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ブックマーク / ascii.jp (140)

  • 画像生成AIの著作権問題、文化庁議論で争点はっきり (1/4)

    2月29日に、文化庁で「文化審議会著作権分科会」の第7回が開催されました。著作権の専門家によってその制度について議論をする場ですが、今年度は2023年7月より「AIと著作権」について議論されてきました。3月に文化庁から政府に報告する「AIと著作権に関する考え方について(素案)」の最終案に近いものが発表され、1月下旬から2月上旬にかけて募った「パブリックコメント(パブコメ)」の結果報告もされるということもあり、注目されました。登場したのは「AIと著作権に関する考え方について(素案)令和6年2月29日時点版」、パブコメの結果を受けて、これまでの内容に微修正が施されていました。しかし、そこからわかったのは、文化庁の一貫したスタンスでした。 文化文化審議会 著作権分科会 法制度小委員会(第7回) パブコメへの反応は「素案の内容周知」 発表物から議論を集めたのが発表資料に「パブコメの結果」が追加

    画像生成AIの著作権問題、文化庁議論で争点はっきり (1/4)
  • 顔馴染みのサイトが罠と化す「水飲み場攻撃」が怖い理由

    ターゲットが集まる「場所」に着目した攻撃手法 Q:「水飲み場攻撃」ってなに? A:ターゲットを絞り込む標的型攻撃の手法の1つ。 特定の企業や組織をターゲットにし、その企業や組織が日常的にアクセスするWebサイトを改竄し、閲覧することによってマルウェアに感染させるサイバー攻撃を指す。 サバンナなどにある「水飲み場」を定期的に訪れる草動物を狙って襲う肉獣の捕行動を模して命名された。 攻撃者は、ターゲットの業種などから訪問するサイトを推測し、当該サイトの脆弱性を突いて改竄。そのWebサイトを訪れたターゲットのユーザーは、知らないうちに他サイトへ誘導され、マルウェアに感染させられてしまう。 そしてターゲットとなった企業や組織は重要な情報を抜き取られてしまったり、そのシステムが踏み台として悪用されてしまうことも。 日常的に利用するサイトであるからこそ、ターゲットとされた企業や組織は改竄に気がつ

    顔馴染みのサイトが罠と化す「水飲み場攻撃」が怖い理由
  • 画像生成AIが爆速で進化した2023年をまとめて振り返る (1/5)

    Stability AI画像生成AI「Stable Diffusion」を公開したのは2022年8月のこと。すさまじい勢いで発展してきた画像生成AIの1年を振り返ってみようと思います。 初めに見てもらいたいのは「これが無料でいいのか!? “爆速生成AI”がペイントソフトに革命を起こした」で紹介した、KritaとGenerative AI for Kritaを組み合わせて作成した設定資料的な画像です。 キャラクターの3面図のサンプル。Vroidで簡単な3Dで当たり(左)として、右の画像を作成する。それを元に、プロンプトや画像に描き込んだりして、最終画像を作成していく。2枚目には前面図の頭部のカチューシャや、胸部分のフリルがなかったりするが、そこに色を加筆して、プロンプトで指示すると、最終画像にそれが追加されるのをリアルタイムに確認しながら修正できる(筆者作成) Stable Diffusi

    画像生成AIが爆速で進化した2023年をまとめて振り返る (1/5)
  • さよならTwitterの青い鳥。11年使われたアイコン、デザイナーが解説

    青い鳥ともお別れ? デザイナーがアイコン制作の経緯を解説 「Twitter」を運営するXのイーロン・マスク氏が7月23日、「まもなくTwitterブランドと、そして徐々に、全ての鳥たちとも別れを告げる」とTwitter上で発言。 And soon we shall bid adieu to the twitter brand and, gradually, all the birds — Elon Musk (@elonmusk) July 23, 2023 Xは、同氏がツイッター買収のために設立した企業。同氏の発言は、Twitterという名称と、象徴的な鳥のアイコンを、新しいものに置き換えていくことを示唆している。 Today we say goodbye to this great blue bird This logo was designed in 2012 by a team o

    さよならTwitterの青い鳥。11年使われたアイコン、デザイナーが解説
  • 格差を広げるネットが好きじゃない! 勝ち組だけが勝ち続ける時代に抗うブシロード木谷会長の思いとは?

