lavingia(サヒール・ラヴィンギア)が立ち上げた「Gumroad」が注目を集めている。有力ベンチャーキャピタリストから110万ドルを集めて2月13日にサービス開始。このニュースが流れるやいなや、日国内のネットユーザーの間にあっという間に広まった。 Gumroadは、ソーシャルメディアを利用したマイクロペイメントの仕組みだ。FacebookやTwitterのアカウントでユーザー登録し、画像や音楽のデータをアップロード、あるいはURLを指定して価格を設定すれば、販売決済用のURLが発行される。そのURLをFacebookやTwitterに貼り付けるだけでデジタルデータの販売が可能という、恐ろしくシンプルなものだ。買う側はクレジットカードで支払い、売る側にはPayPalを通じて入金される。

  • 消えゆく日本文化、若者につなげ ニコニコ動画に“再生”の灯 (1/4)

    今年で5周年を迎えた投稿動画サービス・ニコニコ動画。日常のクスッと笑ってしまう場面から、自作の歌や曲、ダンスや演奏など、数えきれないほどのジャンルの作品が投稿され、10~20代の支持を受けて成長してきた。 そんなニコ動で今、面白い現象が起こっている。若者文化とは縁遠そうな伝統芸能系動画が驚くほど支持されているのだ。中でも最も有名なのは、昨年8月に投稿された「【邦楽BadApple!!】傷林果」(しょうりんか)だ。 三味線の杵家七三(きねいえ なみ)さんをはじめ、箏、尺八、太鼓という和楽器で構成された「杵家七三社中」が、ニコニコ動画で非常に人気の高い同人ゲーム「東方Project」(以下“東方”)のBGMをアレンジした「Bad Apple!! feat. nomico」を演奏している。なぜ伝統芸能のプロが同人ゲームBGMなのか。そしてなぜ音もPVもこんなに“気”なのか。 その「先生、なに

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  • ニコ動出身アーティストが武道館に立つ日が来た! (1/5)

    11月28日、東京・九段下にある武道館では、柴咲コウさんのワンマンライブが開催されていた。9月22日からスタートした全国ツアー「Kou Shibasaki Live Tour 2011 "CIRCLE & CYCLE"」の最終公演で、集まった約8000人の観客を大いにヒートアップさせた充実の内容だった。 そのライブの中盤に出演していたのが、柴咲コウさん、ニコニコ動画出身のアーティスト・DECO*27さん、音楽プロデューサーのTeddyLoidさんという3人からなるユニット「galaxias!」だ。10月に結成して、11月23日にデビューアルバム「galaxias!」をリリース。2度のシークレットライブを経て、いきなり武道館に進出という驚異のスピードで活動の場を広げている。 筆者は過去にインタビューしたDECO*27さんが登場するということで、「ボカロPもついに武道館に初進出かー!」とホイホ

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