デジタル化が進む中、千葉大学は、データを活用して社会的課題の解決にあたる人材を育成しようと、来年度、データサイエンスの専門教育を行う新たな学部を設置する構想を進めています。 千葉大学が新たに設置の構想を進めているのは、「情報・データサイエンス学部」と、大学院の博士課程にあたる「情報・データサイエンス学府」です。 千葉大学によりますと、新たな学部は現在、工学部にあるコースを母体として、データを活用して社会課題の解決につなげる能力などを持つ人材の育成を目指し、来年度からの設置に向けて先月、文部科学省に必要書類を提出し、手続きを進めているということです。 定員は100人で、千葉市稲毛区にある「西千葉キャンパス」に設置され、3年生からは「データサイエンスコース」と、「情報工学コース」の2つのコースに分かれます。 また、大学院博士課程にあたる学府は、10人の定員が予定されています。 データサイエンス
「亡くなった子ども1614人、何らかの障害が残った子ども7115人」 これは、ある独立行政法人が公開している、2005年度以降の学校事故のデータです。 こうした中に、防げた事故があるのではないか。 私たちは、合わせて8729人にのぼるこのデータを、1件1件分析することにしました。 見えてきたのは、5月に突然死が多いという事実、そして似た事故が多数繰り返されているという実態です。 (NHKスペシャル「学校事故」取材班) ※記事の後半に学校事故の詳しいデータを掲載しています。 柚野凜太郎さん(当時中学3年生)は、バスケットボール部に所属し活躍していました。 将来はライフセーバーとして活躍することが夢で、中学生にしてそのための資格を取るなど、活発な性格だったといいます。 心臓検診や健康診断では特に異常はありませんでした。 凜太郎さんが倒れたのは、体育の授業で行われた体力テストのシャトルランの最中
未来の司法の形を考えるきっかけにしてほしいと、対話型AI「ChatGPT」を裁判官役とした、模擬裁判のイベントが東京大学で行われ、判決の行方に注目が集まりました。 このイベントは公正で中立な裁きが求められる裁判で、裁判官が「人間」ではなく「機械」だった場合、複雑な法律判断の可否や機械が人を裁く未来を受け入れられるのかといったことについて問題提起するために、東京大学の学生が中心となって企画し、会場の安田講堂には多くの人が傍聴に訪れました。 模擬裁判のシナリオは、元交際相手から嫌がらせを受けた女性が、現在の交際相手に相談したところ元の交際相手を殺害し、女性も殺害に共謀したとして殺人の罪に問われるという、架空の事件を想定し、検事や弁護士などは人間が務め、裁判官役を対話型のAI「ChatGPT」が担いました。 まず書記官役から「この法廷では裁判の正確性と迅速性を高めるために、人工知能を裁判官として
対話式AI「ChatGPT」の利用が世界で急速に広がっている中、各国は個人情報の保護などへの懸念から規制案や認証制度などの検討を始めています。 アメリカのベンチャー企業「オープンAI」が開発した「ChatGPT」は、質問を入力すると、まるで人間が書いたかのような自然な文章を作成できるため、さまざまな用途で利用が急速に広がっています。 一方、個人情報の保護や情報流出の懸念などAIがもたらすリスクについても指摘されています。 こうした中、アメリカではAIの利用に関する規制案が検討されていて、アメリカ商務省は11日、規制案に向けてAIの評価や認証制度などについて一般からの意見募集を開始すると発表しました。 また、イギリスではデータ保護の当局が、「ChatGPT」を含む生成AIシステムの使用または開発に関する留意点を公表するとともに、個人情報を活用する際の法的責任についても言及しました。 一方、カ
G7=主要7か国のデジタル・技術相会合は、2日間の議論を終え、閉幕しました。ChatGPTなどの急速な普及を受け、AIの適切な利用に向けた行動計画などを閣僚声明として採択しました。 G7デジタル・技術相会合は、AIや国境を越えたデータの活用などをテーマに29日から2日間、群馬県高崎市で開かれ、30日昼過ぎに閣僚声明を採択して閉幕しました。 AIの利用が拡大する一方で、プライバシーの侵害や情報漏えいなどの懸念も指摘される中で、今回の会合では、AIの開発や規制のあり方などで議論が交わされました。 採択された閣僚声明によりますと、各国はAIなどの新たな技術の適切な利用に向けて、法の支配や人権尊重など5つの原則を設けることで合意しました。 また「信頼できるAI」を普及させるため、AIの適切な利用に向けた行動計画を採択し、国際機関で課題や影響を分析することを確認しました。 さらに、国境を越えて自由に