    トレーディングカードゲーム(TCG)に始まり、アプリゲーム、プロレス、アニメに声優、ライブやイベントなど、エンタメ業界の多ジャンルで注目を浴び続けるカリスマ、ブシロード会長の木谷高明氏。コロナ禍にも素早く対応し、我が道をばく進するオリジネーターは、アナログ感覚にも重きを置く人だった。 密を成すことで何かと批判されるイベント開催の現状や、カードゲームとショップの進化、そして何より閉塞感に満ちている、この時代を乗り切るヒントを元ウォーカー編集長・玉置泰紀が聞いた。 コロナ拡大前に先手を打ち、マスクを緊急確保 2020年2月1日、ダイヤモンドプリンセス号が横浜港に寄港し、香港で下船した乗客の新型コロナウイルス陽性が確認された。2月3日、日政府は入港したクルーズ船に対し乗員乗客の下船​​を許可せず、これ以降、国内でも得体の知れないウイルスについて大きく報じられるようになった。だが、木谷会長がコロ

    格差を広げるネットが好きじゃない! 勝ち組だけが勝ち続ける時代に抗うブシロード木谷会長の思いとは?
  • なぜ女性が少年を演じるのか?【アニメと声優のメディア史】 (1/3)

    「声変わり」が理由ではなかった!? 月2回、専門家の皆さんをお招きし、アニメ作品の見どころやコンテンツ業界の話題をわかりやすくお伝えする「アニメの門DUO」。今回は「なぜ女性が少年を演じるのか?【アニメと声優のメディア史】」がテーマ。新潟大学 石田美紀教授をゲストにお迎えしてお届け。ナビゲーターはまつもとあつし。 まつもと 石田さんは、2020年末にご著書『アニメと声優のメディア史 なぜ女性が少年を演じるのか』を上梓されています。今日はこのの内容にも触れながら、我々が知っているようでじつは知らなかった声優というお仕事について理解を深めていこうと思っております。 まず、石田さんは京都大学大学院で学ばれていたと伺いました。 石田 はい。京都大学で映画・映像研究をずっとやっていました。ただ子どものときからアニメにも慣れ親しんで育ってきた人間なので、水が流れるようにアニメ研究に取り組みました。現

    なぜ女性が少年を演じるのか?【アニメと声優のメディア史】 (1/3)
  • 「意地でも最後までゲームを作らせる!」がコンセプト――任天堂のプログラミングソフト

    パワーポイントみたいに配置するプログラミング 任天堂からゲームプログラミングのソフトが発売された。「任天堂の開発室から生まれたプログラミングソフト」というのが気になっている人もいると思う。テレビコマーシャルや店頭紹介映像が流れている『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』(6月11日発売/Nintendo Switch用)である。どんなソフトかについては、私と一緒に体験会に参加した盛田諒氏のレポート記事がとてもよくポイントを伝えているのでそちらをご覧いただきたい。 それではなぜこの記事を書いているのかというと、子どものプログラミングについて私が感じていた《ちょっとしたモヤモヤ》に、このソフトが答えてくれている部分があるからだ。そのモヤモヤというのは、今年で第6回目となる「全国小中学生プログラミング大会」をやってきて、毎回感じていることだ(公式サイト)。それは、こちらの記

    「意地でも最後までゲームを作らせる!」がコンセプト――任天堂のプログラミングソフト
  • 中国版YouTubeの動画サイト「YOUKU(優酷)」はなぜ衰退してしまったのか (1/2)

    10年ほど前は中国版YouTubeとも呼ばれ 飛ぶ鳥を落とす勢いだった「YOUKU」 インターネット歴が5年10年それ以上あれば、中国の動画サイト「YOUKU(優酷)」というサイトの名前くらいは聞いたことがあると思う。日IT系メディアでも、掲示板SNS界隈でもしばしば話題になっていた。 当時の中国では、動画サイトが雨後の竹の子のように出てくる状態で、「中国版YouTube」とも呼ばれていたYOUKUは、中国動画市場でシェアを50%以上に伸ばした。また、日のアニメに強い第2の動画サイト「TUDOU(土豆)」とは無数の人気コンテンツの版権を競って購入し生き残った。その後、真正面から戦っていた土豆と突然合併し、当時中国関係者を驚かせた。2010年には華々しくニューヨーク証券取引所に上場。さらにその後、ECの巨人「アリババ(阿里巴巴)」が、YOUKUを2015年に買収した。 だが最近、YO

    中国版YouTubeの動画サイト「YOUKU(優酷)」はなぜ衰退してしまったのか (1/2)
  • 人気VTuberグループ「にじさんじ」から新人・郡道美玲と復活の笹木咲をピックアップ

    バーチャルYouTuberグループ「にじさんじ」から、魅惑の女教師バーチャルライバー「郡道美玲」がデビュー。「#郡道美玲チャレンジ」で注目を集めた 今回はVTuberグループ「にじさんじ」に注目! 現在6000を超えるバーチャルYouTuber(VTuber)。このうち自分がチェックしている約7000のVTuberTwitterアカウントから、過去2週間でフォロワー数が増加したVTuberを2名ピックアップし、どのような動きでどのようなフォロワーが増加したかを分析して紹介いたします。 今回は2019年1月12日から25日にかけての2週間の変化を見ました。 今回はVTuberグループ「にじさんじ」から1月17日にデビューした新人「郡道美玲」と「夢月ロア」が大きくフォロワーを獲得。また引退から復帰した同じくにじさんじの「笹木咲」も劇的にフォロワー数を増やしています。 ほか前回も紹介した「ピン

    人気VTuberグループ「にじさんじ」から新人・郡道美玲と復活の笹木咲をピックアップ
  • niconico(く) 騒がれているうちが華

    niconico運営元ドワンゴが28日、「niconico(く)」(クレッシェンド)サービス発表会を開催しました。筆者もニコニコ生放送で発表会を見ていましたが、率直に言って、悲観的なコメントが目立ちました。 niconico(く)は今年4月17日に発表され、当初は10月に開始予定とされていました。しかし、10月30日に「11月28日にサービス発表会を開催します」と告知、事実上の開始延期を報告していただけに、発表会は最初からきびしい視線にさらされていたわけです。 同社代表 川上量生会長CTOは「画質と重さは完全解決したのか。当に改善したのかというと現在のところ完全に解決はしていない」「スマホアプリの高速化、html5プレイヤーもflashよりは重い状態が続いています」と話しました。 以前からネガティブに言われることが多かった画質と重さの問題に関して「半年以内に解決」とされたのが、個人的には

    niconico(く) 騒がれているうちが華
  • 他国のカネでアニメを作るとき、何が起きるのか? (1/4)

    『誰がこれからのアニメをつくるのか? 中国とネット配信が起こす静かな革命』(星海社新書)を著したジャーナリスト 数土直志氏に、海外の投入が目立つ日のアニメビジネスについてお話を伺った 中国・外資参入が生む可能性と難しさ アニメを巡る状況がほんの数年で激しく動いている。厳しいと指摘される労働環境や業界全体の収益性とは裏腹に、作品・キャラクターへの人気は世界へと広がり、資金調達・制作・流通を巡る環境も大きく変わった。この潮目に、星海社新書より『誰がこれからのアニメをつくるのか?』を著した数土直志氏に再び話を聞いた。 ―― 数土さんにこの連載でお話を伺うのは2度目となります。その際のタイトル(後編)は、「日アニメは世界各国で負け始めている」という刺激的なものでした。あれから6年が経ちましたが、いま日のアニメが置かれている状況をどうみていますか? 数土 ずいぶん年月が経ちましたね。ま

    他国のカネでアニメを作るとき、何が起きるのか? (1/4)
  • サントリー「初代ボスジャン探してます」本当に失くしちゃったそうです

    サントリー品インターナショナルは「<急募!>初代ボスジャン、探しています。」キャンペーンを8月10日から8月27日まで実施中。1993年にキャンペーン賞品として2万名にプレゼントした「初代ボスジャン」をサントリーに提供してくれる人を募集しているとのこと。 目的は以下です。 今回、「BOSS」発売25周年を記念して、1993年当時の仕様を再現した「初代ボスジャン(復刻版)」を賞品としたキャンペーンを9月より実施予定です。 キャンペーン実施にあたり、「初代ボスジャン」を探しましたが、当社では現物を見つけることができませんでした。93年当時の資料をもとに、キャンペーン賞品となる「初代ボスジャン(復刻版)」を制作しましたが、最終チェックのため、「初代ボスジャン」を提供いただける方を全国から募集します。(サントリーリリースより) ……見つからないってマジ? って、思いませんか。わたしはてっきり、見