大阪の下町を舞台にした昭和の名作漫画「じゃりン子チエ」。 令和の時代に再び人気を集めているというのです。 主人公・小学5年生のチエちゃんは、働かずにけんかとばくち三昧の父・テツに代わり、ホルモン屋を切り盛り。 個性的な登場人物に振り回されながらも、たくましく暮らしていく姿が描かれています。 昭和53年に連載が始まり、テレビアニメの視聴率は29.1%(関西地区)と人気を誇りました。 私も5年ほど前に「じゃりン子チエ」に出会った27歳。 同い年の友人から勧められ、動画配信サービスでアニメを見たのがきっかけでハマりました。 当時、就職活動中で、心が折れそうな日々を過ごしていましたが、チエちゃんに励まされました。 なぜ、昭和の下町感が満載の「じゃりン子チエ」が時代を超えて、人々の共感を呼んでいるのでしょうか。 (大阪放送局ディレクター 稲嶌航士)
社会人になって最初に命じられた仕事は、毛虫を取ることだった。 想像していた仕事とは違っていた。 まさかそれが30年以上続くとは思っていなかった。 でも今は、毎年、たった1週間のためだけにすべてをかける。 そんな春の守り手が大阪にはいる。 (大阪放送局 ニュースリポーター:小川真由) 新人研修のあとに… 大阪にある造幣局の職員、渡邊秀勝さん。 造幣局を志望したのは、巧みな技術が必要な国の勲章を作りたかったからだ。 しかし、1か月の新人研修を終え配属が決まったある日、上司についてこいと言われた。 桜の木にびっしりと列をなしているのは毛虫。1匹や2匹ではない。 「落として捕まえんねん」 毛虫を触るのは、子供の頃以来だった。 それから30年。 渡邊さんは“桜守”と呼ばれている。
人間のように自然な受け答えができる高度な性能を備え、世界で急速に利用が広がる対話式AI「ChatGPT」。開発したアメリカのベンチャー企業のCEO・サム・アルトマン氏(37)が来日し、NHKの単独インタビューに応じました。 この中でアルトマン氏は「想像できない方法で、私たちの生活を向上させるものだ」と述べた上で、「リスクを軽減するための規制が必要で、政府と話し合うことが重要だ」という認識を示しました。 「私たちすべての生活の質を向上させる」 アメリカのベンチャー企業「オープンAI」のCEO、サム・アルトマン氏は、「ChatGPT」を去年11月に公開した後の初めての訪問国として日本を訪れ、10日NHKの単独インタビューに応じました。 アルトマン氏は『ChatGPT』が社会に与える影響について、「新しいテクノロジーが登場すると、今日では想像できない方法で、私たちすべての生活の質を向上させること
小中高校生の読書感想文コンクールを主催する全国学校図書館協議会は、AI=人工知能を悪用して作成された感想文が応募されてくることを懸念して、来年度の応募要項を改め、盗作や不適切な引用があった場合に審査の対象外となり、事実上の失格となることがあるとする規定を追記することを決めました。 「青少年読書感想文全国コンクール」は、半世紀以上の歴史がある読書感想文コンクールで、小学校から高校まで、学校を通じて応募を受け付け、毎年、表彰が行われています。 コンクールを主催する「全国学校図書館協議会」によりますと、文章が生成できる対話型のAIの利用拡大を受け、コンクールの応募要項について昨年末から検討を続けてきた結果、AIの悪用の懸念が払拭できないとして、応募要項を改めることを決めたということです。 具体的には「盗作や不適切な引用等があった場合、審査対象外になることがあります」という規定を追記します。 AI
“生理休暇をください” 職場の話ではありません。今、学校でもそんな声が上がり始めています。 「女子だけずるい」「学校に必要なの?」 そう思った人にも届いてほしい。高校生の訴えです。 (大阪放送局 記者 鈴椋子)
子ども政策の司令塔となるこども家庭庁が、1日、発足します。少子化対策を含め、各府省庁で横断的に取り組むべき子ども政策を幅広く企画立案し主導していく役割を担うことになります。 子ども政策を社会の最重要課題に据えて取り組みを進めるため、去年6月に成立した法律に基づき、総理大臣直属の機関として、こども家庭庁が1日に発足します。 内閣府や厚生労働省から一部の部局が移管され、およそ400人の体制で、 ▽児童手当の支給や ▽妊娠から出産・子育てまでの一貫した支援、 ▽保育行政、 ▽それに児童虐待、いじめ、貧困対策など、子どもに関わる業務を幅広く担当します。 そして、各府省庁で横断的に取り組むべき子ども政策を幅広く企画立案するとともに着実に実施されるよう総合調整に当たります。 また、各府省庁に改善を求める「勧告権」も持ち、政策の推進を主導する役割を担います。 一方、教育に関わる施策は引き続き所管する文部
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