    サントリー「初代ボスジャン探してます」本当に失くしちゃったそうです
  • LINE LIVEはニコ生より本当に人気なのか

    人気のテレビ番組「ダウンタウンDX(読売テレビ・日テレビ系)」の放送1000回突破を記念した記者会見の模様が9月8日にニコニコ生放送(公式)、LINE LIVE(公式ライブ)、YouTube Live、Facebook Liveで生配信されました。 その翌日、「LINE LIVEでの視聴者数が、ニコニコ生放送(以下、ニコ生)よりも来場者数が大きく上回り、生配信が行われた配信プラットフォーム毎の明暗が分かれた」ということがネット上で話題となりました。 視聴(再生)回数だけで比べてみると…… その話題を受け、(一般の視聴者が知ることが可能な範囲での)数値を9月14日未明に改めてピックアップしてみました。 ニコニコ生放送:来場者数 3万2646/コメント数 1万9877 LINE LIVE:視聴数 51万3850/コメント数 8608 YouTube Live:視聴回数 4万2021 Face

    LINE LIVEはニコ生より本当に人気なのか
  • レトロな家具調19インチ「液晶テレビ」が限定販売

    エディオンは8月10日、レトロデザインの家具調テレビをネットショップにて限定販売すると発表した。 FEPが製造する家具調テレビ「レトロ液晶テレビ EREO」は、19インチ液晶を備える地デジ対応テレビ(ビデオ入力、HDMI入力、外付けHDD用USB端子付き)。

    レトロな家具調19インチ「液晶テレビ」が限定販売
  • つないで・分岐・発火! タイトーとコンパイル、新世代“落ちモノ”ゲーム『ポチッとにゃ~』を発表

    (株)タイトーと(株)コンパイルは5日、業務用ビデオゲーム『ポチッとにゃ~』の製品展開における業務提携に合意し、9月中旬より同ゲームの販売を開始すると発表した。 同製品は、『テトリス』や『ぷよぷよ』などに続く“落ちモノ”と言われるタイプのゲーム(上から落ちてくるキャラクターを次々に処理するパズルゲーム)。従来の落ちモノゲームの定石だった、“一定の条件を満たしてブロックを消し、連鎖させる”という概念を否定しているのが特徴という。ゲームの概要は以下の通り。 横7×縦13マスのフィールドに、上から2個一組みのブロック“くみにゃん”(2P側は“くみわん”)が落ちてくる。落下中のくみにゃんは、レバーの左右で移動、Aボタンで左回り(反時計方向)、Bボタンで右回り(時計方向)に回転させることができる。レバーを下に入れると、くみにゃんは早く落下する。くみにゃんは着地すると、周囲の同じ色のブロック“にゃん”

    つないで・分岐・発火! タイトーとコンパイル、新世代“落ちモノ”ゲーム『ポチッとにゃ~』を発表
    takaaki110
    takaaki110 2016/07/06
    2002年8月5日付。
  • 私がiTunesを使わなくなった5つの理由 (1/2)

    連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。 iTunesが登場した当初は、「リッピングを前提とした再生システム」に斬新さを感じたし、その後開始されたダウンロード型の音楽サービス「iTunes Store」との統合も時代の先端を行くものだったが、いつの間にかiTunesを利用する機会は減った。もはやCDのリッピングにすら利用していないため、せいぜい月に1度起動する程度。もちろん、Macの利用時間に大きな変化はない。これは私の正直レベル100%だ(映画「インターステラー」より)。 筆者はそこそこのオーディオファンでもあるため、音質やハイレゾ対応云々とい

    私がiTunesを使わなくなった5つの理由 (1/2)
  • YouTubeへ違法アップロードが気持ち的にダメと言い切れない理由 (1/3)

    当に価値ある記録はオーディエンスが持っている 2015年の末から今年の初めにかけて、興味深いニュースを立て続けに見た。 1つ目は東京・新宿の老舗ライブハウス「新宿ロフト」がオープン40周年を迎え、記念出版物などの刊行を予定しているとのことで、1976年の開店から歌舞伎町に店舗を移転した1999年までの写真(新宿ロフトの外観、店内、ライブ風景、打ち上げの模様)、フライヤー、ポスター、チケットの半券、ライブ映像、ライブ音源を広く募集するというもの。2つ目はイギリスのロックバンド「Oasis」が、1994年と1995年に来日した際の写真や動画をドキュメンタリー映像制作のために提供してほしいという旨を公式のTwitterで呼び掛けているというもの。 新宿ロフトの40周年を記念して開設されたFacebookページ「Shinjuku LOFT 40th Anniversary ROCK of AGE

    YouTubeへ違法アップロードが気持ち的にダメと言い切れない理由 (1/3)
    takaaki110
    takaaki110 2016/02/24
    どメジャーなポジションとかじゃない所とかだと、第三者の丸上げに公式がこっそり乗っかるっていう図が、少なくとも2例は見た事ある。
  • NHK紅白に"弾幕"流した男 小林幸子"ラスボス"舞台裏 (1/4)

    小林幸子さんが、インターネットとともに紅白に戻ってきた。 昨年の第66回NHK紅白歌合戦、ニコニコで“ラスボス”と慕われる小林幸子さんの紅白特別企画出演。黒うさPのボカロ曲「千桜」を歌いはじめてしばらくすると、巨大なステージ衣装にニコニコのコメントが流れはじめた。 ツイッターのタイムラインにも、「弾幕」「コメント」といった字面が躍った。歌が終わりに近づいたとき、テレビ画面全体がコメントで覆われると「おおおおおおおお」「すげえ」「まじかよ」とツイッターは一層の盛りあがりを見せた。 じつに4年ぶりの紅白出場だ。ネットにも活躍の場を広げ、若者たちとともに歩んできた小林幸子さんにとって、その結実ともいえる舞台となった。 失敗の許されない生放送、ラスボスを支えたのはドワンゴの技術部隊だ。 ニコニコ生放送のコメントをリアルタイムで紅白歌合戦に流す。一世一代のプロジェクトに挑んだマルチデバイス開発部

    NHK紅白に"弾幕"流した男 小林幸子"ラスボス"舞台裏 (1/4)
  • なぜ音楽は売れない――その本質と「お布施」による打開策 (1/5)

    レコードの録音時間がポピュラーミュージックを決定づけた 前回から「音楽はなぜこれほどまでに無料が当たり前になってしまったのか?」という、これまでずっと書かずに避けてきた難題について考察をめぐらせているわけだが、繰り返し述べるように、これはそうたやすく答えが出せるような問題ではない。 したがって、筆者がおぼろげに感じているいくつかの糸口を提示するにとどまるほかないだろう。しかし、その作業が複雑に絡み合った問題の幾筋かは解きほぐす契機になるのではないかと信じて、今回も論の続きを展開していきたいと思う。 前回は音楽家(作曲者や演奏家)に対する崇拝の消失を、アナログメディアからデジタルメディアへの転換の際に進行した、楽曲の「全体性」「世界観」の解体とともに論じた(「パッケージ化」から「モジュール化」へ)。 同時に音楽における制作者と聴取者との関係は、技術の進化の影響を受けながら、かなり劇的に変異す

    なぜ音楽は売れない――その本質と「お布施」による打開策 (1/5)
  • なぜ音楽は無料が当たり前になってしまったのか (1/5)

    音楽ビジネスの総売り上げはもはや最盛期の半分以下 いつか音楽について書こうと思っていたのだが、なかなか考えがまとまらず、と言うか、どこから手をつければいいのか見当がつかず、常に気になりながらもほかのネタを書くことで音楽の話題に触れることをできるだけ回避してきた。 ところが担当編集者から「なぜ音楽はこれほどまでに無料が当たり前になってしまったんですかね?」という問い掛けがあり、いよいよ書こうと思うにいたったわけである。 まぁ、音楽を嫌いという人はほとんどいないと思うけれども、筆者も若い頃からかなり幅広いジャンルの音楽は雑多に聴き込んできた自負があり、一時期DJの真似事もしていたこともあった。相当量のCDとアナログレコードも所有していた。ところが、数年前からなんとなくモノに囲まれた生活が息苦しくなり、徐々にCDを処分し、ついには今年の夏の引っ越しを契機にレコードもすべて売り払ってしまった。もは

    なぜ音楽は無料が当たり前になってしまったのか (1/5)